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大切な人からの裏切り 崩壊?or団結?

私は、主人の両親、自分の父親を亡くした6か月後、大切な人から裏切られました。主人です。

主人は、まじめで曲がったことが嫌いな性格です。と思ってました。
そんなまっすぐ主人を信じていた私が裏切られたときの行動をお話ししたいと思います。

私は、発覚する少し前(どのくらい前からかは、さだかじゃありません)から、主人の行動の変化に気づきました。

多分お話ししたら、それは怪しいと感じると思います。
その行動とは・・・

携帯を常に持ち歩く
お風呂場に鍵をかける
電話をする回数が増える
休みの日、夜勤の初日にでかける

急にそんな行動をしていたのでどう見ても怪しいと思いました。でもいらいらしながらもほっておきました。私もその時は、冷たく対応してたかもしれません。さすがに・・・

営業を当時していて、地元だったので合間に帰ってきたことがありました。夜勤の初日なのに家にいませんでした。バイクもあり雨がふっていたので、歩いて出かけたのでしょう。電話をしました。

電話に出て切れました。少したってから電話があり
主人「電車に乗ってたから・・」
私 「・・・・・・・・・・・」
主人「駅から歩いて戻ってるところ」
私 「迎えに行こうか?」
主人「お願いして良い?」

来るまで途中まで向かいました。様子がおかしいのはあからさま。
そのまま、自宅に送り私は仕事に戻りました。

そんなこんなで、どんどん月日がたったある日。一本の電話が・・・
時間は夜12時過ぎ。私も目が覚めて・・・

私 「何?」
主人「会社でトラブルがあったみたいで、行ってくるわ~」
私 「車で行く?」
主人「乗ってっていい?」

支度をして急いで会社に向かいました。私は、見送りましたが、とうとうここまでするようになったかとイライラが募ってきました。
その割には、今出て行ったんだから4時ころとかに帰ってきたら間違えないななんて考えていました。きっとその頃は、まだ確定じゃないからどこか安心感ではないけど油断?みたいな感じだったのかもしれません。
作業服も持たずに緊急事態に向かうこと自体おかしな行動でした。

案の定帰ってきたのはちょうど4時過ぎ。確定に近いなと思い、文句を言うように私はなってました。煙草をベランダで吸いながら携帯をいじっているのを見ては
「また、やってるよ!!」
と大きな声で言ったり、まあ帰ってくるのは
「はああああ????」逆切れする主人の声。嫌気がさし始めました。

それから二週間もたたないある時、主人ががっくり肩を落としソファーに座っていました。
「どうしたの??」さすがの私も心配になるくらいの落ちようでした。そこからが戦いの始まりだったのです。

主人「ママに話さないといけないことと、謝らないといけないことがあるんだ」
私 「なに?」冷静に私は答えていました。不思議なくらい。
主人「はあ・・・・・・・・・・」

ため息をついては、無言。その繰り返し。だんだん私もじれったくなってしまって。
私  「もうわかってるんだから早く言っちゃえば?」
主人 「え????」
私  「ずっと疑われてたんだから、ばれてることぐらい想像ついたでしょ?」
と言ってしまいました。それでも主人は話せない状況。話そうとすると心臓がバクバクしてしまって呼吸が苦しくなってしまうほど・・・

ただの不倫じゃなさそうだな。なんだろうと落ち着かせながらゆっくり話を聞くことにしました。こどもたち、当時上の子小学校4年生、下の子幼稚園年長でしたが、二人とも真剣な顔をしてそばにいました。状況が状況なだけに別の部屋に行かせようとしましたが僕たちも話を聞くと離れませんでした。主人にみんながついているんだから話してみてと自然にいっていました。

事実はこうでした。不倫が相手の旦那さんにばれて、こないだの職場のトラブルも実は、相手の旦那さんから呼び出しをされてファミレスで罵倒され続けてた。そのあと慰謝料を請求され、払えないんだったら私や職場にばらすと言われたそうです。しかも、次の呼び出されてる日が話を聞いた日の夜11時とのこと。

私はショックを受けてる場合ではなかったのです。相手はもとそっちけいのかたとか聞いてしまい、警察?弁護士?みたいな感じになってました。

そのときにアドバイスしてくれたのが私の先輩と私の義理の兄です。
兄と話していたら涙が止まらなくなりました。すると兄は・・・・

兄 「今、泣くな!交番で泣け!!」
私 「え?」

兄の話だと警察の人も何か起こってからじゃないと動けないから、話をしても何もパトロールぐらいだろ!と。だから交番でおおげさにいってこいって。ちょっと~わたしに芝居をして来いということ~って感じでした。

でも、芝居をする勇気もなく先輩がアドバイスしてくれた警察署に向かいました。いざとなったら芝居しようと覚悟をきめて。

担当の生活安全課にまわされ、主人だけ室内にはいり、私は廊下で待つことに。しばらく待っていると警察の人と出てきて、弁護士の話をされました。
結局、もう遅いから明日朝一で弁護士にあって話をしてみてください。なにかあったら、110番してください。って。芝居なんかする暇もなくあっさり終わりました。車に主人を乗せて運転しながら次の方法を考えました。

交番に行くしかない。
私は覚悟を決めて、1人で行くことにしました。子ども達がずっと下にいたので、子どもたちに伝え、二階に行かせて私は家を出ました。その時の子供たちの一言「まま帰ってくるまでパパを守ってるからね~」

震える手を押さえ交番に向かい、話をしました。とにかく大げさに。そして子供たちのことを出したり、家に来られたら、主人も断れなくて行ってしまいそうだし・・・と話をしました。交番のおまわりさんは、話は聞いてくれました。とにかく旦那さんを行かせないようにして、携帯に連絡してきても無視するように伝えてと言われました。私は芝居ではなく憔悴してきました。

自宅に帰るソファーに座ってうなだれている主人の姿は、今でも忘れられません。きっと他にも不安があることがあるのは伝わってきました。
もうここまで来たら子供たちもいるし守ることだけ考えようとしました。

すると「ピンポ~ン」
私も主人も「びくっ!」としたのを覚えています。
モニターを見るとさっきの交番のおまわりさん。なんと心配してパトロールの途中で二人で様子を見に来てくれたのです。

家にあがってもらい主人と話をしてもらいました。主人は会社もばれてるし、行かないとの一点張り。おまわりさんは、説得を続けてくれていました。そんな時、主人の携帯に電話が・・・・
相手の旦那さんです。一度無視。するとまた電話。おまわりさんに促されてでて断ると何か言われているようでした。切ってとおまわりさんに言われ電話を切りました。

それでも電話はかかってきます。おまわりさんが直接出ちゃいました。しかし、相手もひるまない様子。ハラハラしていると電話が終わり、相手も諦め悪いね。車とかある?と聞かれ車とバイクの話をしたら、一日交番で預かるから今から移動しようと・・・・

それらに危害が加わる可能性があるからとのこと。
急いで支度をして交番に向かいました。子どもたちが心配でしたが、しっかり鍵をかけて、二階においていきました。そのあと私の感情がお湯が沸騰するくらいの怒りに満ちたことが起こりました。

車を置かせていただいたあと、時間を見るともうすぐ呼び出しされた時間。
もし、今家に戻っていたらどうする?という不安感が芽生えました。
おまわりさんに最後のお願いをしました。
そしたら、快く引き受けてくれさすがに交番を開けてしまうことはできないので、若い人が付き添ってくれることになりました。

子供たちのことも気になり、足早に戻っていくとなんと主人が前方をみて、固まったんです。~さん・・・とひとこと。前方を見ると上下黒のスーツをきた男性がこちらに向かってきます。というよりうちの方向から出てきてこっちに歩いてくる途中でした。

あの人なの?と聞くと小さな声で「うん・・・」
私は、その瞬間怒りがこみ上げてきました。手に持っていた傘をふりあげようとしてしまったぐらいに。
でもおまわりさんが、奥さん旦那さんを連れて家に入って鍵をしめて絶対に出ないでください。私は応援を呼んで職質かけますって。

そのあとすぐ主人を中に入れ、鍵を閉めました。外からさっきのもう一人の人に無線を入れ向かう姿がモニターで見えました。一人で平気なの?と心配になりました。(プロの方なのに)

少したって「ピンポ~ン」
「え??」
来ちゃった?と思ったら、応援に来てくれたおまわりさん。
さっき職質かけるって行っちゃいましたけどと伝えると、来てたのね。絶対ご主人出しちゃだめだからね。奥さんしっかりねと言い残し行ってしまいました。心の中で私が守って欲しいんですけどと訴えてしまいました。

相手の人も私と話がしたいとか無理難題をいったり、警察は手を出せないはずですよね?と突っ込まれたりしてたそうで、ずいぶん慣れていらっしゃるようなって感じでした。

その日は何とか落ち着き夜中パトロールでくるともおっしゃってくれて、安心することができました。

主人も寝付けないようでしたが、やっと寝たのを確認して私は寝れるわけもなく、気づいたら一回の仏壇の前にいました、そう主人の両親の仏壇です。
涙があふれてきました。さっきまで一度も出なかったのに。一晩中泣いていました。不思議に次の日、弁護士の先生に会わなきゃいけなかったりしたおで、冷静に戻っていました。子ども達も一緒に行きました。もちろん私たちは控室。手続きが終わり銀座の弁護士の先生らしく、そのあと後日に弁護士事務所にお邪魔することになり、夫婦二人で行きました。主人の不安がその時に分かったのです。相手の旦那さんが事情を全部話す。別れようとしてたとか家族を捨てようとしてたとか守ると言っていたとか。

私と話すことができたらそれで終わらせるとのことで、私も話をすることに同意しました。もちろん直接ではなく電話で。
弁護士の先生の事務所で電話を変わり、まずは謝罪。予想通りのことを話してきました。
「いろいろ教えてくださりありがとうございます。でも人に守られて生きてきている人なので、守ることは不可能です。私の人生しっかり考えていきます。ご心配してくださりありがとうございます」とセリフのようにすらすら言って終わらせました。

全て終わりました。そのあと精神的に参ってしまった私は、従妹と毎日電話で話をし、先輩と毎日会い救われていきました。
この二人がいなかったら、あの後どうなってたのかなと思う時があります。
それと、ちゃんと対応してくだったあのときのおまわりさんたち。あのあと、他のところに移動ですぐいなくなってしまいましたが、あの方たちがいなかったら、あの時にどうなってたかわかりません。感謝だけじゃたりないくらい思いです。
今では主人も変わりました。今はまっすぐ生きてます。子ども達の信頼を取り戻すように。

主人の「重荷を背負合わせてごめん」と言われたときに
「何で私が背負わなきゃいけないの?」と思っていたことは主人は知りません。

最後まで読んでくださりありがとうございました。



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