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昔の妖怪16『酒呑童子 しゅてんどうじ』

妖怪の本を参考にして

少しアレンジ入れて描いてみた。

良かったら見て下さい。





では

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昔の妖怪 16『酒呑童子 しゅてんどうじ』

ざっくり説明↓

酒で人生が終わった鬼


詳細説明↓



酒呑童子は、丹波国(現在の京都府)

大江山一帯を根城にし、

茨木童子を始めとする強力な鬼の眷属を

従えて都を荒らしたという。

妖怪史上最強とも謳われる伝説の鬼である。

時は平安時代、酒呑童子とその仲間たちは、

都から女をさらい、人を殺し、

金銀財宝を盗むなど

悪行の限りを尽くしていた。

これを見かねた朝廷は、『土蜘蛛』退治などで活躍した

『源頼光 みなもとのよりみつ』と、

その部下である

四天王に酒呑童子の討伐を命じる。

山伏に変装して大江山を訪れた頼光一行は、

途中

熊野の神の化身である『新便鬼毒酒 しんべんきどくしゅ』という

鬼の身体の自由を奪う毒が入った酒を与えられる。

その酒を土産に酒呑童子のアジトに

乗り込んだ頼光は、

怪しまれながらも酒呑童子一味に

歓待を受ける。

頼光が持ち込んだ毒の酒を飲み、

酔いつぶれた酒呑童子は

奥の間で眠り始めた。

今が好機とみた頼光は、

山伏の装束を脱ぎ捨て、

甲冑を装着し酒呑童子に斬りかかった。

神々の支援もあり、頼光は酒呑童子の首を

一刀両断に斬り落とす。

しかし、そこは最強の鬼、

酒呑童子は首だけになっても

『鬼に横道なきものを

(鬼は、嘘をついたりしないのに

よくも騙したな)』と叫んで

頼光の兜に食らいついていく。

それでも、『神便鬼毒酒』の効き目は

やはり強く

頼光の振るう刀の前でついに力尽きた。



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