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オンライン英語だけが持つ魅力 リアル英語にはない価値

英語学習者の9割が、オンライン英語に対して、
「リアル英語ができない環境で仕方なく選ぶ、格下の手段」
と思っているのではないでしょうか。

「オンライン英語」という言葉には、その便利さからどうしても「お手軽」「格安」「隙間時間の有効活用」といった、ファーストフードやコンビニにも似た割安感をまとっているような気がします。

しかし、その先入観をとっぱらってちゃんと考えたときに、オンライン英語だけが持つ魅力が見えてきます。オンライン英語には、ふつう考えられている数倍、数十倍の価値がある、ということに気づくことができます。




オンライン英語だけが持つ魅力4選


1.世界各地と生中継
自分のパソコンの前にいながらにして、世界を、地球を感じることができる。なんといってもこれに勝るものはありません!

あなたと、オンライン英語の講師の距離は、あなたとパソコン画面の距離=30センチ、ではありませんよ!

講師がフィリピンのセブ島にいるなら、あなたと講師の距離は3千キロ。
ドバイなら8千キロ。
ケープタウンなら1万5千キロです。

今、パソコンの画面の中で顔を見ながら話しているその講師は、1万5千キロ離れた地球の途方もなく遠いところにいる実在の一人の人間であり、自分と話すために時間を確保し、この瞬間に自分と向き合ってくれているのです!

この事実をより実感する方法は簡単です。
机の上に小さくても良いので、一個地球儀を置いてみて下さい。
自分はここ、講師は地球儀の表面をたどって、ちょっと回してここ!
これを実感するだけで、ぼくは自分が空間を超えた素敵な体験をしている最中であることに驚きと感動を覚えます。

この点、対面のリアル英語は、常に会話の現場が自分のいる「ここ」限定ですよね。(なぜなら、リアルだから)

会話の最中に、「地球」という空間の広がりを実感できる。これはリアルにはない特徴の筆頭だと思います。

そして、世界のどこの講師と通信をつなぐかは、ぼくたちの思いのまま!
先生に拒否権がない特殊な関係性。主導権はこちらにあるのです。

2.常に自分のホームゲーム
オンライン英語は、自分が慣れ親しんだ環境で勝負できます。
講師は地球上のはるか彼方にいようとも、
自分はいつもの家、デスク、パソコン、マウス。全てが自分に馴染んだ環境です。

一方、リアル英語は、ほとんどの場合が英会話教室、職場、客先、カフェなど、アウェイゲーム。
例えその場所が講師にとってもアウェイな環境だとしても、ぼくたちは英語力で大きなハンデを背負って戦うため、心理的にはアウェイ確実です。

ぼくたちは、英語学習環境に関しては、できるだけ心理的安全が確保された状態をキープした方が良いのは言うまでもありません。
その意味で、ホームで戦えることの利点は、大きくリアル英語に勝ります。

3.周りに日本人がいない
これは途方もなく大きいメリットです。

日本人英語学習者の9割は、日本人の前で英語を話すことは、ゴキブリを素手で捕まえるのと同じくらい忌み嫌っているのではないでしょうか。
なお、この感覚は、日本人に特有の感覚でもなく、非英語圏の複数の講師が同じ感覚を持っている、と言っていました。

日本人は、自分という存在を他人との関係性で定義します。キリスト教文化のように、神に対峙する一人の個、という自己認識ではありません。この日本人の目の前に、外国人と日本人が同時に入ってきた場合、3人の間でどう関係性を設計するか、という難問に直面します。これが4人、5人になってくると、設計図が複雑になり過ぎ、もはやムリゲーといっても過言ではありません。

そう考えると、オンライン英語における講師と自分の1対1の関係の中で生じる相性や話題設定の難しさなんて、なんとかなるレベルのものだと思いませんか?
リアルでもグループの中に埋没して自分を消した方がマシ、という人もいるかもしれませんね。でも、それはもはや学びから一歩引いてしまっているので、少し違う頑張りの話になっているようです。。。

4.ツール使い放題
ツールを使い倒しましょう。
翻訳アプリ、辞書、自分用単語リスト、講師の住む町のgoogle地図、英語ニュース記事。
講師が映っているその同じ画面に、アプリ、ツール、カンニングペーパー、なんでも並べて、利用して、レッスンに投じていけば良いのです。

まあ、これはリアル英語でもPCやタブレット、スマホをうまく使いこなせばできることかもしれませんね。



オンライン英語が過小評価される3つの理由


オンライン英語が、その価値に比べて過小評価されているとしたら、その原因は何でしょうか?

講師とはスクリーンの中でだけ会う関係
ぼくたちと講師は、常にパソコンの画面で隔てられています。
ノートパソコンの中では、リアルより一回りも二回りも小さい講師。
二次元のスクリーンの四角い枠の中に閉じ込められています。

英語の最終的な目的が「生身の人間との会話」だとすると、オンライン英語の講師は、今一つ臨場感を持てない架空の存在だと感じられるでしょう。

「強制終了」される
レッスン開始時間の到来と同時に、突如画面上に講師が現れます。
その瞬間から、レッスン終了へのカウントダウンが画面に表示され、制限時間が付きつけられるのです。

そして、カウントダウンが残り0秒になった瞬間、通信は強制的にシャットダウンされます。
その瞬間、ぼくたちはふと我に返り、部屋に一人であることに気づくのです。

通信環境が悪いとどうにもならない
通信環境が悪い場合、コミュニケーションの質が下がります。
音声が反響したりぼやけたりするだけのレベルから、途切れ途切れになってコミュニケーションがままならなくなる場合まであります。

自分の通信環境が問題なら、コストをかけて環境を改善することは可能です。相手の問題の場合、自力で改善することはできません。その講師とは縁を切り、比較的通信環境の良い国・地域の講師を賢く選別することが必要です。

以上、見てきたように、オンライン英語には、リアルにはない我慢ポイントがあると思います。

それにも関わらず、オンライン英語には、リアル英語が持ちえない独自の魅力があり、敢えてオンライン英語を選ぶ価値がある、とぼくは確信しています。

まとめ

ただでさえ幾重にも制約をかけられた環境のもと、さらに英語という思い通りにならない言語で、ぼくたちは果敢に講師にコミュニケーションを挑んでいきます。

同じ時間、地球のあちこちで、生徒と講師が自己紹介をスタートします。

生徒は、それぞれの夢、目的を胸に、オンライン英語にログインする。
同じように、講師にも夢や目的があって、オンライン英語にログインする。
今日も、地球のあちこちでオンライン英語の通信が交差します。

オンライン英語には、リアル英語にはない独特の魅力、価値、広がりがあります。

このnoteを読んで下さった皆さんは、次にオンライン英語にログインするとき、これまでより少し意識して、講師と自分のダイナミックな距離感、地球をはさんであっちとこっちで話している不思議を感じてみてはいかがでしょうか。

きっと、リアル英語代替としてではない、オンライン英語の魅力を再認識できるのではないでしょうか。


最後までありがとうございました!

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