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知らなかったと気づかなかったが赤に癒され

いや、知らなかったんですよ。
「呼吸してるからCO2出るの当然じゃん」みたいな風に思ってて、発酵もしてるなんて思ってもみなかったんです。思考停止ですね。そうですね。

言われてみたら当たり前なんです。


天然の酵母がめっちゃたくさんついてる果物を ”あんこ” なんていう糖の塊でくるんだらそらアルコール発酵が起こるのは当然なんです。酸素ないんだから嫌気環境なんだし。嫌気環境……密室に酵母が糖分と置かれたらそりゃ一方的な消費が起こってお子様たちであるアルコールと二酸化炭素がボッコンボッコン生まれるのは当然なんですよ。


いちごだって生きてるからね! 二酸化炭素くらい出すよね! ってだけじゃなかったんです。


いちごだって生きてるし、酵母だって生きてるから呼吸くらいするよね!(発酵)だったんです。


いや、なんの話かって言ったら苺大福ですよ苺大福。

ある意味近年の最新発明の極みのひとつであると言っても過言ではないあの至福の存在。しっとりとしてそれでいてモフっとした最高の手触りのもちもちの中に香り控えめに風味だけを強烈に持つやさしく力強い甘さと存在感のある極上のペーストを備え、そのふたつのやさしさをもってこの上なく優雅な誰をも魅了する香気を湛えた真っ赤な果実を丸い形にふんわりと抱きしめているという、あの、奇跡的な、お菓子の話ですよ。


いや、丸いものだけじゃないですけど。
まあるく抱きしめているのも可愛いけれど、あの、天むすのような、年賀状に元旦・初日の出って描かれてもおかしくなさそうな、おひなさまみたいな、あのフォルムのもたまらないんですけど!!

いちごだいふく


おひなさまみたいに

いちごだいふく3

初日の出みたいに

いちごだいふく4

てんむすみたいに

ああ、愛らしい、いちごだいふく。
ああ、おいしそう、いちごだいふく。
愛らしいだけじゃなくて、私にこんな啓示まで与えてくれるなんて……


そうです。
わたしも科学者の端くれ。
わかってるつもりで「はいはいこういう事ね」って思考を止めてはいけないのです
暇さえあれば「それは本当なのか」「では、その定義は」そんなことを言い始める極めてめんどくさい存在であるサイエンティスト。その、一員でわたしもあったはずなのです。


油断なんてあってはなりません。
油断していたらDHMOが爆発するとかいう妄言もスルーしてしまうようになってしまうかもしれないではないですか。


ああ、いちごだいふく、いちごだいふく様、
いや、いちごだいふく姫様……
そのふくふくしいお姿と、そのお味でわたくしめの堕落した心と体を癒してくださいませ……
まさに、大きな福の化身であるそのお体をわたくしめの卑しい口に含むことをお許しくださいませ……


ガブリ。


つまりはなんだ
いちごだいふく、楽しくて美味しくて可愛くて、いいっすよね。
はー、うめぇ……



#ランダムおひねり  2回目 5/8



サポートいただけたらムスメズに美味しいもの食べさせるか、わたしがドトります。 小躍りしながら。