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統合失調症と外の世界🌃

統合失調症と外の世界、
仕事や友達や周りの人たちとの関わり。
それは統合失調症の発症前と後では全く違うものになってしまった。

元々のかかちゃん🧒は、すごく人付き合いが上手くって誰からも好かれる明るい朗らかな人だった。

「誰からも好かれる」今、思い返してみれば誰に対しても、相手のペースに合わせていて、自分を押し殺していたのかもしれないね。

かかちゃん🧒と話すとなんだか落ち着く、そんな人だった。
(一方ととちゃん🧔はというと…ちょっと人と関わることが苦手なタイプ、マイペース。)

かかちゃん🧒の体調が少しずつ悪くなっていて、統合失調症と診断された今、かかちゃん🧒は仲良かった友達や信頼していた仕事の仲間、さらには初めて出会う街中の人。
全ての人に対して疑心暗鬼になっていてアンテナを張りすぎて、感じ取りすぎて疲れてしまう、そんな感じ。

○○さんはこんなことを考えているんじゃないか、△△さんは罠にはめられているんじゃないか、騙されているんじゃないか、嘘ついているんじゃないか、□□さんは信じちゃいけない!

そんな気持ちが渦巻いて、苦しくなっちゃっている。

「そんなことないよ。大丈夫だよ。考えなくていいよ。」そんなととちゃん🧔の声はかかちゃん🧒には届かない。

かかちゃん🧒もそう信じたいけど、頭に中の何かがそうはさせてくれない。

それが、かかちゃん🧒の中に住む、【統合失調症】の正体なのかもしれない。

外に出ると全ての人、もの、こと、本当に全てのものが信じられなくって、ひとつひとつに疑心暗鬼になっている。
そんな世界じゃ安心して過ごせないよね。怖くて不安になって、外の世界も人との繋がりも、もう楽しい場所じゃなくなっちゃうよね。

お買い物一つ行くにも、外の世界との関わりは絶対にある。外に出れなくなってしまうのもなんだか少し分かる気がする。

かかちゃん🧒はととちゃん🧔とはなちゃん🐕と安心できる家の中から、一歩二歩三歩。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、外に出て空気を吸う、日を浴びる。
そんなところから始めたっていいよね。

絵: かかちゃんの🧒見る世界。
目がたくさん。こっちを見ている。

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