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ルカによる福音書*このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい

(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)

それから、太陽と月と星に徴が現れる。

地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。

人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。天体が揺り動かされるからである。

そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。

このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。

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ルカによる福音 21.25-28
年間第34木曜日 福音朗読
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これからのことが不安なとき、どうなるか分からなくて怖いときこそ、神様が必ず共にいてくださることを思い出したいと思います。

神様から心を逸らすことなく、前を向ける勇気を、祈り求めることができますように。

昨年のいまごろは修理を控えていて音色が聴けなかった、旧出津救助院のハルモニウムオルガン。

ちょうど140年前(明治15年)、出津教会が献堂されたときに主任司祭だったド・ロ神父様が用意してくださったものだそうです。

今年はシスターが、聖歌「いつくしみふかき」を弾いてくださいました。

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いつくしみ深き 友なるイエスは

われらの弱きを 知りて憐れむ

悩み悲しみに 沈めるときも

祈りにこたえて なぐさめたまわん

(いつくしみふかき/2番)

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。