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猫のはなし#2

やさしい旦那と二人暮らし中。プーリーを飼おうとしたがいろいろあり断念。
保護犬や保護猫を飼おうと決めました。



しばらく情報を集めていくと

自分達が住んでいる県ではほとんど『保護犬』がいないらしい!

正確には

老犬や怪我している犬、病気の犬などはいなくもないが

子犬の保護犬はゼロに等しいそうだ。


私は犬を飼ったことがないため

いきなりハードルが高いかなということで保護犬は断念。



次に見つけたのは


保護猫カフェ。


保健所から保護猫を譲り受け、育ててカフェをしつつ、飼い主を探すシステムらしい。

しかも動物病院が経営しているため

諸々の検査やワクチン接種の面倒も見てくれている。
(それらの料金は貰い手が後々負担するシステム)


ここ良さそう!


ということで早速、旦那と保護猫カフェに向かう。



あまり広くないが、綺麗な店内。

空調も整っていて

猫がくつろげるケージやキャットタワー

ロフトまであり

まさに猫天国。



猫カフェ店内


この時期はたまたま子猫が多く

そこかしこで子猫が運動会をしている。


子猫に遊んでもらう旦那



もしかしたら誰かに貰われるより

ここにいた方が幸せなのでは?と思えるほど

居心地が良さそう。



そんな中、一匹だけ

ケージの奥で丸まってる成猫がいた。

撫でてみると嫌がる様子はない。

だけど他の成猫に威嚇され、怯えている様子。

動かないからか、だいぶ体がタプタプしている。


ケージの中から出てこない


「交通事故にあったところを動物病院で保護したんです。あごが割れてしまっていて大変でした。元気にはなったのですが、他の猫と折り合いが悪くて..」

とスタッフさん。


確かにこの猫だけ居心地が悪そう。

「やはり子猫が人気で。どうしても大人の猫は残りがちなんです。事故をしたこともあるし、私達スタッフとしては一番貰い手を心配しています。」

なるほど、そんな内情もあるのか。

確かに大怪我をした猫だしあまり元気がないように見える。


飼うのは難しい猫ちゃんなのかなぁ…

そんな感想を抱きながら猫カフェを後にする。



どの子も可愛かったねぇ

旦那と楽しかった猫カフェを振り返りながら

近くのカフェでアイスクリームを食べた。


すると突然


「あの猫にしようか。」


と旦那が一言。

あの猫とは、さきほどの居心地の悪そうな猫ちゃんのこと。


何となくそう言う気がしていた。

私と結婚した時もそうだ。


きっと精神的に追い込まれてふらふらして

居心地が悪そうな人(今回は猫)を放っておけないのだ。


ということで

そのまま猫カフェに戻り

あの猫ちゃんを希望します!と宣言した。


さっき帰ったはずの客が帰ってきて


しかも一番貰い手に困っていた猫ちゃんを希望してきたため


かなりびっくりされた。


つづく



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