はじめて

私は昔から突然日記(文章)が書きたくなる衝動に駆られる時がある。
今回はそれが今だった。
ブログ開設するのも面倒だし、Xやインスタは知り合いがいるからなんとなく知られたくない。いや、ぜったい知られたくない。
四十路を過ぎてコミック系ラウドバンド兼youtuberにどハマりしているなんて。

きっかけは単純だった。前から彼らの楽曲は好きだったけど、ファン層20代前後であろうバンドのライブなんて行けるわけない。ライブハウス未経験すぎて怖い。バンギャ怖い。等いろんな理由をつけて何年も行くことはなかった。そのくせライブDVDは全て持ってる。本心は行ってみたかった。
そんな時主に関東圏でライブをしている彼らが、何と私の地元、しかも勤務先から徒歩3分のライブハウスに来るという情報を得た。もちろんすぐには即決できなかった。行きたいな〜いやいや、無理無理。おばさんには無理。そんな葛藤が続いていたある深夜、酒に酔っ払った勢いでチケットを買っていた。

そしてライブ当日。正直前日まで行くのを辞めようって思っていた。何なら当日もライブハウスに並ぶまで何回も行ったりきたりして、どうしようめちゃくちゃ浮いてたらどうしよう冷たい目で見られるのツラいぼっち参戦ツラい帰ろうかなってこの歳になってあまりしなくなった緊張をめちゃくちゃしていた。
でももう交通費がかからない地元とはいえライブハウスまで来ちゃったんだし、最初で最後の経験としてネタになればいいやって腹を括ってライブハウスに突入?した。

ライブが始まってからは本当にあっという間だった。結果、むちゃくちゃ楽しくてどハマりした。
普段youtubeやDVDで見ていた彼らが圧倒的なオーラを纏って目の前に出てきた瞬間、何もかもどうでもよくなって目を離せなくなっていた。何を気にしていたんだ、ぼっちとか年齢とかほんと些細なことだってすぐに分かった。みんな誰も他の人なんて気にしていない。目の前の彼らしか見てない。自分が楽しむことしか考えてない。自己肯定感が低い私は普段から周りの目ばかり気にしているのだが、この時だけはどうでもよかった。はじめての感覚だった。
なんだこれ、すっごい楽しい。フリとか分からんけどめっちゃ楽しい。ってかこの人たちカッコ良すぎる…!!!

それから今に至るまで対バン、フェスを含め行けるところは全て行った。もちろん1人で。
私は西日本住みで月〜金労働の薄給会社員。そして子どもはいないが旦那がいる。毎月支払いもある。給料全てを推し活には使えない。関東圏でライブが多いので本音は全て行きたいけど、身の程をわきまえて推させてもらっている。

初回にして書き過ぎた上にそんな彼らの名前すら出してないことに気付いた。
この歳で生まれて初めて夢中になった彼らのことを中心につらつらと誰にも言えない思いを吐きだそうと思う。



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