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ルカによる福音書*清くされたのは十人ではなかったか。ほかの九人はどこにいるのか。

イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアとガリラヤの間を通られた。

ある村に入ると、重い皮膚病を患っている十人の人が出迎え、遠くの方に立ち止まったまま、声を張り上げて、「イエスさま、先生、どうか、わたしたちを憐れんでください」と言った。

イエスは重い皮膚病を患っている人たちを見て、「祭司たちのところに行って、体を見せなさい」と言われた。彼らは、そこへ行く途中で清くされた。

その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。

そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。

そこで、イエスは言われた。

「清くされたのは十人ではなかったか。ほかの九人はどこにいるのか。この外国人のほかに、神を賛美するために戻って来た者はいないのか。」

それから、イエスはその人に言われた。

「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」

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ルカによる福音 17.11-19
聖レオ一世 教皇教会博士 記念日
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イエス様が病気を癒し、罪を赦すのは、そのひとに、それをきっかけに、神様とともに生きる道を歩んでほしいからではないでしょうか。

だから、10人のうち1人しか戻って来なかったのは、とても悲しかっただろうな…と想像してしまう場面です。

でも、その9人もまた、思い直して神様のところに戻ってくれば、ちゃんと受け入れてもらえるはず。

私も、これから先、何度も何度も、どこかに行っては神様のところに戻ることがあると思うので、そこはしっかり信じたいところです(汗)

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。