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詩編72*主は助けを求める名もない人と、見捨てられた人を救われる。

主は正義に満ちて民を治め、
まことをもって苦しむ人を
心にかけてくださる。

主は助けを求める名もない人と、
見捨てられた人を救われる。

貧しくふしあわせな人をあわれみ、
苦しむ人に救いをもたらされる。

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彼らが王(ヘロデ)の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。

学者たちはその星を見て喜びにあふれた。

家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。

ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。

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詩編72/マタイによる福音 2.9-12
主の公現 答唱詩編/福音朗読
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星の導きで救い主の誕生を知り、ついに見つけた東方の博士たち。

マリア様の側で眠るちいさなイエス様を見て、博士たちが間違いなく救い主だと信じたのはむしろ、イエス様が、世界中の誰よりも貧しく、か弱いお姿だったからなのかもしれません。

どんなに貧しいひとにも、苦しいひとにも寄り添い、必ず救うという決意を示してくださっているように感じます。

わたしたちも、神様に救いを求め、また、救いを求めるひとに、神様が差し伸べる手になれますように。

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。