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ヘラヘラしてるからって大丈夫なわけじゃない 生きづらい私が辞めたこと

私はだいたいいつもヘラヘラしている

生理前やYouTubeの動画がうまく作れなかった時も
メンタル崩壊していてもふざけた日常をSNSに投稿しているけれど

今に始まったことではなく
夫に殴られる毎日でも
夜泣きやストレスで眠れない日々を過ごしていても
家を一歩出ればニコニコ(ニヤニヤ)していた

「穏やか」が服を着て歩いているかのように
もはや一糸纏わぬ「穏やか」のように


保育園の先生にもパート先の人にも
SNSで関わる人にも誰にも
「苦労してる」
と思われたくなかったし

ふとした瞬間に
「子供が4人いる」
「19歳で母になった」
と話した時に

「全然そんな風に見えない!!!」
と言われることが自身のアイデンティティだったこともある
(絶対お世辞なことにも気がついていない脳内ハッピーセット野郎)


悩みがないことが悩みっぽいなんて言われた日には
心の中でアメリカのドラマの冴えない主人公のように
「イエス!!!!」とガッツポーズしたりした


以前よりは理解者が増えた「うつ病」ではあるけれど
「気の持ちよう」「甘え」
「笑ってるうちは大丈夫」「もっと辛い人もいる」
なんてことをいう人は少なくない

誰だって知らないことはあるから
うつについて詳しくないことは仕方ないけれど
ことうつ病に関しては
なぜか無知な人の意見の方が正しいような感覚になる不思議

一口にうつと言っても症状は様々だし
別の精神疾患を併発している場合もあるから
誰もが同じ症状で苦しむわけではない

うつ病の人だって
お腹は空くし、娯楽を楽しむし、性欲だってある。
恋もすればリア充っぽいことをしたりもする

毎日暗い部屋で布団にくるまって
風呂にも入らず薬しか信じられない気持ちになっている時もあるけど
そうでないこともある


とはいえ、うつ病なのだ

うまく説明できないけれど


どんなに楽しそうに見えても
「うつ」なのだ


あなたの目に映るその人が
いつもニコニコしていて
少しくらいのイジリにもうまく対応してたとしても

もしかしたら、家に帰って酷く落ち込んでいるかもしれない

あなたに恥をかかせまいと
必死に笑顔で耐えたストレスで
バスルームから出られないほどの吐き気に襲われているかもしれない

帰りの電車を待つホームで、ふと
「あぁ、私なんか消えても誰も悲しまない」と
黄色い線を飛び越えたくなる衝動と戦っているのかもしれない


悩みがなさそうと言われて喜んでいた時の私は
完全に狂っていた

今だって他人に「辛い」というのは苦手だけど

自分を少しでも守ってあげるためにやったこととやめたことがたくさんある

逆に考えたら、今までこんなに縛られていたのだから
そりゃ苦しいよな(ヒゲダンか)


わざわざ幸せそうな人のSNSを見ない
(負の感情の相乗効果でさらに堕ちる)

見てしまって素直に喜べなかったらいいねをしなくてもいい
(いいね、は本当にいいね、と思った時に押せばいい。)

気乗りしない集まりは断っていい
(気乗りしないまま参加される方も嫌だろうし)

友達はいなくても死なない
(なんなら、無理に付き合う方が致死率が上がりそう)

仕事場の人間関係は重要視しない
(仕事が円滑にできていればそれ以上は期待しない)

どんなにダメ親だと思われても子供が許してくれたらそれでいい
(本当のところは自分と子供しかわからない)

死にそうな毎日でも次の日目覚めたら合格
(ちゃんと1日越えられた。えらい)

人と比べて落ち込んでもいい
(無理に「人と比べない」をすることで疲弊することもある)

心の中でなら人を嫌っても悪口言ってもマウントとってもいい
(妬み嫉み、汚い感情あって当然。)

優しい人なんて思われなくていい
(まずは自分に一番親切にしてあげる)

そして一番大切なこと

「無理に笑わなくていい」

これ、気がついた時衝撃だった
自覚がなかったの
人に話しかけられたらまず笑顔で返事をしてしまう
何か理不尽なことを言われても
なんとなくヘラヘラ笑ってごまかしてしまう

これって
今辛い自分の気持ちを無視して
他人の機嫌を取ってあげようとしてるという
とんでもない状況

いい歳こいて不機嫌オーラ出しまくって気を遣わせる大人を見るたび
自分の機嫌は自分で取れって思ってるんだけど
私がいちばんできてなかったわ

あなたの素敵な笑顔、大切な時だけ必殺技みたいに使おうぜ




我慢ばかりの子供達をちゃんとした「旅行」に連れて行ってあげたい。 映画や観劇、体験型レジャーなんかもしてみたい。 養育費と慰謝料がないので面白かったらチップをお願いします。