![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135563105/rectangle_large_type_2_df48fb2cdabfb8496eafc8226a3d03a2.png?width=800)
【画像生成AI】Midjorneyでキリヌキしやすい雲を作って、ふわふわ浮かぶ動画にする方法。
こんにちは、ハナコストックです。
今回はMidjorneyでキリヌキやすい雲を生成して動画にしました!という記事です。
そんな地味な話題なんですが、実は私が個人的にずっと作ってみたいと思っていたのは、切り抜きで動く雲。
![](https://assets.st-note.com/img/1711510051812-8HeLg9k2kR.png?width=800)
フリーの空の素材っていっぱいあるので、そこから雲を切り抜いて動かしてもいいんですが、雲単体でいい形の雲ってなかなかないんですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1711761320651-SdXhKqqvAW.jpg?width=800)
なので今までは、Photoshopのブラシで描いた雲を動かしたりしていましたが、やっぱり画力不足で手描きっぽい。もっと自然な雲が作りたい。
![](https://assets.st-note.com/img/1711761951618-4nXojbOGgN.png?width=800)
雲単体でキリヌキ素材になっていたら、レイアウトによって場所を動かして自由にデザインできるし、商品や好きな背景の上に雲を乗せることだってできる。
![](https://assets.st-note.com/img/1711510481402-saD82dKR8p.png?width=800)
そんな便利な雲を作りたいと思っていたのですが、CGで雲をつくる技術はないので諦めていたところ、生成AIのMidjorney様の登場です。
そこで、Midjorneyにお願いしていい雲を生成してもらい、それを切り抜いて動画にしてみようという試みです。
そんな地味な素材を作るために、世の中にAIが登場したわけではないので、テクノロジーの無駄づかいだとは思いますが、夢なのでやってみるしかありません!
前置きが長くなりましたが、早速いってみましょう。
Midjorneyで雲を生成
今回欲しいのはキリヌキしやすい雲。
AIのおかげでPhotoShopのキリヌキも飛躍的に便利になりましたが、それでも雲を切り抜こうと思ったら大変。
なので、切り抜きやすくて美しい雲をMidjorneyに生成してもらいました。
何度かリトライして出来上がった、こちらの左上の雲。
素材っぽい感じで、形も良くて切り抜きしやすそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1711507242142-ql74EzUAil.png?width=800)
プロンプトもこちらにはっておきます。
私と同じ志のある方は是非使って試してみてください。
—prompt(DeepL)—
White clouds float in a light blue sky. The clouds have soft edges and float individually, not densely. They float lightly and in various sizes. Simple background in a minimalist photographic style.
—プロンプト(日本語)—
水色の空に白い雲が浮かんでいる。雲は輪郭がソフトなエッジを持ち、密集せず個々に浮かぶ。軽やかに大きさもさまざまに浮かんでいる。ミニマルな写真スタイルのシンプルな背景。
出来上がりの画像もこちらに▶︎まとめていますので、そちらもよかったら!
Photoshopで修正
そのまま使ってもいいのですが、今回はphotoshopでいくつか作った雲を組み合わせて合成・修正して形を整えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711507475642-MYj0aki4h0.png?width=800)
Gen-2で動画化
動画にするにはPhotoshopで切り抜いて、AfterEffectsで動かせばそれっぽくなると思うのですが、今回はAIでやってみようと思います。
こちら生成動画AI「Gen-2」にアップロードして動画化していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1711511770311-tJuX3FYlmy.png?width=800)
先ほどの画像をアップロードしたら「空にふわふわ浮かぶ雲」とだけプロンプトを入力して動画生成しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711507952904-BC4sxbIPHq.png?width=800)
そして、出来上がった動画がこちら。
なんか微妙な動きと、色の変色が気になります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135560791/picture_pc_eb82776e765b694e5f8ef81469303b5a.gif)
Gen-2の動画化は最長16秒までなのですが、これ以上長くしても変色と変形が激しいので8秒が限度かなって感じです。
出来上がった素材を雲部分をマスクして透明化します。
![](https://assets.st-note.com/img/1711508067064-1V3AaNCg55.png?width=800)
透明に書き出す方法については、こちらの記事で詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。
After Effectsで調整
そして、グリーンバックで書き出した動画をAfter Effectsの「Keylight (1.2)」で透明化して、彩度を調整をしたのがこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1711763952669-f1fUP0qlqm.png?width=800)
なんかエッジ部分が不自然にくり抜かれてる感じなので、もうちょっと自然にするためにエフェクトを追加して、背景に色を入れたのがこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1711764131908-3LBWDN9rKL.png?width=800)
うーん、目を細めて見ればいけるかもしれない。
まとめ
いい感じの雲がAIで生成できるのはすごくありがたいです!
しかし、AIで画像を動画化するには、動きも微妙だし色が変色してしまったり、透明マスクもざっくりなので、理想通りにはまだまだいかないですね。
先ほどの画像をPhotoShopで切り抜いて、After Effectsで動画化したのがこちらです。
かなり満足のいく雲ができました!
作り方はサイトにまとめていますので、よかったらそちらもご覧ください。
モーションエレメンツで販売もしていますので、そちらもよろしかったら(宣伝です/~)
画像生成AIについては、今後もまた記事にしていきたいと思います!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?