ちょこぽじ09
【”凡人”を楽しむ】
私は、平凡な人間だなぁとしみじみ思います。
とりあえず、驚くほど無資格なオトナです。
なにしろ、普通自動車の運転免許でさえありませんから。
英検とか簿記、とか。
販売やらパソコンの、とか。
花嫁修行的なお花とかお茶とか。
全然、何も持ってません。
身分証明書としての、原付免許と。
一度も使わず、失効しそうな教員免許くらいなもので。
驚くほど何も無い、”凡人”なのであります。
自分に何も無い、ということが。
ずっとコンプレックスでもありました。
できる人と親しくなればなるほど、苦しくなる。
だから、距離を置いてしまう。
そんなことを繰り返したりもしました。
様々な仕事を転々としたり、色々な人と知り合うなかで。
ああ、でも、私ってこのままでいいのかなぁって。
そう思えるようになった時から。
とっても、と~っても楽になりました。
”凡人”だから、尋ねることも失敗することも恥ずかしくないし。
”凡人”だから、助けてもらうことも音を上げることも平気だし。
自分よりも優れたひとを、素直に認められるようになったし。
とっても楽しく、日々を暮らせるようになりました。
そんな訳で。
私にはこんな資格がある、スキルがある、ということを売りにしてではなく。
私には、ほんの小さなことしかできないかもだけど、好きだから大切だからこれをやってみるよ。
そんなふうに、取り組むことができるのです。
背負いすぎず、頑張りすぎず、結果を求めすぎず。
身の丈に合ったことから、ゆるやかに進めるようになったのです。
だから。
私は私を”凡人”な生き方を、楽しむことができるのです。
道産子の津軽在住2児の母。登校拒否長女との日々雑感と、しあわせに生きる”ちょこぽじ”のススメ。