男子校の暗黒、女子校の不公平

できるだけ、その手の映像・情報は目にしないよう努めている‥‥と、前回記したが、予期せぬときに「共学あるある」これが飛び込んでくる瞬間。

歌である。歌といっても、ジャンルは多岐にわたるので、主にJポップの、女性アイドルなんかが唄っている曲。世代的に恋愛に関心がある年頃なので、その辺を描写しているのだろうが、男子校生(元男子校生含む)には不快。

先日も、会社で同系統の曲が偶然流されていて、歌詞を頼りにあらためて調べてみたらこんな歌だった。一部抜粋。

「告るのは、勇気いるけどタイミングを逃すと 大なわとびみたいに入れなくなるよ」ホント?ホント?イェーイ!イェーイ!イェーイ!イェーイ!
「クリスマス、誕生日、バレンタイン、これが恋の三大きっかけデイなんだって!」


語り口調なこの箇所。文字に起こすと、本当はこんなコトすべきではないのだろうが、かなり恥ずかしい、というかアホ丸出しである(笑)。‥これ、おじさんが書いてるんでしょう? そう考えるとたいへん気持ち悪い。たぶん、この方もモテなかったでしょ。女子学生に甘~い幻想を抱いている典型的な人(苦笑)

ここで大事なのは、まぁ的外れとも思えぬ下段の方‥。たしかに、男子校では圧倒的に欠落しているイベント群。このうち「クリスマス」は男子校生だろうが共学生だろうが平等に訪れるけれども、他はまず縁がない。

「誕生日」というのは、大抵は男女が同じ空間、環境の中にいて知り得るものだ。芸能人でもないかぎりは。バレンタインは言わずもがなで、女子側から見た「三大きっかけ」とやらの二つが、男子校生には端からないわけで‥‥。

貴重な「きっかけ」が失われた、女子校に通う女子にも同じことがいえる。こうして彼彼女らは、一年中ハリのない生活を強いられ、のちの進路先でも大きな支障をきたしてしまうのだ(例:コミュ障ゆえの恋愛下手)。

うちも親から強引に男子校へ行かされたクチ‥。したがって、今回は逆視点。少しでも想う気持ちがあるのなら、心身とも健やかに育ってほしいと願うなら、親は絶対に我が子を男子校なぞにやってはならないのだ。


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