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誰かの価値観と自分の価値観

最近とても心に響いた記事があります。

その方は、「他人の価値観で自分にダメ出しするのをやめた」という記事を書いていました。

10年間、編集のお仕事をされていて、高いコミュニケーション能力とフットワークの軽さがなければ売れる本を出せないと考えていたそうです。

その結果、仕事の楽しさよりも不安や心配が占めるようになり、ストレスとなってしまった。
いったん仕事を離れて気づいたのは、ずっと自分ではなく誰かの価値観が正しいと思い込み、今の自分ではダメだと思い続けていたことだそうです。

私と境遇が似ていると書くとおこがましいけれど、
私自身も今の会社に入社してからは、今の自分ではダメだと思い続けてきました。

周りはみんなコミュニケーション能力が高く、仕事もできて自分の意見もはっきり言える人ばかり。

対して私はかなりの人見知りで仕事を理解するのに時間もかかり、人と話すのが苦手なためコミュニケーション能力も低い。

入社してすぐにそれを自覚したけれど、周りの人をよく観察して取り入れるようにして、そうすれば何とかなると信じてきました。

それでもやっぱり苦手なものは苦手で、周りが上手くやっているのを見て落ち込む日が増えていきました。
次第に劣等感も大きくなって、そのせいか自分と正反対の人達に対して上手く話すことができなくなっていました。

そんな中でこの記事を読んで、先の見えなかった未来が急に明るくなったような感覚になりました。
こうしなければいけないとどんどん狭くなっていた視界が、少しだけ広くなりました。

私がなりたくてもなれなかった、コミュニケーション能力が高くて自分の意見もはっきり言える、いわゆる仕事のできる人像というのは、自分ではなく会社の人達の価値観ではないのか。
だとしたら、このどこの企業でも必要とされるようなスキルがない自分が、本当に求める働き方とは何なのだろう。

とくべつ競争心があるわけでもなく、サポート力があるわけでもない。
自分の価値観は正直まだ掘り下げないと分からないけれど、それに沿って進めば今よりもっと生きやすくなるかもしれない。

少しでも心を軽くしたい。

最近の気づきでした。



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