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ハトムギ化粧水(個人の感想です)

 最近インターネットでよく出てくる「首のイボがポロポロとれます!」という広告。見た目にも気分が悪い上に、作り物に見えるかたまりを綿棒や指先で落とす映像には、なんだか鳥肌が立ってしまう。

 私のスマホにこれらの広告が表示されてしまうのは、結局首のイボに悩まされる年代だからだろう。情報が収集されているのは仕方がない。

 実際、四十代に入ってから、見た目には変化はないが、触るとぷつぷつとした小さな突起が指先にあたるようになった。

 ちょうどその頃、娘の足にもイボができて皮膚科に連れて行くと、子どものイボは時間はかかるが自然治癒することが多く、劇的に治る薬もないので様子見でよい、とのことだった。
「気休めだけど、漢方出しておきますね」
 薬局で出てきた薬はヨクイニンだった。

 ヨクイニンってハトムギだよな、と思った私は気休めを増やした。
 娘にハトムギ茶を飲ませ、お風呂上りの保湿にハトムギ化粧水を塗るようにした。娘のイボはあまり治らなかったけれど。

 そして、ハトムギ化粧水のほとんど無臭でさらっとした手触りが気に入ったので、私も使ってみることにした。
 お風呂上りに顔にスプレー三回、デコルテに二回。
 液状なのですぐに両手で顔から首回り、耳の後ろまでのばす。これだけ。
 日によっては保湿クリームを重ねることもあるが、夏の間は汗をかくのでほとんどハトムギ化粧水のみにした。
 朝の洗顔後は塗ったり、塗らなかったり、その日の気分で適当に。

 これを一か月ほど続けた頃に気がついた。
 首を触っても指先にぷつぷつを感じることがなくなっている。

 いやいやたまたまかもしれない。

 疑い深い私は、その後一週間、ハトムギ化粧水を塗るのをやめてみた。すると、ぷつぷつが復活。
 どうやらハトムギ化粧水が効いているらしい。

 それから一年近く経ったが、ぷつぷつはときどき現れては、ハトムギに撃退されてを繰り返し、私の首には今のところ、目に見えるイボはない。

 だからといって「みなさん、ハトムギ化粧水使いましょう!」ということではない。体質に合わない人もいるだろうし、まったく効かない人もいると思う。私が運よく体質に合う効果的なものに出会えただけの話。

 だけど、スマホの広告に「うっ」となる度に、この怪しげな広告をクリックする前にハトムギ化粧水を試してみたらいいのに、と思っている。

 私は最初に買ったメーカーのものをなんとなく続けているけれど、ほかのメーカーのものでも成分は大差ないだろうし、500ミリリットルで千円くらい。試しても損はないと思う。

 なんだか、宣伝広告のようになってしまったけれど、同世代の方の首筋が目に入ったときに、話したい、でもさすがにちょっと失礼だよな、という葛藤をここで消化したかったので。

 もし試してみて、「効いたよ!」という方がいらしたら、コメントください。喜びます。

(※あくまでも個人の感想です)

これまでに、頭の中に浮かんでいたさまざまなテーマを文字に起こしていきます。お心にとまることがあれば幸いです。