叩かれるべきは魂ではなく、その思考

企業勢では珍しく、運営に信が置けるホロライブでのやらかし事案。
案の定、叩きたくて仕方なかったアンチやクレーマーが湧いておりますな。
ただカバーの動きも早く、これまでの実績も相まって、どっとライブほど酷いものにはなってないですな。


ここ最近、良質の曲を良質イヤホンで聞いているので、ついに次のイヤホンを考え始めましたね。
今使っているのが4万近いので、正直、これ以上積むと本格的な機材に突入するので、今までのようにじわじわ購入価格帯を釣り上げるのは、正直宜しくない。
遍歴としては
オーテクの10000円前後モデル(有線/ダイナミック)
 ↓
オーテクの15000円前後モデル(有線/ダイナミック)
 ↓
DUNU 1000 18000円(有線/BA2+ダイナミック1)
 ↓
BOSE SoundSport Free wireless headphones 27000円(完全ワイヤレス)
 ↓
オーテク ATH-CKR7TW 17000円(完全ワイヤレス)
 ↓
TFZ No.3 16000円(有線/ダイナミック)
 ↓
HIDIZS MS4 37000円(有線/BA3+ダイナミック1)←イマココ
という感じ。
流石に買い替えがあったとは言え、総額15万単位にもなると、そろそろかと思うわけですな。
カ ス タ ム I E M。
いくつか機種は選定してるけども、やっぱ高ぇ!
某イヤホンショップでも、メリット・デメリットが書いてあったけど、メリットとしては耳に合う、遮音性がある、自分だけのイヤホンとかに対して、デメリットが納期まで長い、価格が高いという感じで、音質を追求する側からすれば、あぁそう。で?というレベルのデメリットしか無い。
とはいえ、やっぱり「価格が高い」というのは桁違いで高いわけで、マックでハンバーガーを注文するような気軽さはないわけです。
でも、こういう悩んで、いろいろ調べてるときが一番楽しいかも知れない



本題



常闇トワ様。
個人的には、あぁ、ついにやったか、という思い。
個人のツイッターでちょっと触れたけども、桐生ココのお泊りコラボ時にもWebカメラを起動して、部屋の中を数分映し出し(視点がずれていたので何も映らなかったが…)、そのときはゲラ笑いするだけで、危機意識が感じられなかった。
そうして見ていて思った。
こいつはいつかやらかすなと。

Vtuberはその性格上「魂の存在は隠されなければならない」という暗黙の了解があると思います。
家族や親しい知人には仕方ないとは思いますが、特段、広く知らしめるべき情報ではないというのは界隈の認識と。
一方で、そのベールを破ることを趣味とする方々は「特定」することを目的にとしているので、声や喋り方の特徴から、元配信者の誰々だとか、声優の誰々だとかと遊んでいますな。
Vtuberはガワと魂が合わさって成り立っているものだと思うので、中身がどうであろうが、見える範囲がしっかりとしていれば、それでイイと思います。
中身を知って一喜一憂する人は、何だか特殊だなぁ、とも思いますが。


そんな「中身」が引き起こした常闇トワの騒動。
見聞きする情報では「男が居った!」「リア充かよ!」「部屋に男連れ込んで!」とかワーワー言ってますが、叩かれるべきはそこではないと考えます。
常闇トワも魂の方は「ヒト」なのだから、家族、知人、恋人が居て当然なわけで、そこにとやかく言われる筋合いはないわけです。
そこにアイドルだから、Vtuberだからというのも関係はないのです。
それはあくまでも「プライベート」な領域であって、例えYAGOOであっても踏み込んでいって干渉することは人権問題です。
なので、今回の件で「男がいる」という理由で叩く連中は、ただの片思い野郎で、勘違い野郎という分類になりますので、気にする必要はまったくないわけですよ、トワ様。


ただ、責められるべきは2点と考えます。

一つは咄嗟についた「嘘」による信用毀損。

人間は突然襲いかかる出来事に「反射的に反応する」ようになっています。
余程訓練を積んで、常日頃から脳内シミュレートでもしない限り、この反応は必ず現れ、総じて本能・本性に近い反応をしてしまいます。
今回、イレギュラーな事態に対して咄嗟に「ホロライブのスタッフ」と嘘をついたのは、よろしくない。
出ている情報やあらゆるコミュニケーションのツールの仕組みを考えても「突然会話が混線したこと」による"驚き"ではなく「配信中の音声に男性の声が乗ってしまった」"焦り"からの嘘というのは、極めて真実に近いものだと考えます。

ボイスチャットツールの混線であれば、そもそも何故混線しているのかわからず、「設定を見直す」「まずはミュートする」という行動が自然で、その後の釈明についても「よくわからんが混線した」となるはず。
ただ、即座に「ホロライブスタッフ」と口にするからには、既に男性の声は入っていることは認識出来ていたはずで、事前に何の設定もなく、全く関係のないチャンネルの会話が、配信中の音声に、操作者に聞こえないような状態で入ってくるような、事象が発生したのだとすれば、むしろセキュリティ上の重大な懸念事項であって、むしろネットを中心に活動する全ての配信者に、使ったソフト名や設定などを含め、注意喚起と情報共有する事案に発展すると思います。

配信したことのないド素人がここまで推察できる状況であるので、界隈一般的には「あれは嘘だ」と思われても仕方ないかと。
で、嘘を付いたと思われれば、当然、その口から語られる言葉は「全てウソ」に聞こえてしまうのも仕方のないことです。

まぁ、我々には上辺だけでも良いですが、せめて「泥を塗ってしまった」カバー側には真実を話してほしいものです。
全く関係のない「カバー株式会社」を引っ張り出してきて、自ら「あれは嘘だ」というのだから、会社としてはもらい事故のようなもの。

特にここまで叩かれる要素の少なかったホロライブが出した貴重な火種なので、大事に囲って、燃え上がらせようとする厄介勢やファンチにとっては「聖火」みたいなもの。
おそらく、今後も絶やすこと無く、火種を焚べられる「何か」をしばらく物色することでしょう。
これこそが「最も厄介な案件」ではありますが…。


もう一つは危機管理意識の欠如。

序盤にも触れましたが、トワ様は既に自宅のWebカメラを起動して桐生ココを含め実像をお披露目しそうになった(未遂)放送事故を起こしています。
当時は桐生ココの丁寧な汚い言葉と勢いで乗り切っていましたが、当時のチャット欄でも、むしろリスナー側が焦るという現象もありました。

それについて個人的には何となく存在する「業界の暗黙の了解」や「界隈のルール」に抵触するようなものであって、Vtuberの存在を脅かす事案であったと感じるレベルでしたが、本人はずっとゲラ笑いする一方で悪びれる素振りも、焦る素振りもなかったことは、今後の活動に際して「警鐘を鳴らす」事案だったと思います。

ついては、普段から「ことなかれ主義」なのでしょう。
もしかしたら「今までやってきたことだし」という経験から、「いつも無事だっただけ」の経験則が、今回に限って崩れてしまったのかも知れません。
メーデー民ならなんとなく分かる言葉だと思いますが…。

いずれにしても「起こるべくして起きた事案」であると思います。
逆に考えれば、この程度で済んでよかったとも言えるかも知れません。

眷属には優秀な分析班も付いているようで、弁護として音声内容や考えうる日常のシチュエーションから、男性が同室に居た根拠は薄いとの見解も見れます。
一方で、配信時のゲームに関係のない話をしていたことや、コメント欄と同じ発言をしていたことから、当時の配信に強く関係のある状況だったことは否定できません。

個人的には「無関係な男性」ではなく、プライベートで付き合い(友好関係含む)のある男性らとグループチャットを日常的に行っていて、今回の件もその「プライベートな生活の延長上で配信をしてしまった」ことによる事故だと考えます。
噛み砕くと「配信は配信」「個人の時間は個人の時間」と明確に線引きをせずに「ながら」で配信とグルチャをしてしまった結果かなと。

これが事実であるとするなら、私生活の中で、身を削ってまで企画やファンを楽しませようとする他のホロライブメンバーに対する侮辱的行為でもあり、配信を待つファンに対しても裏切りの行為と言われても仕方ないと思います。
あくまでも「配信」は、企業に属するVtuberにとって「仕事」だと考えます。
個人勢の何者にも縛られない「趣味」とは違い、あくまでも企業に属する存在であるなら、「ホロライブプロダクション」や「カバー株式会社」という社会的信用で成り立つ存在を背負っている上での活動であることは、常に自覚しなければならないと思います。

仮に分析班の予想を裏切って、同室に存在していた場合の問題点としては「カバー株式会社」としての「企業情報流出」が懸念されます。
公にされないライブ情報や今後の方針についてのやり取りや資料を簡単に入手されたらどうでしょうか?
もし、その相手が別のVtuberの運営企業に属していたら?
こうなると一般的なコンプライアンス違反であるのは明白で「懲戒処分」という言葉もちらついてきます。
主体が自宅配信なので、その辺りの開示レベルは特別に定められているものだと信じていますが、こういう自体に発展しかねないのでは、とも思います。
(意図的に送信するパターンもありますが、そんなことをしたら一発レッドカードですからね)


とまぁ、これら2点のみで、常闇トワを責めることは可能でしょう。
それ以外については、まぁ、せいぜい「職務上の怠慢」くらいですかね。
彼女の周りがどうあろうが、それは彼女の世界であって、叩く人たちの世界には含まれていないものです。
むしろ勝手に組み込んでんじゃねぇよと。

彼女らはファンに楽しいひと時を提供する。
ファンはそれを受けて、その時を楽しみ、そして応援する(宝物庫を開け)
通常はこれだけの関係でいいと思うのですよ。
本来はね…。

最後に、これまで述べた通り、常闇トワには「企業に属する上で、Vtuberとして存在する上で守らなければならない思考が欠如している」と考えています。
正直、天音かなたのPPT雑談にも言えることですが、Vtuberという特性上、極力「仕事」と「プライベート」は分けられるべきであって、今は「トワ様は何も悪くない」という言葉は、むしろ害であると思います。
ですので、少なくとも起きなかった「波紋」を生み出した責任は取らせることまではしなくとも、責任を感じさせるレベルまではしておかないと、本人のためにもならないと思いますよ。

労働事故の分析に使われる「ハインリッヒの法則」というものがありますが、1つの重大事故が起きるまでに、背景として29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するという経験則です。
数多の現場などで使われるこの法則に照らして、普段からヒヤヒヤさせることがあるということはいつか必ず、大きな事故を起こすと考えています。
なので、止めるべきところで確実に止めなければ、次はおそらく無いでしょう。
彼女を長く活躍させるためにも、ここは仕切り直しするのが最良と考えます。

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