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さくら舞い散る春の雨#始まり


○「今年は雨降らなかったな…久しぶりだ」

桜が満開に咲いたと思えばすぐに、必ずって言うほど雨が降って桜が散って行く地面には桜が色んな人に踏まれたりしてぐちゃぐちゃになってしまう

○「そう言えばあの年も雨降らなかったよな…」

あれは、高校最後の年 入学生は桜の下で写真を撮っている

?「おい!○何ぼーっとしてるんだよ」

○「あっ?なんだお前かよ」

俺に声をかけてきたのは、中学から一緒になった奴で井田と言うコミニュケーションお化けで誰とでも話すやつだがなぜ仲良くなったなんなら高校も一緒になりクラスも離れた事ない

井田「お前かとは何だよ新しく入る入学生に可愛い子でもいたか?」

○「お前と違ってそんな目で見てないよ」

井田「まさか男はみんなそんな目で見てるんだよ」

そんなたわいも無い話をしながら歩いていた

ドンッ

○「あっ…」

?「痛い…」

○「すみません…前見てなくて大丈夫ですか?」

俺はぶつかってしまった子に手を差し伸べた
彼女が顔を上げ手を握ってくれた

○「可愛い…(ボソッ)」

?「ん?何か言いましたか?」

○「いえ何も…」

?「こちらこそすみませんでした」

○「俺がよそ見して喋ってたからです」

井田「そうですよお嬢さんこいつが悪いんですよ」

井田の言い方にはイラッとしたが確かに俺が前を見てなかったのが原因だから何も言えなかった

?「そうですか…あの言いにくいのですがいつになったら手を話してくれます?///」

○「あっ!すみません」

井田「おい○それは、犯罪で捕まるぞ」

○「うるさい」

?「すみませんが入学式に遅れるとまずいので失礼しますね」

○「新入生なんですね…ほんと申し訳なかったです」

彼女は小走りで体育館の方に向かって言った
俺は彼女が見えなくなるまでずっと目で追っていた

井田「あらら○君 一目惚れですか?^^」

○「…」

井田「おーい○君」

○「えっ…なんか言った?」

井田「だから一目惚れですかって」

○「違うわい!」
「これが一目惚れなのか…(ボソッ)」

井田「ボサっとしてないで行くぞ挨拶あるんだろ生徒会長さん」

○「あぁ行くよ」

入学式が順調に進んで

教頭「え〜次 生徒会長挨拶」
「生徒会長の○お願いいたします」 
 

○「はい」
 
○「以上で生徒会長挨拶を終わります」

パチパチ👏

そして生徒会長としての挨拶は何事もなく終えた
でも喋ってるとき朝 ぶつかった子がどこにいるか目で追ってしまっていた

井田「ご苦労さまです生徒会長さん」

○「うるさいわい」

井田「そう言えば○朝ぶつかった子探してたべ」

○「えっ?」

長くいるからかこいつには、常に俺の行動や考えてる事がわかっている怖すぎる…

井田「おっとと図星ですか^^」

○「良いからお前も早く挨拶してこい」

井田「はいはい」

井田も野球部の部長をやっているので入学式の時に部活紹介で挨拶が必要なのだ

教頭「次に部活紹介」
「まず初めに野球部お願いします」

井田「はい!」 
「野球部です」

順調に部活紹介も終わった

教頭「以上で入学式を終了いたします」

入学式も何事もなく無事に終え俺たちは会場の片付けをしていた

井田「あぁ〜この片付けが1番めんどいな…」

○「それは、あるな」

井田「会長さんがそんな事言っちゃダメじゃないですか!」

○「お前が言わせできたんだろ」

井田「そう言えばぶつかった子に探しに行かなくていいのか?」

○「え?なんでよ?」

井田「一目惚れしたなら探すべきやけどな」

○「一目惚れなんてしてないし…」

俺はそれを言われた後 片付け中もそれを考えながらやっていた

井田「じゃあまた、明日な」

○「おう!朝練頑張れよ」

井田「お前もだよストライカー」

○「うるせーよ」

そう俺もサッカー部に入っている生徒会長もやっているのでキャプテンとかにはなっていないが自分で言うのもあれだか結構上手い方だ

○「はぁ…また会えるかな」

そう思っていたら

○「いつ見てもこの桜綺麗だな」

家の近くにある1本の桜 毎年綺麗に咲いていて毎年見るのが日課になっている

○「今年は雨も降らないから綺麗に咲いてるな」
「…ん?あれ?」

桜の木の下に珍しく人がいたその人は俺に気づき振り向いた

○「あっ!可愛い…(ボソッ)」

?「あっ!今日ぶつかった人ですよね?」

○「そうです」

何故か朝にぶつかった入学生がいたのだ

?「○先輩 生徒会長さんだっんですね^^」

○「えっ?なんで俺の名前を?」

?「何言ってんですか生徒会長挨拶で名前言ってたじゃないですか^^」

○「あぁそうか忘れてた」

?「面白い人ですね^^」

○「ハッハッハ」

?「ふふふでは失礼します」

そう言って彼女は帰ろうとしたが俺は彼女の名前が気になって呼び止めてしまった

○「あの!すみません」

?「ん?なんですか?」

彼女が振り向いてくれた

○「可愛い…(ボソッ)じゃなくて」

?「…?」

○「すみません失礼じゃなればお名前を聞いてもよろしいですか?」

?「あっ!そう言えば名前言ったませんでしたね^^」

「私は、遠藤さくらと言います^^」

○「遠藤さくらさん…」

さくら「はい!よろしくお願いします」

○「よろしくお願いします」

さくら「では、また^^」

○「あぁ…はい」

そうして彼女いや遠藤さくらさんは、帰っていた
これが彼女との初めていや2回目の出会いだった…



ご覧いただきありがとうございます
完結毎日投稿できるかな…

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