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詩編122*「神の家に行こう」と言われて、わたしの心は喜びにはずんだ

わたしたちは神の民、
そのまきばの群れ。

「神の家に行こう」と言われて、
わたしの心は喜びにはずんだ。

エルサレムよ、わたしたちは今、
おまえの門のうちに立っている。

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詩編122
王であるキリスト 答唱詩編
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昨日は、大司教様のパリウム授与式、王であるキリストを祝うミサのあと、もうひとつとても嬉しいことがありました。

長崎カトリック聴覚障害者の会(主和会)で、おひとりのろうの方が洗礼受け入れ式に与りました。

志願者用の油で額に十字の印を授かり、いよいよ『洗礼志願者』になられました。

耳が聞こえないということは、たくさん会話を聞いて、しゃべりることを積み重ねて言語を習得することができないということなので、言葉の微妙なニュアンスや難しい言い回し、文章を読み解くのが苦手な方も珍しくありません。

ですから、手話通訳者と一緒に神父様とのお勉強を一生懸命続けてきたけれど、聖書を読むのも大変ですし、まだまだ、分からないこともたくさんあるそうです。

でも、それでも神様を信じてみよう、神様と、そしてわたしたちと一緒に歩みたいという気持ちになってくださったことが、なによりの大きなお恵みだと思います。

それに、神様のことをすべて理解することは誰にもできないし、ずっとずっと祈り、学び続けないとならないのはみんな同じ。

これからみんなで一緒に、祈りあい、支え合って、信仰を深めていけたら、きっと神様も喜んでくださいますね。

来月のクリスマス近くに洗礼を授かる予定です。

これを読んでくださった皆さまにも、よい準備ができますよう、一緒にお祈りいただけたら嬉しいです。

写真は主和会結成10周年のときの記念カードを、会長さんご夫妻が営むお店(理容店)で見せていただいたときのもの。

よくよく日付を見たら、なんと11月20日。

ということは、昨日はちょうど39年目のスタートだったんですねー!

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。