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ルカによる福音書*人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の身を滅ぼしたり、失ったりしては、何の得があろうか。

それから、イエスは皆に言われた。

「わたしについて来たい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。

自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを救うのである。

人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の身を滅ぼしたり、失ったりしては、何の得があろうか。」

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ルカによる福音 9.23-25
四旬節 灰の式後の木曜日 福音朗読
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こんなことないほうが幸せなのに…そんな経験があるからこそ、誰かの傷に気づき、寄り添えることもあると思うのです。

神様のために(イエス様のために)、というのを言い換えれば、目の前で、そして遠い国で、傷ついているひと、苦しんでいるひとのために、自分のものを差し出すというとこではないでしょうか。

どんなにちいさな祈りでも、ささやかな犠牲(我慢)を捧げることでも、ますば自分にできそうなことからでも。

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日本二十六聖人が殉教した西坂の丘には、マルコによる福音書のにある、同じくだりが刻まれています。

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。