五七五のつぶやき(117)
桜色 包まれされど そこにある
(さくらいろ つつまれされど そこにある)
こんにちは、hana.hafuriです。
(彼方より 来る訪問 心花)
4月の、桜の花が満開だった時のことです。
以前詠んだ下記の句で、桜の木にある鳥の巣のことを取り上げていました。
その時には、「春になったら、この巣は見れなくなるのだろう」と思っていました。
ですが、「そこに、ある」と分かっている状態で見たため、桜満開の最中でも、ちゃんと巣を見つけることはできました。
簡単な詩を綴ります。
満開の
薄紅 花弁
木に 誇る
白白 霞む
木の 陰影
花が 雲 成り
木を 包む
されど 鳥の巣
枝の上
そこに あること
知るが ゆえ
桜の 合間に
その 姿
消える こと無く
枝に 在る
「在る」と 「知る」こと
それ ゆえに
見つけられたり
鳥住処
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