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人生の岐路

Twitterのアカウントを、色々連携している趣味アカウントだけ残して全部消した。


6月は1年の中でいちばん調子の悪い月である。
もれなく2021年も調子が悪い。
毎晩のように「私はダメ人間だ」「私はなんの役にも立たない」という気持ちが頭をぐるぐるとめぐり、体は元気なのにこころは死んでいた。

先日、あまりに調子が悪いので、持病のうつで通院している病院で、過去4年くらいの6月のできごとを主治医と振り返った。毎年毎年あきもせず調子が悪く、苦笑い。
フラッシュバックを落ち着かせる漢方を飲む事になった。

薬を飲み始めてもうまく行かない日が続いた。
人前だと無理をして笑顔を作ってしまうため不調に気づかれにくいのが仇になり、家族すら私の不調に気づかない。
それでも日毎に元気はなくなっていくわけで。
ある日、母に悩みを打ち明けた。
悩みを打ち明けると、あほみたいに重たかったこころが軽くなった。

こころが軽くなったし、7月の頭は誕生日だしで、今までのルーチンを変え、泥沼から抜け出そうと思った。

手始めに、彼氏の「ごめんね」に「いいよ」で返すのをやめてみた。
人に直接「許さない」と言ったのは、もしかしたら人生で初めてかもしれなかった。
なんだか胸がむず痒くて不思議な気分だったが、これでいいんだと言い聞かせた。

彼氏に「許さない」と言ったら、もともと窮屈に感じていたTwitterが心底どうでも良くなった。

大学生の頃から使っていたリア垢というか、なんというか、雑多なアカウントを消した。
何人かの裏垢をフォローしていたが、中には暗に私のことをディスってるんじゃないか? と思うような愚痴を言っている人もいたのでスッキリした。
趣味のアカウントがまだあるにしても雑多のアカウントを消して無反応だったことはショックだったし、相手のことを友達だと思っていた自分が滑稽に思えた。

飼い犬の写真を投稿していたアカウントも消した。
創作イラストを描いていたアカウントも、趣味アカウントの逃げ場用に作っていたアカウントも消した。
趣味アカウントも消そうと思ったけど、いろんなサイトを紐付けしすぎていて消すメリットよりデメリットのほうが大きくなるので消すのをやめた。

趣味のアカウントは最もメンタルを削られるアカウントだったが、本当に好きな絵画や犬やコーヒーやお茶などのbotや公式だけフォローしたROM専アカウントを作ったら、惰性で趣味のアカウントを覗く気持ちすらなくなって、今、最高に居心地が良い。

Twitterアカウントを断捨離したわけだが、これからはTwitterに費やしていた時間を、本を読んだり、本当に好きな絵を描いたり、タロットカードの勉強をしたりに使おうと思っている。
今は垢消しのストレスで胃が痛かったり、喉に異物感を覚えたりしているが、これで不要な情報に触れずに済むと思えば清々しい心地だ。

これで心置きなく7月を迎えることができる。

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