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世論調査から紐解く🔑維新


この度は「はむちゃんのnote」をご覧いただきありがとうございます。
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※全てを読み切るまで時間を要するためご都合の良い時間帯にお読みいただくのが望ましいかと思います。

Qあなたは支持政党がありますか?

 政党支持率の世論調査は「あなたはどこの政党を支持していますか?」と聞かれ「〇〇党を支持しています」などと答えます。

 今、日本で1番支持されている政党は政権与党である「自民党」です。その割合と同じくらいいるのが「支持政党なし」の人です。
選挙では「支持政党なし」の人の心を掴んで、どれだけ支持してもらうかが結果に大きく関係してきます。


 そこで今回は「支持政党なし」という人がどの政党に投票しているのか、あるいは投票しようとしているのかを分析していきます。さらに、その時期は国内、政党内で何が起きていたのかを解説していきます!


◎「支持政党なし」×「比例投票先」

分析の対象にするのは
与党の自民党、
野党第一党である立憲、
支持率急上昇の維新、
この3つとします。
JX通信社の情報を基に2021年1月から2023年4月までを対象とします。


分析をはじめます

※%表示
※多くが自ら計算したものの為誤った数字が出ている場合もあります
※文字数を調整するため文体は統一されていません
※解説についてはその時期に起きたことと調査時期が前後していることがあるため、数字に影響が出るのは翌月になるケースもあります
※解説部分は事実と筆者の推測がありますので維新ひいきがあってもご理解ください
※間違いがあった場合はコメント欄かTwitterのDM等でお知らせください

2021年


新型コロナワクチンの接種訓練をする様子

2021年1月
「自民34.0 立憲32.4、維新13.5」
この時期は一都三県に緊急事態宣言が発出されました。政府では補正予算が成立し、感染対策に21億円が盛り込まれました。自民立憲の数字が並ぶ。

2021年2月
「自民35.2 立憲25.2 維新14.0」
医療従事者向けに新型コロナのワクチン接種が始まりました。また当時の菅義偉の長男の接待問題が報じられました。

2021年3月
「自民39.8、立憲21.5、維新12.5」
緊急事態宣言の全面解除に踏み切りました。自民党では河井元法相の議員辞職願などがありましたがワクチン接種開始などで自民の評価がアップ。

2021年4月
「自民34.1、立憲22.4、維新13.8」
三度目の緊急事態宣言発出。「またか、、」という空気感もあった記憶。維新は衆議院北海道2区補欠選挙に独自候補を擁立しましたが敗北しました。

2021年5月
「自民37.0、立憲24.7、維新12.8」
緊急事態宣言を6月末に延長すると発表しました。今思えば、政府は決断の連続だったなと。

2021年6月
「自民30.2、立憲27.4、維新14.9」
国が公文書改ざん問題のいわゆる「赤木文書」を提出しました。また菅原前経産相が選挙区内の違法寄付で略式起訴されました。

2021年7月
「自民29.6、立憲29.2、維新10.7」
東京では4度目の緊急事態宣言が発出されました。そして東京都議選では自民公明が過半数に届きませんでした。

2021年8月
「自民28.5、立憲23.0、維新17.2」
東京五輪・パラが一年遅れで開催。横浜市長選では立憲推薦の山中氏が自民側の候補に勝ち当選。維新松井代表は自公との連立連携を強く否定した。

2021年9月
「自民35.9、立憲26.2、維新16.5」
自民党新総裁に岸田文雄氏が総裁選を勝ち就任しました。また、デジタル庁が新始動をしました。

2021年10月
「自民29.6、立憲32.8、維新13.2」
無党派層からの立憲の支持が自民を抜く。月末の衆院選の影響は翌月に反映。自民安定多数、立憲野党共闘も成果実らず、維新は議席大幅増の躍進。

2021年11月
「自民27.5、立憲23.7、維新27.5」
ついに維新が立憲を抜いて自民と並ぶ。維新が文通費を取り上げ注目を浴びる。また立憲の新代表に泉健太氏が就任。また、オミクロン株国内初確認。

2021年12月
「自民21.3、立憲23.5、維新34.4」
維新が自民を10P離して無党派層の支持が一位に。この頃帰省控えが起き、PCR検査に続々と人が集まった。森友問題では国が遺族に1億円支払い。

2022年

安部元首相が銃撃された場所を現場検証する様子

2022年1月
「自民31.4、立憲22.0、維新27.7」
まん延防止が34都道府県に。自民は支持を回復しましたが、立憲は維新に支持を抜かれ、自民>維新>立憲に。

2022年2月
「自民28.1、立憲18.6、維新32.9」
国内感染の累計が500万人に。またかつて維新の共同代表を務められた、元東京都知事の石原慎太郎さんが逝去されました。

2022年3月
「自民26.5,立憲20.5、維新34.5」
ウクライナ、ゼレンスキー大統領が国会で演説。昨年の衆院選から維新の支持が急上昇。自民にとって脅威となり始めました。

2022年4月
「自民33.3、立憲16.7、維新22.5」
円が急落し20年ぶりに一時131円台に。ここから翌年までは維新の支持が伸び悩みます。衆院選の効果も落ち着きをみせる。

2022年5月
「自民39.3、立憲20.7、維新19.4」
バイデン米大統領が来日。ついに維新は、無党派層からの支持が立憲に再び抜かれる。自民の支持は4割ほどに上昇。

2022年6月
「自民31.3、立憲22.9、維新21.5」
電力の逼迫で初の注意報。さらに衆議院選挙の選挙区について10増10減が審勧されました。

2022年7月
「自民26.0、立憲19.5、維新21.5」
安部元首相が演説中に銃撃され死亡。参院選の比例では維新の得票数が立憲を上回りました。そして銃撃の動機から、、、

2022年8月
「自民21.2、立憲23.5、維新24.4」
旧統一教会問題と政治家との関係が大きく取り上げられました。また、代表選挙を経て、維新の新代表に馬場信幸氏が就任。

2022年9月
「自民17.3、立憲22.8、維新25.2」
自民が旧統一教会の点検結果を公表。沖縄県知事選は立憲推薦の玉城ちじが再選。維新は立憲との政策協力に踏み切る。五輪汚職で元理事が再逮捕。

2022年10月
「自民24.5、立憲20.6、維新22.7」
旧統一教会に質問権を初行使。山際大臣を更迭、旧統一教会問題。立憲、野田元首相が安部氏の追悼演説。維新は立憲との選挙協力については否定。

2022年11月
「自民30.8、立憲21.0、維新20.5」
葉梨、寺田大臣を旧統一教会問題で更迭。電通、イベント大手に五輪談合について捜索。自民の支持が回復し始めたか。

2022年12月
「自民24.9、立憲24.9、維新19.1」
秋葉大臣更迭、杉田政務官交代へ。自民の薗浦議員が離党し議員辞職、カネの問題。自民と立憲が並ぶ。

2023年

吉村氏を見つめる横山氏

2023年1月
「自民27.4、立憲25.8、維新17.9」
岸田首相が「異次元の少子化対策」と発言。防衛費増額について、維新はその前に改革すべきと安易な増税議論に反対。コロナ5類引き下げ時期決定。

2023年2月
「自民29.3、立憲15.4、維新25.5」
荒井秘書官をLGBT発言で更迭。維新の支持率が少し回復する。児童手当の所得制限、防衛費、少子化対策についての議論が盛んになる。

2023年3月
「自民20.7、立憲26.0、維新25.0」
岸田首相がウクライナのキーウを訪問。文化庁は京都で操業を開始する。立憲と維新の支持が増える。

2024年4月
「自民30.3、立憲15.2、維新29.3」
統一地方選挙が行われた。立憲小西議員のサル発言が問題に。維新は全国で大躍進の結果、勢いは後半戦に。岸田首相が演説中に爆発物を投げられる。


総括

自民は、2022年夏から秋にかけて旧統一教会問題などがあったもののなんとか無党派層からの支持は維持。常に3割を超すことは減ってきた。
立憲は、一定の支持は受けるも2021年10月以降は支持が3割に満たず維新の躍進で勢いに欠ける。2割から支持が前後することが近年は多い。
維新は、2021年秋の衆院選での躍進を機に立憲の支持を上回ることが多くなり時期によっては自民を上回る。一方支持の変動が特に大きい。


◎「支持政党なし」×「比例投票先」のデータ

JX通信社のデータより、割合を計算してExcelに打ち込んだものになります。

https://jxpress.net/

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