報われた?「引きこもり」 続「男子校の悔恨」

高校の同級生と結婚した、同級生が今の妻、


そうした話を見たり聴いたりするたび超絶イラッとしてしまう、男子校(女子校)出身者あるある。‥‥もしかしたらそれほどではないのかもしれないが、でも、我々にはその「機会」すらなかったわけで。

やはり、異性が校内に居ないよりは居た方がいいに決まっている。第一、戦後は圧倒的に男女共学が普及しはじめたというのに、なぜ「今さら」男子校なんかに行ってしまったのか。まったくもって時代に逆行している。

もっとも、行ってしまった(行かされてしまった)以上は、男子校・女子校を失くしてほしいとは思わない。それだけ私のような、決して拭い去ることのできぬ虚しい想いだったり、共感してくれる方々が減るわけだから。‥相変わらず意地汚くて申し訳ないが(苦笑)

そうそう、以前書けなかったことに、クラス替え・席替えのつまらなさ。共学であれば「一大イベント」と化すであろうコレらも、男子校では極めて形式的なもの。あろうがなかろうが、ハッキリ言ってどうてもいい(笑)。意中の子と隣の席になりたい!そんな高揚感もまるで皆無。思い出すだけで虚しくなるね。

ちなみに当時男子校だった横浜高校出身の松坂大輔投手も、共学に通う同世代に相当なジェラシーを感じていたというのを、YouTube上の動画で発見。甲子園のアイドルだった彼なら他校生からもモテただろうが、同じ空間に女子が居なかっただけで、こうも後ろめたさのようなものを抱いてしまう。傷の深さを垣間見た思い(笑)


話題は変わって、住んでいる地域によっては三度目の緊急事態宣言が発令された、コロナ関連。先日の週刊誌にあった故・橋田壽賀子氏の「コロナ観」に、いたく共鳴した。いわく、

不謹慎ながら、今の状態が私には一番幸せなんです。「外に出てはいけない」という大義名分があるので人と会わないで済む。来客もないからお化粧もお洒落もしなくていい。一日中普段着でのんびりできるから


言葉にはしなくとも、前々から感じていたことを、先生が「代弁」してくれた。友人も妻もおらず、つまり、生涯孤独な私を生まれて初めて「肯定」する、このコロナ禍。さすがに先生ほどエンジョイはできていないが、さほど苦にはしていない。

今までずっと、若いのに、いい歳して等々、「謳歌」できない自分に引け目を感じて生きてきた。が、今はもう若くもないことだし、コロナ禍でもあるので、今後は堂々と、胸を張ってお家に居続けよう。

しかし、まさか「引きこもり」が日の目を浴びる?時代がやってこようとはね。人生、本当に何が起きるか分からない。

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