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農業エンジニアの移住ドタバタ奮闘記(1)~「移住」と「引越」・「転居」~

本記事をご覧くださいましてありがとうございます。はじめまして。私は、山梨県北杜市に移住した農業エンジニア(Ph.D. (農学))です。2023年7月に前居住地から引っ越し、犬猫とともに、この地にやってきました。以前は、とある地方の教育・研究機関に所属し、教育・研究に携わっていました。さて、そんな農業エンジニアが、身を置く環境を変え、日々に感じたことを、ゆるゆると綴ってゆきたいと思います。

今回は、「移住」という言葉について考えてみたいと思います。「移住」って「引越」「転居」とかっていう言葉と、なんとなぁ~くニュアンスが違う気がしませんか?

社会学的な見地からは、下記のような考察の事例がありました。
移住とは?意味は?定義は?専門的な知見から移住を徹底解説 | KAYAKURA

上記の記事の中で、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典による「移住」の分類3種が紹介されています。
(1) いままで住んでいた住居地を去り、新しい住居地を求め,永久的な家庭をつくること。
(2) 一時的に住居地を替えること(セカンドハウスや別荘)。
(3)定住地をもたず,転々と生活の場を替えること。(改変)

なるほど。わかるようで、、、わからないような、、、、ふんわりした感じが(笑)、、、上記のリンク記事を拝読しますと、社会学の専門家のなかでも、明確な「移住」の概念の定義はないようですね。。。

私のようなケースは、少なくとも、上記(2)の別荘的な居住の仕方でもなく、(3)のノマドのような居住のスタイルでもない、、、そうすると、消去法で上記(1)ということになるのでしょうが、今度は「永久的な家庭」というフレーズが引っかかってしまいます。「永久的な」という言葉が「移住」の概念にふくまれると考え込んでしまいますね。

たぶん、この部分が「引っ越してきた人」が「移住」という言葉を使用する際に心理的に引っかかるポイントなんじゃないかなぁ、、、と。十分に事前に調べて、「定住できたらいいな、長く住めたらいいな」、と引越しはしたのだけど、実際に自身を「移住者です!」と言い切るには、ためらいがある。。。。

引越してきたけれども、「定住(永久的な)」に至るかどうか、どの観点から、どんなタイミングで判断するのか、、、わかりませんものね。年齢を重ね、地域の施設にお世話になるか、どうするのか、、、不確定要素が多いので、見通しがつかない感じです。

一方で、「この地に「引っ越し」ました、よろしくお願いします!」と、「この地に「移住」致しました、よろしくお願いします!」というのと、やっぱり何か違う気がしますね。いやね、行動は同じなのですよ、「転居」という行動はね。でも、なにか違う。

「移住」という言葉を使うとき、「余程のことがなければ、ず~っと、ここに居たいです」という意思表示のようなものが含まれるのかなぁ?
「引越」という言葉を使うとき、「転勤で、、、」とか「ペットを飼える環境に変えたくて、、、」みたいな感じでしょうかね。

ステップ1「引っ越し」「移動」
ステップ2「居を構える」
ステップ3「それなりに長く、その地に留まる(移住)」
ステップ4「さらに年月が経過し、移住から定住へ」
というイメージを、今の私はもっています。

さて、皆さんは、「引越」「転居」「移住」「定住」、それぞれ、どんな使い分けをしていますか?

今回は、ここまでと致しましょう。お読みくださいまして、ありがとうございました。では、また。


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