笑うマトリョーシカ 1話感想
まず総括として、単純に続きが気になる滑り出しだった。
1話から思っていた以上に情報が気前よく渡されてびっくりした。過去のシーンから鈴木は清家を利用しているの確定だし、そのうえ清家も利用されていることに気付いているっぽいというところまで明かされた。
道上の父の死にも鈴木が絡んでいるのもほぼ確定のように思える…けれどこれがひっかけで後からひっくり返されるのかな?
清家が道上に助けを求めている?という展開も、ドラマによってはこれ最終話の一話前ぐらいの内容では。みんなが考察して辿り着くような背景があっさり渡されている感じ。
と、いうことは、この一連の事件の裏にあるのはそんな簡単に読み解けるものではないはず……と次回にもその先にも期待が膨らむ出だしでした。
取り敢えず、ソファで寝ている学生清家くんは寝たフリしていて自分を利用しようとしている鈴木の思惑を知ったうえでそれに乗っている、という予想。
利用されているフリをしながら、実は利用しているのでは?
その他感想箇条書き
・全ての場面ストレスフリーで見られた(私にとってすごく大きい)
・キャスティング、大変良い
・ものすごくテンポ良くて、重複になるけどこのままでは来週最終回?と心配になるほど
・思っていたより鈴木清家の絡みがなかったので、これからに期待。(しかし短いながらもあの労いのシーンはインパクトと余韻あった)
・鈴木が操っていると思っているけれど清家自身のほうが一枚上手だった、というか、マトリョーシカの一番奥に鈴木以上に強烈な強い意思を隠し持っている、という展開と予想しているけれど、そのマトリョーシカが一つずつ開けられていくのが本当に楽しみ
・若清家くん、最近他ドラマでいいなぁって思ってたコだったので嬉しい。スポンジ感とミステリアス感、ある
・清家一郎くんのキャラ設定、改めて大変良き良き
・個人的にはまだ予告などで見ていなかった、道上の取材時に言葉に詰まって鈴木に助けを求めるように視線を送る……からの一連の表情がどちらにも取れる(全て知っているうえでマズイことになったと思っている・道上の父の死については初耳で、このことが「自分の」野望の妨げになるのではと危惧している)のが良かった。あーでもこの時に初めて鈴木に裏があるのをを悟った、というのもあるか。
・あの道上の訴えをそのまま吸い上げて自分の考えとして発信するとこ、ゾクゾクした。あの会見事態が自分はこういう人間なんだという道上へのメッセージとも取れるわけで。
・清家の一番奥に隠し持っているものが何であれ、それが悪だろうと善だろうと混ざり合ったものだろうと、翔さんがこの役を演じてくれて本当に嬉しい
・鈴木が用意した台本にサッと目を通しただけで頭に入れたり、道上から聞いたエピソードをすんなり自分のものにして語れるというキャラ設定、「櫻井翔の当て書き」感が強く出ている気がしてすごく好き。
・見ていてくださいね、のところ。あの距離をグイグイ縮めていくところ。予告でも何度も見ていたけれど、本放送はヤバかった。人を落とそうとする時に清家一郎は意図的にこうやってきたのか、それとも本心から道上に助けを求めてのあの距離感だったのか。どちらにしろ、あんな顔であんな声で、懇願されたら、心が動いてしまうだろ、誰が断れるんだよコレ…という破壊力だった。
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