No Limit 2-7 Single Draw ポストドロー完全攻略記事②
こんにちは、ポーカーYouTuberのりゅうたろうです。
前回「No Limit 2-7 Single Draw 完全攻略記事①」という記事を執筆しましたが、この記事でも、「NL 2-7 Single Draw」における1枚チェンジ vs 1枚チェンジの状況に着目して、NLHソルバーを利用して研究した標準戦略とエクスプロイト戦略について紹介します。
ただしこの記事では両者のドローの強さが異なる場合についての戦略について考察しています。一例としては、OOPが4789xからの1枚チェンジに対して、IPが2347xからの1枚チェンジをする場合などです。
※めっちゃ気になる人にだけ補足
このゲームは、あるドローの形がある状態から、残りの48枚からそれぞれ1枚ずつ引く(IPはOOPの引いたカードを戻して引く)というゲームを想定してNLHソルバーで計算をしています。厳密には実際のNL2-7SDの1枚vs1枚の状況とは異なりますが、実戦的には意味のある研究結果だと認識しています。
UTGオープンに対してBBがディフェンスした場合などがシチュエーションとしては近いかなと思います。
また、他にもFL 2-7 Triple Drawの記事も執筆しているので、興味がある方はこの記事の最後か、僕の記事一覧から是非購読してみて下さい。
■ポット9bb・スタック50bb(IP2347x vs OOP4789x) 標準戦略
まず、ポットが9bbでエフェクティブスタックが50bbの時の戦略を見てみましょう。
これは、例えばUTGから3.5bbオープンしてBBがコールした場合などに相当します。(NL2-7SDではアンティが1.5bbなのでpot=9bbになる)
SPR=約5.6という事になります。
これは2-7SDにおいて最も頻出のシチュエーションだと思います。
ベットサイズの設定は、僕が何度か試して頻度が多かったもののみを採用して簡略化しています。(なので厳密にはより良い戦略が存在する可能性があります)
●OOP 1st Action
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