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#03 最初が肝心!矯正スタート前の準備いろいろ(2)

<前回までの話>
矯正準備のため、レントゲンやスキャナーで撮影を行いました。順調に進むかと思われましたが、矯正の計画を作成したお医者さんより連絡があり、歯を削る必要があることのこと…。


<歯を削る理由>

電話を聞いたわたしは「やっぱりか…」と思いました。というのも、実はお医者さんから事前に歯を削る可能性があることを聞いていたのです。データから矯正の計画を立てたところ、やはり不可避とのこと。

「hamuさんの歯はギチギチに生えてるから、矯正で動かす歯の隙間を作ってあげないとどうしようもないですね…。」

「どうしようもないんですね…。何本ぐらい削るんですか?」

「少なくとも、上下6本ずつ、合計12本は削ります。」

(めっちゃ削るやん…。)

歯を削る処置は、実はよくあること

お医者さんの説明によると、マウスピース矯正で歯を削ることは、それなりによくあることだそう。健康な歯を削ることになるため最初は抵抗を感じましたが、削るのはエナメル質(1.5~2mm)のうち0.2mm程度で、歯へのダメージはほとんどないとのことでした。

メリット・デメリット

わたしはスペースの都合上どうしても削ることになりましたが、そういったケースでなくても削ることを提案される場合はあるようです。例えば、以下のようなメリットが期待される場合です。

  • 削ることで歯がきれいに並び、バランスが良くなる

  • 歯の後戻り(元の位置に戻ってしまう現象)が起こりにくい

もちろん、削ることによるデメリットもあります。

  • 健康な歯を削ることになる(やっぱり避けられるものなら避けたいと思ってしまいます。)

  • 確保できるスペースに限界がある

  • 削る際、まれに痛みや出血がある(基本、麻酔はしない)

ひととおりお医者さんの説明を聞いた上で、もう一度「どうしても削るしかないんですよね!」と確認しました。過去に親知らずの抜歯で痛い目にあっていたわたしは、かなり慎重になっていました…(・・;)

「どうしても必要です」

「…わかりました。」

こうしてわたしは健康な歯12本を削ることを承諾したのです。

<そして歯を削る>

虫歯治療ではないので、麻酔なしでも痛くない。そう分かっていても、やっぱり歯を削るのは怖いです。当日を迎え、ドキドキしながら歯医者に向かいます。時間どおり到着すると、すぐ処置室に呼ばれました。

一瞬で始まり、終わる処置

「それじゃあ削っていきますね。虫歯ではないので麻酔もなしです。」

簡単に口の中の状態を見たお医者さんは、さっそく削り始めました。たしかに痛みはないけれど、ウィンウィン削る機会音が響き渡り、恐くて体がカチコチになります。

(怖い…次痛いのがきたらどうしよう…)

「終わりましたよ。」

(ん?もう?)

「今日は12本全部じゃないですけど、主要なところは8本ぐらい削りましたからね。」

めちゃくちゃ怖かったですが、まったく痛みもなく短時間で終わりました。てきぱき済ましてくださったお医者さんに感謝です…。

1つめのマウスピース

処置が終わると、お医者さんはマウスピースのケースを持ってきました。いよいよ今日から、マウスピース生活が始まります。

「いったんはめて、外す作業をしてみてください。」

言われるがままにはめて、外します。わたしは食いしばり用のマウスガードを付けているので慣れており、難なくこなすことができました。

1週間に1回ずつの交換となるため、今回は2つ受け取りました。2つ目のマウスピースが終わるころにアタッチメント(歯とマウスピースが強固に密着するようにするための突起)を付けるので、また来てくださいとのこと。

最初の2週間、マウスピースになれるところから進めていくようです。

削ったところを見てみると…

家に帰り、夫に無事マウスピース矯正が始まったことを報告。夫婦そろって歯列矯正となりました('ω')

晩御飯のときにマウスピースをいったん外し、食後すぐ歯磨き。虫歯にならないよう、いつもどおりフロスをすると…
前歯がなんかスカスカになってる!!!

歯を削ったので当然ですが…歯にとっての0.2mm、想像以上に隙間が空いたように見えます。特にしっかり削ったところはスカスカすぎてフロスがうまく通せません…(・・;)

今まで食べ物が挟まったことがないようなところに食べかすがついていたり…歯磨きとフロスだけで時間がかかってしまいました。

矯正とは、歯の並びを変えること。口の中のお手入れ方法も、様子を見ながら柔軟にやっていかないと…と感じました。

とはいえ無事始まったマウスピース矯正。そういえば、次につける「アタッチメント」って何なんだろう…なんて思いながら2週間過ごします。

アタッチメントをつける作業が、マウスピース矯正で一番大変(つらい)ということは、この時はまだ知りませんでした…。
次回、アタッチメントを付けにいきます。

▼前回の記事はこちら

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