決して憧れてはイケナイ人?

出会いのきっかけは、職場が31.2%で最も多く、知人・友人の紹介が23.6%、出身学校関係が12.5%と続いた。近年では、「マッチングアプリ」が25%で、「職場での出会い」と同率で首位に躍り出た

週刊東洋経済12/23-30特大号【シンクタンク】より

と、のっけから引用をしてしまったが、そうらしい。そんなにマッチングアプリ‥‥いいか?(笑)。というか、独身男女の縁を取り持つ「お節介おばさん」が近所にいなくなり、親戚身内との結びつきが希薄になった現代社会において出会いの手段が、もうアプリくらいしかないのだろう。‥筆者はあまりいい思いはしていないがw、有料とはいえ結婚相談所のように敷居が高くなくスマホひとつで気軽に始められる点では、確かに、便利なツールではある。
「出身学校関係」が思っていたより少なかったのはよかった。男子校出身者は決定的にこの部分が欠落し、望んでも叶わないカテゴリーであるのだから。まぁ結婚に至らなくても、恋愛ごっこ‥もとい異性との交流は学生時代に経験を積んでおきたかったという、悔恨の念には変わらない。

「惜しい人生を送った」そう感じるのが、先日「本人」と特定された元指名手配犯・桐島聡。正体を悟られないよう長年にわたって隠居暮らしをしながらも、実はそれなりに友人(飲み仲間?)に恵まれ、けっこう年下の女性から告られたりもしていたらしい。組織の中で彼だけが逮捕歴のなかった世渡りの巧みさに加えて、わりと愛されキャラ?の要素も持っていたようだから、まっとうに過ごしていたら、私なんかよりよほど幸福な人生を送れていたのではないか。

それにしても約半世紀の逃亡生活‥。本名を語れず、銀行の口座をつくれず、社会保障の類も一切受けられないなか、尋常でない将来への不安や孤独感も若い頃にはおそらくあったはずだが「生ききった」、いや「生ききってしまった」彼には、ある意味恐れ入ったというか‥‥。
かつて無人島でも暮らしていた、超絶孤独を恐れぬ逃亡犯がフィーチャーされた。こちらも「実写化」したら、その筋に需要がありそうなこと請け合い。

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