river。

命の儚きを慈しむ
母なる星の真ん中で
あのときもこの声を
あなたと聴いていた


想い出の夢の川
そのせせらぎをかき分けて
秋を告げる虫の声は
あのときと変わらない


葉の色や遠ざかる空
肌を撫でる風の温度に
たくさんの移ろいを感じ取って
わたしたちは生きていく

その移ろいに氣づくとき

思わず来た道を振り返る


いつの間にかはじまって

いつの間にか過ぎ去る何か

もう会えない人
何度でも出逢える人
脳裏を駆け巡る追憶の最後
わたしのはじまりはあなただった


夢の川で決まった行き先
一体何が分かつのだろう
流れ流れるあの川は今も
何よりも清らかで美しい


あのときもこうして
お別れと次の約束を前に
こんな当たり前でありきたりな
切なくて愛おしい話をしたの

幾年月を超えて今

再びあの夢の川へ

そのせせらぎに隠した

愛の言葉を迎えに

hana

今日もありがとうございます♡