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読書会に参加したこと。

こんにちは。

かねてより大阪で主催される読書会とやらに行こう、と思いつつ時が流れていましたが、先日ようやく行くことができました。

今回の読書会の趣旨は、『今までに何度も読み返したマイバイブル』でした。私は一ヶ月くらい前より、どのような本を持っていこうかなあ、と吟味に吟味を重ねていたのです。
劉慈欣氏の『三体』を再読して持って行くには少々時間が足りません。夏目漱石氏のいくつかの小説か同氏の『私の個人主義』か。もしくは、最近読み込んでいる池波正太郎氏の歴史小説すべきか・・・。
結局のところ前日まで悩んでいました。

当日早起きし、本棚の前に立ち、手に取った一冊は岡潔氏の『情緒と日本人』です。『春宵十話』にしようと探したのですが、見当たらずに『情緒と日本人』を鞄に入れました。
会話の幅を広げるため、他に数冊持って行きましたが、結果的に出番はありませんでした。

『情緒と日本人』を再読しながら、電車に乗って読書会が開かれるホテルのカフェに向かいます。他の参加者がどのような書籍をお持ちになるのか・・・、と期待と不安が車窓の景色に合わせて流れます。

カフェに着きキョロキョロと周りを見渡していると、参加者の男性が私を案内してくれました。読書家は優しい〜。

参加者が12人で主催者が2人。老若男女が三つのテーブルに別れます。
そして、各テーブル自己紹介をして各々の持ち寄った本を紹介します。初対面ですから、自己紹介に時間がかかります。まあ、それが醍醐味かも知れませんね。

他の参加者が持ってきた本。

ありがとうの神様
蜜蜂と遠雷
島根の弁護士
52ヘルツのクジラたち
星の王子さま

時間を取れたら、読もう!!
一度席替えをしましたが、全員と話すことはできませんでした。

読書会に参加しての感想としては、正直気負いしすぎていました。本を持って来ずに会話を楽しんでいる参加者もいましたし、漫画を持参されている参加者も。他の参加者には、私が持参した『情緒と日本人』がかなり真面目でお堅い印象を与えてしまいました。まあ、それもいいでしょう。

皆様も時間が取れるならば、ぜひ参加されることをお勧めします。汗牛充棟でないからと言って引け目に考える必要はなく、気軽に足を向けていいのです。本好きですから、皆さん聞き上手です。本以外の会話も楽しめますよ。

参加費は500円で飲み物代が700円。合計1200円。
朝の2時間、大変有意義な時間となりました。また、時間が合えば参加したいと思います。



花子出版     倉岡

文豪方の残された名著を汚さぬよう精進します。