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マルコによる福音書*イエスは彼を見つめ、慈しんで言われた

今夜は、八幡町教会のミサで、福音朗読と共同祈願の手話通訳をお手伝いさせていただきました。

永遠の命を受け継ぎたい、というある人の質問に「すべて売り払って貧しい人々に施せば、天に富を積むことになる。それから、私に従いなさい。」とイエス様におっしゃいます。

それも、慈しみの眼差しを向けながら。

この「イエスは彼を見つめ、慈しんで言われた」という部分は、今回の手話通訳でいちばん表情やしぐさを丁寧に表現したかった通訳でした(私個人的にですが…)。

ても残念ながら、その人はたくさんの財産を持っていたので、ひどくがっかりしてイエス様から離れていきました。

財産をというほどのものはなくても、手放すのが難しいものは、かたちのあるもの、ないものに限らず、誰にでもいろいろあるもの。

なにも持たなくても大丈夫、安心してついてきなさい、と優しくおっしゃるイエス様に、「はい!」と素直についていけたらいいなぁと、しみじみ思った今夜でした。

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。