星街すいせいに見る一番星

ちょっと前の話。
星街すいせいの3Dお披露目の件ですね。
あれはなかなか考えさせられる。


さて、仕事帰りのヨドバシで見かけた「聖剣伝説3」の文字。
4月に出るなーと思ってたら、いつの間にか、もうそんな時期なのかー。
予約するかしないかと考えてたら、そんな時期ー。
PS4にするか、Switchにするか、悩みどころなんですなぁ。
ポケモンのおかげでSwitchを買ってしまったので、PS4のThe ゲーム機という性能の高さ、画質の良さに惹かれつつも、Switchの据え置きにはないお手軽さも捨てがたい。
今のところはSwitch版が優勢です。
PS4はFF7リメイクも出ますし、多分、PS4=FF7、Switch=聖剣伝説3となるかな。
ちなみにFF7ではジェノバさんが一番好きだったりします。
昔の思い出で、セフィロスがニブルヘイムでジェノバと会うシーンの前専用のセーブデータを用意したくらいですよ。
ニブルヘイムのホルマリン漬けバージョンで操作キャラになりませんか?
そうですか。


本題


星街すいせいの3Dお披露目全編ライブ。
結構書いている人がいるようなので詳細は省きますが、これまでのホロライブのお披露目とは少し違うなと感じたことをつらつらと。

まずはステージの広さ。
多分、普段の3D配信、コラボ放送と変わらないスタジオなのかも知れないけど、照明効果と言えば良いのか、光源でとても広く感じた。
両翼はまぁ、画面比率のあれもあるんだけど「奥行き感」っていうのかな。
そっちの広さがとても出ていたと思う。
後光や暗転、直上からの証明、床に映る影。
この辺りもとても細かく描かれていたと思う。
動ける範囲は決まっているんだろうけども、この効果とカメラワークのおかげで、結構な範囲を使っているのでは?と思わせる場面もあったりする。

奥行きと言えばイグニスが抱えるINSPIXもなかなか強烈な視覚効果を持っているものの、如何せん実戦投入が少ない。
さすがにこれに迫るほどの視覚効果がなかったとは言え、平面に近い演出を光源とカメラワークだけで変えてくる事自体は、技量の進歩とも言えるし、新しいことへの挑戦と、今ある材料の分析を欠かしていない査証でもあると思う。
「ホロライブは日々進化中」ということかもしれない。


次に小物。
普通に見れば3Dモデルに目が行くところだけども、花陽浴的には小物「マイク」に目が行った。
ライブとは言え、ぶっちゃけVの者に「それ要るか?」と思うところだけど、これも今回のライブではいい仕事をしたと思う。

手持ちのマイク、マイクスタンド、インカムと、曲によって変わっていく。
それに合わせてすいちゃんのダンスもそれぞれの小物に合わせた踊りに変化する。
これは良い。

マイクを握ればステップと上半身で魅せ、マイクスタンドでは上半身を特に大きく動かして動かせない足元をカバー、インカムに至ってはリミッターでも切ったのかと思うほど、ぶんぶんと身体を振り回す。

さらに、これらの持ち替え、切り替えはステージを暗転させて「連続するパフォーマンスの中で」やってのけるという技を見せてくれた。
これまでのお披露目では、唐突にぱっと出る、消える、画面をフェードアウト、フェードインという手法で小物やステージの切り替えを行ってきたので、ライブという舞台を中断させずに「差し替え」をする配慮に感動を覚える。
これにより、次の曲を楽しみにしつつ、いつの間にか、スタイルにも変化が出たという2つの楽しみが目の前に現れる。
この演出はニクいねぇ、ホロライブ。


あとはモデルの振り回し方。
いやさ、動くのは知ってるんだけども、ここまで振り回せるのかと。
特にAqoursの「Daydream Warrior」。
実際のAqoursダンス組ですら息を切らす箇所もあるダンスを見事に踊りきった。
さすがに技術の限界か、はたまた体力の限界か、キレはいささか鈍いようにも感じるが、よくモデルが暴走せずに、振り回せるものだと感心する。
約1時間、不慣れな身体だろうに、よく振り回した。感動した。


もともと「アイドル志望」だった星街すいせい。
雑談配信などでもちょこちょこ語っているようで、いろいろなアイドル事務所のオーディションを受け続け、落とされ続け、ホロライブに至っても一度は落とされたそうだ。

それでも自前の負けん気で「星街すいせい」はここに居る。

自ら「落とした事務所に後悔させてやる」と呪詛を唱えるくらい負けん気が強い。
そして「拾ってくれたホロライブには"拾ってよかったと思わせる"」とも言う。
ここまで根性のあるアイドルは居るだろうか。
ここまで忠義のあるアイドルは居るだろうか。
見渡せば確かに居るのかも知れないが、諦めることを知らない、そして感謝を忘れないアイドルというのは、とても希少な存在だろう。
だからこそ彼女は「トレンド1位」として一番星をつかめたのかも知れない。


個人的にはお披露目ライブは「音質」「パフォーマンス」部分で最良とするには物足りない部分があったが、これが「もし本物のライブだったら?」と期待せざるを得ない結果に結びついた。
音源もマイクも「ライブ」向けのものではない。
ましてや再生環境はYou Tubeの音源を一般家庭の音響機材でお届けしているのだ。
だからこそ、それらが全て揃ったらどんなことになるのだろうか、と思わせるには十分なライブだった。
例え完璧でなくとも「次」を願わせるライブだった。

今のホロライブは個性的なメンツが増えに増え、「歌唱力」のあるライバーも増えてきた。
個人的にはAzki含め、歌上手い組でユニットなり組んでライブやCDを出してもらうことを期待したいところだ。
ホロライブ内でのユニット対抗なんてのも面白いかも知れない。

豊洲PITでも好評だったが、ホロライブには多くの武器が揃った。
それをどのようにうまく使っていくか、どのように組み合わせていくか。
運営にとっては課題であり、ファンにとっては大きな期待と楽しみでもある。
きっとこれからも「一番星」を輝かせてくれるだろう。

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