人生で1番楽しかった時期

人生で1番楽しかった時期っていつですか?

人生で1番楽しいのは今だと胸張って言えますか?私は今が人生で1番楽しいです、と即答できるような人生を歩みたかったな。

私の人生が楽しかったのは14歳の頃。中学3年生。
お酒も飲めなくてお金もないし法律だけじゃなくて校則とかいう狭い世界のルールも守らないといけなくて、今考えるとがんじがらめなんだけど、それでも楽しかった。

放課後、夕焼け空の中、クラスの仲いい友達とふざけながら帰ったり、友達の家に集まってお菓子食べながらゲームして漫画を借りて読んだりして、クラスの好きな子の話をしたりして。ちゃんとクラスに好きな子もできて毎日その子の言動で一喜一憂したり。ちゃんと想いを伝えてうまくいかなかったけど、それも青春だった。

受験勉強も頑張ったなあ。午前5時くらいに起きて学校行く時間まで勉強して、学校終わったあとも塾で遅くまで勉強した。辛かったけど一生懸命になれている自分の事が好きだったし、何より、友達と励まし合いながら目標のために勉強を頑張れたのが楽しかった。

あと、自分の可能性をまだ無限に信じることが出来た。何にでもなれる気がした。小学生の時みたいに「お医者さんになりたい!」だの「漫画家になりたい!」だの無鉄砲な夢を抱くことはもう出来なかったけど。

なんで昔はお金も無くて、スマホなんかなくたって、あんなに無邪気に楽しむことが出来たのに、今は出来なくなってしまったんだろう。

昔はもっと自分の将来に期待ができていたのに、今の自分に何も期待が出来ないな。ある程度、自分の可能性とか限界を知ってしまったからなあ。こんな大人になってしまってごめんね。14歳の私は悲しむかな。

恋愛だって、クラスの男の子がちょっと自分と仲良くしてくれるからというささいな理由で、そのひとの立場とかスペックなんて考えずに好きになれたのに、今はマッチングアプリのプロフィールとにらめっこして、スワイプして、やっとマッチングできた相手ともつまらない定型文から始めないと恋愛なんてできない。

14歳の時と違って大人は複雑なもので、セフレだのヤリモクだの、何歳までに結婚しないと売れ残りだの、もういいよ、そういうの。考えるの疲れちゃったな。

お酒とか無くても友達と本音で話せていたはずが、いつの間にかお酒なしでは本音で話せない大人になってしまった。

あーー。戻りたい。

友達の家で、コーラ飲みながら「好きな人いる〜?」ってはしゃいだ後、DSの通信して遊んで、疲れたら漫画を読んで気づいたら18:00くらいになっていて、お家に帰ってお母さんの作ったごはんを食べながら学校であった出来事とか話して、食後にアイスを食べながら適当にテレビ見て「早くお風呂入りなさい」なんて叱られたい。

あと何かにもっと一生懸命になりたい。

そんな自分のことを好きになって、これから先の人生で14歳の時より今が楽しいって胸張って言えるようになりたい。

これが私の人生のテーマだと思う。

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