「書くこと」で起こる何かでぐぬぬぬ

自分にとって大切なものは何か
かけがえのない、ゆずれないものは何か

そんなことを根本から問い直される体験をやたらやってきた気がしてきました
「そんなん気にしなくても平気だし」ってほっといたら逆襲されるとか
「まあ別にいいか」と思って離れたら全然よくなかったり
そんなことの大波が何度も何度もやってきた人生でした……

なにやってんだろねw


子供も生まれるし元々そんなに気にしてなかったから、とファッションを捨てたら
だんだん、ジリジリじわじわと自分の尊厳と価値が毀損されてきてしまい、物の見方が変わってしまってこれはまずい、と思い直したとか

まあ、巡回展みたいなのはくるし、なんなら遠出して見に行けるしと東京を離れて博物館も美術館も行かなくなったら、特別展の人の少なさの大喜びしながらもやってくる出展の好みの合わなさと地元の所蔵品の貧相さとコロナのおかげで後悔したとか子供たちへの影響まで考えてなかったとか

子供っぽいから捨てないといけないかなと思ってた趣向を捨ててモノを選ぶようになったら逆に自分の趣向が行方不明になってしまってあわあわしてるとか

好きで好きで選んだ学域に浸っていたのにその時の環境が酷すぎたがために離れた仕事をして見たらやっぱり後から渇望が出てきて近しい領域に戻ることになった、とか


書き出してわかりましたけど
これ、むしろ「わたしが私を大切にしていない」だけですね!!
それか!!

書こうと思ってた記事と全く違う結論が斜め向こうから勝手にやってきましたよ


だから、文章を書くって侮れない。
まじか、そこまでそれか……
ぐぬぬ(ガチで今書きながら読み返してて気付いた)

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自分から自分に栄養供給しないとこうなる
まさにこんな感じで生きてるわけで

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浄化って、できてるようでできてなかったりとか
地道にやっていくしかなかったりとかだよねぇ。

むしろ成仏の方が早いような気がしてきた……
ちーん


自意識過剰な頃のお話

ぐぬぬなままですが、そんなことをしていたら昔のことを思い出しました。

わりと唐突に「文を書く」って恥ずかしいことでもあると気付いて衝撃を受けていたことがあります。西部 邁かなんかの発言からじゃなかったかな。

そんなこと考えたこともなかった! っていう
そんなことしちまってたのか!? っていう衝撃、です

あれは10代のかなり多感な時期……
すでにある程度やっちまってから気づいたのです。
エロ小説を書いて発表するってある意味で自分の性的な趣向を大公開することに他ならないし、恋愛小説でも全部自分の趣味が他人に対して開示されることそのものだということに気づいてしまった。のです。

近しい(けれども打ち解けきってはいない)友人達との合同誌をアニメイトに委託販売したりしていた頃です……orz

それ以降しばらく
当時書いていたエロ同人小説も何もかも、かけなくなりました。
当時参加してた文芸系の方の同人誌が性表現について論じがちだったのもあってそんな恥ずかしいことできるか! となってしまったんですね。「性表現がなければ文学とは、ヒトの心情を表現しているとは言えない」とか言われたりしていたので余計に、思考がドツボにハマっていってしまいした。


それでもかろうじて韻文だけは書き続けることができていましたが
何年か、その「脳内開示である」という言葉が頭に張り付いて妄想すらしなくなっていきました。

まあ、文字を書くことをそんなに簡単に諦めることはできなくてその後、数年後からは小説もエッセイもかけるようにはなりましたが今でもその感覚はたまに頭をもたげてきます。

「お前、よくそんな恥ずかしいもん公開できるよな」みたいな感覚が。


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むしろそうやって考えてゴニョってたのがはずかしい
「他人の作品を見て自分はどう思うのか」とか
本当にいいものであれば胸張れば良くね? とか説教したい


いや、一応乗り越えたつもりではいるけど

その「恥ずかしさ」エッセイならコントロールできるかと言えば実はそうでもなくて

はい、こんなふうに逆にダダ漏れモロバレすることも多いですYO!!
読んでてこの人あれじゃね? って思うことがあるでしょ?
それと同じように自分にもなるですよ!
深淵を覗くときは深淵にのぞかれているのですよ!!!
脳内からでたら全部私の脳汁ひったひたな訳ですよ
普通に会話してても出るんだからもうそれは当たり前、仕方ない。
当然のことでございますわよね!

自分の妄想で人の感情を動かしてやるぞゴルァあ! ってできるようにはなったのですけど、「じぶんなんか」発想が邪魔をするのもあって自由にものを描けるようになるまでにはもうちょっとかかるような気すらしています。


はーーー
自己肯定感、自分を大切にする……
やっぱり、人間の根幹にある必要なファクターなんでしょうね

それを全く知らずに生きてきてしまった私は
この歳になるまで是正しきれていな私は
いつになったら身につけることができるのでしょうか


先はまだまだ長そうですけど
このまま、惨めなまんまで終わるつもりなんてさらさらないので
恥部だろうがなんだろうが、出したいものは出す心意気で、生きていかないとなと思い返した所存でありました。


あれー?
おっかしいなー
価値観の確認の話を書くつもりだったのになー

おっかしいなーーーー

サポートいただけたらムスメズに美味しいもの食べさせるか、わたしがドトります。 小躍りしながら。