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自分だけの居場所をまちの中に持つと、人生が豊かになる。

こんにちは!ハム太です。

実は先月、私が8年間、運営に携わらせてもらった、とある居場所が無くなりました。それがこちら。

わたしの居場所、ニシワキビル

1 私の居場所、ニシワキビル

ビルの中にスナックのお店やダンスホールもあり、社交場として栄えたニシワキビル。私とニシワキビルの出会いは2015年6月に開催された「リノベーションスクール」でした。

当時、私のいたチームからのプレゼンは、「ビルの1階をカフェにして、あとはそのまま使い倒す」というなんとも斬新な(自分で言う)内容でした。

そこから、実際にこのビルの1階にあった、元居酒屋「熊五郎」をリノベーションし、「クマゴローカフェ」という場所が出来上がりました。

さらに3階のダンスホールは「桃源郷」という名前でそのまま飲み会やセミナー、演劇などにも使える会場として運用を始めました。

この場所が出来上がったことで、私の人生は大きく変わりました。
8年間で私自身がどう変わったのか振り返ってみます。

「家庭や仕事以外の場所が欲しい」
「なんか人生にメリハリが欲しい」
「古い建物をなんかして面白くしてみたい」

という方は、ぜひ最後までお読みいただければ、幸いです。
それでは、どうぞ~!

2 私にもたらした居場所の影響5選 

(1)用も無く、自分の身を落ち着ける場所が出来た。

何の用事もなく、ふらっと寄れる場所ってありますか。
普通のお店だと、店員さんがいて、受付をして、何か注文して、
「2時間以上の滞在は混雑時はお断りするときがあります」ってポップを見ながら、長い時間はいられないなあとため息をついたりしていました。

ニシワキビル(特にクマゴローカフェ)は、運営する関係上、ミーティングで訪れることが多かったわけですが、ミーティングが終わった後もたわいもない話をしゃべったり、ぼーっとしたりする等、気づくと滞在時間(妻に約束した帰宅時間)から超過していることも多かったです。

「落ち着く」=自分にとっては、滞在時間に制限のある店舗や、家事育児で忙殺される家ではできないことを実現できる場所というふうに言い換えられると思います。

(2)行動ひとつで、自分やまちの雰囲気が変わることを実感できた。

 私がニシワキビルと出会った2015年。福井駅前といわれる範囲の中で、正直、私もこのビルが立地していることすら、全く知りませんでした。

 そこから、1階をカフェにしようということで動き始めました。業者さんの手も借りながら、基本的には自分たちでできることは自分たちでDIYして動いていきました。

リノベ前の居酒屋「熊五郎」
リノベ後のクマゴローカフェ クマゴローカフェインスタから引用

(3)全く知らない人と顔なじみになるようになった。

 思えば、何も動かなければ、私も職場と家を往復するただの公務員でした。
 それが、ニシワキビルに通い出すと、そういった生活だけでは、決して会うことがなかったであろう方々とお会いし、コミュニケーションをとることができました。これは、自分の人生にとっても、考え方や働き方しいては生き方を構築する上で大変学びになりました。


クマゴローカフェ トライアルで運営したときの記事。


昔の私。当時はクマゴローカフェから、コミュニティFMの収録もしていました。

3 これからの私と居場所

 きっと、私はこれからも自分自身がいて楽な居場所を探し続け、作り続けていくんだろうなあと感じています。
 寂しい気持ちはありますが、まずは、ニシワキビルに出会えたことに感謝したいと思います。
 ビル運営は終わりましたが、まだまだ残務もありますので、これらをやりながら、解体まで見届けたいと思います。

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