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冷静と情熱のあいだ


ここ最近、本当にとてもいろいろな事があり、
感情が嵐のようだった。
辛くて苦しくて八方塞がりでどうしようもならなくて、
自分のした事に本当に驚いて、悔いて、
過去は戻らないって分かってるのに
何回も自分を責めた。自分を恥じた。

なんてダサい事を、なんて酷い事を
してしまったんだろう。

もう時間は戻らない。
他人と過去は変えられない。

嘘をついて、その嘘をいつまでも嘘のままに
して、そのままサヨナラ。
誠実さのカケラもなく、
嘘をついても意味が無い、いつか終わってしまう事なんて分かっていたのに
自分の気持ちが軽いものから重いものへ
変化してしまって、
嘘を転がし続けて
もう後戻りできなくなってしまった

感情が手に負えなくなって、すべてを
中途半端な状態のままリセットした。

つらい、悲しい、寂しい、でもそれ以上に
1番しんどい感情は罪悪感というものだった。


わたしは思う。人間にとって1番辛い感情とは
罪悪感なのではないかと。

誰かに嘘をついてしまった。誰かを傷つけて
しまった。
更に辛いのは、相手が自分の事を大切にして
くれていたという事だ。
その事実が私をとても苦しめる。


自分を振り返る。客観視する。
今回の事があり、ようやくその時間を得る事ができた。
何周も何周も、色んな考えが巡り巡って、
色んな感情が湧いて出てきて、
許されない事をしてしまったと落ち込み、
でも許されたいと願ったり、
いつ許されるんだろうかと考えたり、
何をするのが最善の策なのだろうかと。

悩みながらも前に進むために、今できる事を、
精一杯やらないとって。

自分が最低の事をしてしまった時。
周りの人の優しさを身に沁みて感じ、
こんな自分も受け入れてもらえるのかと
驚き、
もっと周りの人を、近くにいる人を
大切にしていこうと思った。

近くにいる人は
存在が当たり前になってしまって
緊張感がなくなったり、ありがたみが
分からなくなってしまったりする。
失われない、側にいてくれるという事が
どれだけ幸せな事なのか
わたしは分からないといけない。

自分の気持ちや欲求ばかり優先してしまい、
その事を正当化までしてしまい、
そのくせ、本当はとても苦しくて
自分には出来ない事なんだと悟った。

誰かのものさしを、誰かの正義を
基準にするのでなく、
いつだってしっかり自分の心に問い掛けたい。
自分はどうしたいの?
本当の心は?って
しっかり気持ちに向き合いたい。

わたしは衝動的で本能的で、
楽しい事が大好きで、
それが時に人を傷つけてしまう事もある。
いい加減な選択をして、
後先考えないで行動して、
最終的に取り返しのつかない事になって
自分が苦しむ結果になる。

人は過ちを犯すものだとよく聞く。
人生の過ち。
過去は戻らないけれど、
それをやめられるか、繰り返すかは
自分次第であるし、
感情や感覚だけでなく
しっかり意志を持たないといけない。

感情や感覚だけで動いていると、
誰かを傷付けてしまう。
その事が本当によく分かった。
楽しむだけじゃいけない。
本当に優しい人間になりたい。


誰かと出会ったからには、その人の事を
幸せにしたい。
自分と関わってくれた人間をきちんと
愛したい。向き合いたい。

情欲や恋愛ではなく、一時のときめき
でもなく、人間愛をしっかり持ちたい。


嘘をついて自分を偽って好かれても
意味が無い。
本当の自分を好きになってもらわないと
意味が無い。

その事に気付けて良かった。

人との関わりの中で、何か得られる物が
あったなら、それでいいんだ。


生きているとブレる。ブレまくる。
でも雨降って地固まるというし、
傷はいつか乾いていく。

痛い目見て、沢山苦しんで、涙が枯れる程
泣いて、人は成長していく。

今回の事がなければ自分は一生
このままだったかもしれない。
自分の変換期。
長い人生、こういう時もあるんだなって、
受け止めよう。
過ぎ去った日々は捨てていこう。

ちゃんと戻って来れた。
良かった。


じいちゃんと電話して、元気が出た。

"過去は過ぎ去る物。捨て去る物。
だから後悔も存在しない。
大切なのは現在。"

そんなセリフをなんて事ないように
言えるおじいちゃんはさすが人生の大先輩。


わたしも自分が好きな自分でいられるよう、
これからも強く、逞しく愛を持って
人生を生き抜いていきたい。

2023.5.27

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