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公園で水汲んで生き抜いてた話しますね

これは私が子供の時の話なんですけど
うちは多分おそらく、結構がちめに貧乏でした

3歳くらいの時に新築一戸建てに引越し
暮らしていたんですが

父は転職を繰り返すし
母はいつもパートや内職をしてた

私の兄弟は4人
兄が2人、妹が1人

父と母は再婚で兄二人はお互いの連れ子

いつ再婚したのかは知らないけど
そのあと私が生まれ、4年後に妹が生まれた

当初は6人で暮らしていて
すぐ上の兄は私の10個上
たまに遊んでくれることはあるけどほとんど部屋から出てこない

いつの間にか一番上の兄は結婚して家を出ていたのもあり

実質私は妹との二人兄弟みたいな感覚だった


ところで家のライフラインが災害でもないのに止まったことはありますか?

止まるってことは
あれですよ

料金滞納ってことですね

私は子供の頃、これを何度も経験しました。

ガスが止まれば、カセットコンロやホットプレートで調理をし
お湯が出ないので水で湿らせた冷たいタオルで体を拭く
冬だと本当に辛い。髪を洗うと頭皮の毛穴が悲鳴を上げているのが聞こえた

学校から帰って、夕方電気をつけてもつかず
「電気止まってるな」と訪れる夜に備えて
冷静に仏壇からろうそくを持ってくる

中でも水道が止まるのが一番きつい

行政でも水道だけはかなり支払いまでの猶予があるというのに

清潔な水が手に入らないというのは
想像を絶する不便さである


13歳くらいの頃だったか
まだ「水を買う」というのがそこまで定着していなかった時期

滞納により水道を止められた我が家

水分は買ってきたお茶などで摂取
トイレは、用を足すたびにお風呂の残り湯をバケツで流す
(この経験は結婚後の貧乏な時や、災害の時に役立ったけど)

でも2、3日たてば
それもできなくなってくるし、体も痒くなる

そして母からの司令がでる

「公園の水汲んできて」

渡されたのは父が呑み終えた焼酎のボトル3本


異性の目も気になり始めるお年頃の女子に

近所の、自分の友達も遊んでいる公園で水を汲んで来いと

嫌でしかない

でも、汲んでこないと
食事を作ることもできないわけで

大五郎の空きボトルを両手に持ち
妹とともに人気のない時間の公園に向かう


ここ、平成の日本の話です

家族5人で暮らす家の水道が止められ

幼い姉妹が公園で水汲んでるんですよ

そしてその水で
母が食事を作り、トイレを流し
あまれば冷たい水で身体を洗う

その生活は、父か母の給料日か
どこかからお金を借りられる日まで続く

電気は比較的よく止められました
あらかじめわかっている時は
押入れにしまってある黒電話を準備しておきます

昔の電話は回線契約がされてるモジュラージャックに繋げば電源なしで
通話ができたんです。災害時には非常に便利かもしれませんね

でもうちは災害時じゃありませんからね
子供こころには大災害レベルの事件ですけれど

もう何度も繰り返されると
数日前まで普通にパチンコしていたくせに、という感想しかないですね


なので私は結婚していた貧乏時代も、離婚後も
電気ガス水道だけは意地でも止めないように
頑張ってきました。

一人、暗闇で留守番する心細さを
他の誰にも経験して欲しくありません

たとえ水が出なくなったとして
私なら夜中か早朝に自分で汲みに行きますよ
(ん?てかこれは窃盗にならないの?)

間接照明や、キャンドルの灯りで
オサレな夜を過ごしたい気持ちもありますが

基本的に暗い部屋に一人でいると
当時の寂しさや恐怖が蘇ってくるので
あまり好きじゃない

少し前まで電気つけたままでないと
怖くて寝ることもできませんでした

幼少期の体験によるトラウマは
たくさんあるほど生きづらいですな


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子だくさんシングルマザーです
それでもミニマルに暮らしたい

自分達にとっての必要最小限は何か
模索しています

ただ減らすのではなく
【物や思考はシンプルに、人生は豊かに】
がテーマです

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