過去勤めた職場の先輩の話と自分の強かさについて書こうとしたら前置きが長すぎた話


大学新卒で就活を張り切らなかった私は、とある接客の職場に勤めました。


職場の掃除のおばちゃんには、
『こんな山奥に、大学出てんのにあんた下界でなんかやらかしたの?』
と言われました。

(やってねーし下界ってなんだよw)

そんなところに勤めました。



そこで出会った先輩(男)は、私より確か13歳年上。
タバコをばかすか吸って、酒が好き。酒の当てには甘いものだそうだ。

(酒に甘いものってあうんか!!)



当日20代前半、世間を世界をあまり知らない私にとっては、
とても刺激的で愉快な職場でした。




ひとまず、私がなぜその職場を選んだかについて。
今、将来に迷っている方、参考にしてくださいw w w


大学に入った目的は、「部活を頑張ること」。
でも、ある理由で1年生の時に部活を辞めました。
そして当初の目的である「部活」がなくなり、
なーーーーんにも無くなった私は
大学生活を頑張る意味を見いだせなくなっていました。


だからと言って、時は進みます。
単位は取らなきゃいけないし、飲み会はあるし
遊びたいし、時間はあるし、バイトもします。
右へ倣えしていれば、好きな人もできるし
言い寄ってくる人もいる。
まあそんなところでしょう。


でも、私がいるところは、体育科。
ジャージの女とノリの良い男達の集団。
彼らは、いつも側にいるジャージの女には目もくれず、
膝を出し、ストッキングを履いて可愛らしい服を着た、
いい匂いのしそうな髪の長い女子達を追いかけていました。


そいつらが興味を示さないのであれば、
他をあたる私たち。
でも私には、そんなツキが来ません。
何故なら、やさぐれていたから。


部活を辞めれば、動きません
食は落ちずとも生きていくには腹が減ります。
よってどんどん太ります。
52kgだった体重も最高62kgくらいまで行きました。笑

その昔、試合で活躍すれば、
「どこどこ中の人がアドレス知りたいって〜」
とかちょいちょいありました。
でもその頃の自分は、そんな過去もう見る影もなく。
唯一誇れる「部活」もなくなり
やる気もない、モテない、物の見方はうがっている。
捻くれ者。
いいところなんて一つもありません。
顔、表情にも滲み出ていた事でしょう。


もう大学生活の目的は、ただ一つ。
「早く卒業すること。」
に大学1年の夏で絞られました。


上記の容姿とメンタルを引っ提げて、
雑草、何度も踏みつけられ、むしり取られ
何度も倒れそうになりながら、
「何があっても大学は卒業する!」
だけを目的に。ただただガムシャラに日々を過ごしました。


ほんと。
どうしようもなかった。
「部活しないで在籍できるなら、あたしだって辞めたい」
といびられ、
「体育科なのにお前は何部にも入ってないのはいかがなものか」
と言われ、
科の飲み会では、女の底辺に見られているため、
抱きつく、触るとか普通です。


自分とは何か。
部活をしていないと人じゃないのかな。
生きていけないのかな。
とすら思いました。


ただ、当時は頭も相当硬かったと思います。
若かった。
部活をとられたことが4年間ずっとトンネルに閉じ込められてしまったように思います。
閉じ込めてしまった。とも言えます。


そんな大学生活でしたが、
楽しいこともない訳ではなかったです。
同性の友達には恵まれました。
支え引っ張り、並んで歩いてくれました。
みんな競技は違うけど「部活を頑張る子達」
だったからなのかな。
みんながいなかったら私は大学を卒業できなかったと思います。
唯一の救いでした。
今でも感謝しています。


そんなこんなで何とか、単位を取って
(基本やる気がないので追試とかも沢山受けたし、難しくて単位落として
別な方法で単位取るとかも沢山やりました。)
卒論書いて、(どの教授選ぶかも大事です。講義を受けたり人となりを知って選びましょうw)
卒業にこぎつけました。


でも就活だけは、やる気が起きなかった。
だってまず、自分に誇れる物が何もないんだもん。
大学4年間で頑張ったことは?と聞かれても、
「大学4年で卒業することを頑張りました。」
しかなかった。


必死に頑張ったことといえば単位を取ること。
でもそれは当たり前だし、それをして初めて
「就活」っていうスタートラインに立てる。
インターンとかボランティア、何かの研究をしたとか
部活をしたとかのの成績があるとか・・・
私にはそのどれもありませんでした。


親には、就活しなさい。
何やってるの。
心配だ、育て方間違えたかな。
とか色々言われたけど、
元はと言えば、「部活」にこだわっていたのは
親だし、それをしている私にこだわっていたのは
周りでした。
周りの期待に応えたくて、
大学でも競技を続けることにしたけど、
辞めていいなら、高校で辞めたかった。


就活の時期は、もうそれが爆発して、
頑なに就活をしませんでした。
「私は、私のやりたいことを卒業してからやる。」
と宣言し、
卒論をかき、発表して
卒業式、科のお別れ会?をしました。


その帰り、友達と逃げるように帰ったのを今でも覚えています。
名残惜しくもなく、早く明日からの大学と関係のない生活になりたい。
と2人でブツクサ言いながら
速歩で帰りました。
その日は、4年生で大学に行かなくていい日々と
卒論の引きこもりでさらに太って63kgくらいありました。笑
まん丸白豚の袴姿、誰が喜ぶのだろうか。
そのまま出荷されたらよかった。


そんなこんなで、
急にやる気が出てきて、
翌日ハローワークへGO!
山奥のお宿へ4月から勤めることになりました。


つづく。

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