見出し画像

オランダで左胸全摘手術した話。

最近梅宮アンナさんが乳がんを公表して勇気をもらいました。
お久しぶりです。
オランダ在住シングルマザーのはなcomです♪

さて、どこから話そう。
非浸潤乳がんで左胸全摘が確定したのが今年の春。

この春は最強に苦しかった。

国際離婚の手続きに部屋探し

全摘手術に向けて医者とのミーティング。

どんなに誰かと話し合ったとしても

自分の人生、自分の身体。

最後に決めるのは私。


どう心の処理をすればいいのか?

不安で眠れない。

食事も何を食べたいのかわからない。

毎日泣きすぎて目がパンパン。

本当はぎりぎりまで働くつもりでいたけど
会社からもう病気休暇をとった方がいいと4月中旬から会社を休むことにした。

休ませてもらったおかげで
考える事が一つ減ったのでホっとした。

オランダは国内の公式の健康保険に加入していれば手術は基本健康保険内でカバーされる。
(毎年12月に健康保険会社やプランなどを変更する事ができる。)

私の健康保険は300euroまで自費で支払えば後は会社がカバーしてくれるベーシックプラン。プラスα病院を自由に選べるタイプにした。
※セカンドオピニオン後、健康保険内でオランダで一番有名な癌センターで手術する事ができたのでよかった〜

私が行った病院はアントニオ ファン レオフック という西アムステルダム
にある病院。この病院はオランダ人がほぼ100%勧めてきた所で
ヨーロッパ中から癌関連の医者が勉強にくる病院でもあるらしい。

外観はちょっとしたホテルみたいだ。

手術日が決まるまで外科医、麻酔医、看護婦に形成外科医とミーティングの嵐。

オランダ語で難しい話ができないプラスましてや英語でも専門用語が飛び交う日々、ミーティングの後は頭がパンク寸前でぐったり。
医者が説明する内容を絵で図解してもらったり、ノートにメモした後うちで日本語で調べまくり。

一番決断するのが難しかったのが再建手術の有無。
※Youtubeにまとめて見たので興味があったら見て欲しい。


オランダでは自家組織による再建手術は一回目で推奨していない。
健康保険内でできるのはシリコンか脂肪注入の二択だ。

そしてシリコンの再建手術は比較的簡単なのとシリコン会社と提携しているのか綺麗な術後の写真をたくさん見せてくれる。

あぁこれならシリコンも悪くないかも!と気持ちが傾いた自分がいた。

脂肪注入は最近健康保険適用になったらしく術後半年経ってからスタート。
私の胸のサイズだと2から3回ぐらいかな?とのこと。

動画にもまとめたけど私は異物を身体に入れるのは嫌だったので
最終再建手術をしない事にした。

いい意味でシステム化された国。先生たちは患者の状況を全てメモしてパソコンで同僚たちと共有。

外科医と全摘手術の件でセンチネルリンパ生検の説明や切り方などを話し合った。のに、この外科医は当日手術しないことがわかった。

えぇめっちゃ不安です・・・。
ミーティングをした外科医が経験のある腕のいい先生だから安心してください。と手術する先生の名前を教えてくれた。

Prof. dr フランケン ピーター?
男みたいな名前、、、。
インターネットで調べたらオランダの乳がん研究している機関の理事長兼医大の教授&女医さんだった。


手術日について。この病院では10日前に看護婦から基本連絡をくれる事になる。しかし私は状況が特殊だったので送迎してくれる人、術後の世話してくれる人を事前に探したかったので2週間前に看護婦さんが100%確定ではないけど教えてくれた。

4月30日。

手術の当日については次回書く事にします。

続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?