【ゲイ】同級生とBLみたいな本当の話【高校生】
サワディカーハム太郎だょ。
今日もコロナで仕事が早く終わったので、高校生の時にBLみたいな展開になった時の話をするよ。
1.あれは高校2年の春
わたしの行っていた学校は3年生までクラスが変わらないシステムで、うちのクラスだけ他のクラスに比べて男子が多かったり、ちょっと特殊だったの。
1年生はアルバイトでお金を稼ぐことにフォーカスしてた私は2年生は遊ぶと心に決めてたわ。
スクールカーストでいうと中の上かしら、目立ってないしクラスの中心でもないけど、不良ちゃんといつもつるんでたの。顔も悪くなかったからいじめられなかったわ(あたし結構可愛かったのよ学生の時は)
今だから言えるけどお酒とかタバコとかも嗜んでたわ(今は嫌煙家)
1軍と2軍の間ってところかしらね。
勝手な主観だけど、ゲイでスクールカースト1軍の人ってあんまりいない印象。
だからこそゲイは1軍のスポーツマンのイケメンとの妄想に日々勤しんでるのよね。
そんなことは置いておいてクラスの中でもそこまで忌み嫌われていない存在のわたしはすぐに1軍の男の子達と馴染めたのよね。
あたし可愛かったけどまぁまぁ背も高いし大人っぽかったからお酒とかタバコも買えたし、重宝されてたと思うわ自分でも。
多分ここで読んでいるゲイの人はブラウザバックしてるわね、ゲイは嫉妬の生き物で高飛車な自分みたいな人を嫌うの。
でも安心してあたしもあなたも心はブスだし、あたしたち今はもう汚れきった底辺の泥をすする生き物よ。
また横道にそれちゃったわ、そんなこんなで順調に第2の高校デビューを順調に謳歌してたのよ。
学校ではDSとかPSPでゲームして、放課後はカラオケ行ったりラーメン食べたりプリクラとったり。
もうそれはそれは青い春を過ごしてたわ。
秋頃になると外遊びも飽きて、お酒やらタバコやらに手を出す輩が増えてきたの。
それで一番安く酔えるのが宅飲みでクラスのリーダーSくんの家がいつもの溜まり場だったから金曜日に宅飲みをすることになったのよ。
そして放課後になると、みんな浮き足立ってプーマのジャージを着て地元のスーパーに集合したのね。
いつメン(古いのかしら)は8人くらいいて、
背は小さいけどまぁまぁイケメンのリーダーのSくん
三浦春馬に似
エグザイル風
テニス部の爽やか
ブレイクダンス
サッカー部のシュッとした子
サッカー部のショタっぽい子
そしてミディアムロングをなびかせ金髪に染めた美しいわたし(今思えばローランドに近い)
みんな今頃何してるのかしら。あっちょっと小太りなムードメーカーの子もいたわ。その子が一番頭良くて今は勝ち組ね。
そんな合計9人の高校生男子で夜会を催したわけ。
なぜか流行っていたプーマのジャージをみんな着てSくんの家に向かうわたし達。
チャリのカゴにはたくさんのJINROとジュースとスナック菓子
すごいパワーワードね。オラワクワクしてきたぞ。
Sくんの家につくと早速みんなでするの。
スマブラ。
JINROで割った濃いお酒を飲みながら、お菓子を食べてゲームをする。
たまに疲れたら喫煙組は外で一服。
ゲームも飽きてきて、みんなでゲームをすることにしたの。
結構酔いも回っていて、正直何本飲んだか覚えていないくらい飲んだわ。
ゲームって行ってもほぼいじめのようなもので、自分たちの携帯のメール履歴を包みかくさず見せるという、なんのゲーム性もないいじめを行うことにしたの。
ちなみにこういう時に真っ先に標的になるのはリーダーのSくん。
ひょうきん者だったのね。
Sくんのメール履歴は他校の女子とか後輩の女子とか女子女子女子女子女子
って感じでもうそれはそれはいろんな女の子とメールしてたのね。
Sくんはメンバーの中でも一番性欲が強いと行っても過言ではないくらい性豪だったの。
女の子とのメールを読まれて恥ずかしそうに
「俺女なんて興味ねーし」
とわざとらしく言い訳をしながら、違うゲームをしようと提案した。
Sくんが提案したのはポッキーゲーム。
その時私はときめきメモリアル。
まだゲイだってことを自認していなかった(当時一応彼女はいた)のですが男にはズーーーっと興味があったし。セーラームーンも好きだったし、おジャ魔女どれみも明日のナージャも(以下略
みんなそれぞれポッキーを取り出し隣の人とポッキーゲームをし始めたの。
わたしの隣は誰だったと思う?
その子はあの女好きのリーダーSくんだったの。
ベッロベロに酔った友達達はディープキスとは言わないが、軽いキスぐらいアクシデントでしちゃってたのね。
一方わたしとSくんのペアはというと。
完全なるディープキス。もう周りがひくくらいの勢いで二人でキスしてたの。
2.初体験で姫始め
周りはドン引きするのか私たちは酔ってる事を言い訳にずーっとベロベロしてたのよ。
で、気づいたら周りがサーっと引いていて。
「お前ら何やってんの?」
と半笑いで三浦春馬が言い。(本当に似てた)
酔ったふりをしてわたしはごまかし、Sくんはなんだかふざけて面白かった?などと周りに聞いてその場を和ませてた。
気がつくと深夜3時になっており、何人かは布団で寝てしまっていた。
残ってたのは私とSくんだけで、リビングにはもう布団がなくなっていた。
じゃあハム太郎は俺の部屋で寝ろよと言い、私はSくんの部屋に行った。
もちろん同じベットじゃなくて、わたしがベッドでSくんが床だったの・
この時からわたし女王様だったから人の家でも自分がベッドに寝ることに躊躇しなかったわ。
慣れないベッドでもぞもぞしていたら。Sくんが
「ハム太郎まだ寝てないの?」
「うん」
「今日寒くね?」
「うん寒くてねれない」
「そっち行っていい?」
「!?」
と言い、わたしのベッドに潜り込んできた。(正確にはSくんのベッドである)
「あったかいね」
Sくんがそう言いながら腕を体に回してきた。
その頃まだバージンだったわたしは興奮してチョモランマ状態だったわけよ
だから近づかれたらバレちゃうの。そのあれが。
そんなことオカマいなしに体を寄せるSくん。
「あっ」
「なにお前◯起してんの?」
もうわたしはここで恥ずかしさの絶頂に経ちました。(そっちの絶頂じゃないよ)
何も言えずに壁をむくわたし。
無言でわたしの下半身に手を近づけるSくん。
わたしの花はその日に咲いたってわけ。
(詳細はまたいつか・・・)
3.モヤモヤする2人の関係
次の日の朝、皆さん立派に二日酔いで「何も記憶がない」とこぞって叫んでました。
Sくんも高らかに「記憶がないっ!」と変な動きをしながらみんなの笑いを取っていました。
でもわたしは覚えているのSくんのシャウエッセンがわたしのアルトバイエルンとアンサブルした事を…
週明けの授業の時からSくんにちょっと距離を置かれるようになった。
話しかけても素っ気ないし、メールも帰ってこなくなった。
でもある日
「今日駅でラーメン食べようぜ」
とご飯のお誘い、その時わたしは色々あって母親と二人暮らしでその母が購入したタワマンの最上階に住んでたの(今は信じられない貧民生活してるけど本当よ)
わたしの家は駅にも近く割と豪邸だったので少人数で遊ぶときはうちを使ったりもしてた。
Sくんはわたしの家の近くのラーメンが食べたいと言い。
わたしもそこは好きだったので二つ返事でOK
そこはラーメン屋さんじゃなくて中華屋さん。
いつもわたしが食べるのはジャージャー麺、Sくんは麻婆ラーメンというその店のオリジナルラーメン。
寒い中二人でラーメンをすすったあと。
「ちょっと一服したいんだけど外じゃ危ないからお前ん家行って吸ってもいい?」
とSくんが言った。
確かに私たちタバコは吸うけど制服のときは外で吸わないいい子の不良だったの。
わたしもなんだからそのときタバコが吸いたかったから一緒に家に帰ることにしたのよ。
最上階の部屋に着いた瞬間。
Sくんがわたしの部屋に入ってベッドに押し倒してきたの。
何も言わないでキスをしてきて、そのままチョメってしまった。
チョメチョメが終わると二人でベランダに出て
「このことは誰にも言わないよな?」
って言ってきた。
「そうだね…」
とわたしは返した。もうこの時は既に恋に落ちてたのかもしれない。
そうまさしく恋。
セックスした人を好きになるという純情な恋だったの。
二人の関係は何だかよくわからなくてもやもやしてたんだけど、次の日からSくんがわたしの隣に席を変えて、それからすっごく仲良くなったのよ。
いつも一緒に授業受けて、放課後遊んで、どっちかの家行ってチョメって
の繰り返しだったけどね。
でも毎日一緒だったからすっごい幸せだった★
4.体育祭
こんな遊び呆けている私たちでも3年生になれたの。
なんかちょっと古いんだけど、一応3年生にもなると後輩の女の子のファンができ始めるのよね。
もちろん美形のわたしには美形好きの女がたくさん寄ってきたわ。
同時にSくんにもファンができ始めたの。
わたしはその時Sくん一本筋だったから。他の女どもなんてかるーくあしらってたの。
でもSくんは人生であまり持ててないらしく、ファンの子がたくさんできてすっごい舞い上がってたの。
わたしが「くだらないからそんな子達とメールするのやめなよ」とジェラい感じで言ったら。
かわいそうだから。と全員とメールをしているのだ。
その時から私たちの関係は少しずつ変わり始めた…
Sくんはわたしに隠れてファンの子とあったり
毎日会っていたのが3日に1回くらいになっていた。
体育祭が近づいてくると、Sくんは団長に立候補して毎日応援やダンスの練習でほとんど会えなくなった。
ほんとはわたしも魅惑のベリーダンスをお披露目したかったの。
でもSくんが「応援団は辛いしハム太郎は見てる方が日焼けしないしいいよ」とわけわかめなことを吐いて、わたしを応援団の座から引きずり落としたの。
練習風景を見に言ったりしてたんだけど、Sくんは女の子の応援団とダンスの練習に夢中。
しかもファンの女の子が応援団長になってからものすごい増えた。
わたしはますます嫉妬に狂い、Sくんとはもう口をきかないことに決めた。
そういじけてたのだ。
わたしは全然仲良くないこと遊んだり、その姿をSくんに見せびらかせていたんだけど。
ぜーんぜん効果はなく、ずーっと女の子と話しているSくんを遠目に見ているだけでした。
体育祭当日。
わたしはSくんのいないところは全部楽しくなかったから、影でずーっと休んでた。
Sくんが通りかかるったので冷えたジュース渡したら。
「いらない、自分で飲んでいいよ」
と言って断られた。
あれ…
もう友達でもないのかな…
具合が悪くなり途中で帰宅。
次の日学校に行ったら自分のクラスが優勝していて、応援団長だったSくんは誇らしげにクラスで武勇伝を語ってた。
授業が終わると、Sくんは同じチームだった応援団の女の子と帰って行った。
付き合ってるらしい。