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シャーロックホームズや日本のドラマより名探偵ポワロを勧める理由

愛着が持てる

シャーロックは自他認める社会不適合者。正直イラっとした人もいるのでは?
名探偵ポワロは小太りな髭のあるおじいさんで、常識人。油っこいイギリス料理を嫌う紳士。

ポワロ像が一つ。

シャーロックホームズは知っての通り、有名すぎるがために日本、海外問わずいろんなドラマ・映画、演劇(宝塚でもやってる)でいろんな人が演じているため、人によってシャーロック像が違う。
その点、名探偵ポワロは今のところイギリスのITVがドラマシリーズのみなので、ポワロ像は上に書いたものしかない。(原作から入った人は違うかもしれないが)

暑苦しくない

打って変わって、日本の探偵・警察ドラマと比べると見やすい。
船越さんのような暑苦しいキャラではない。常識人なので、いつも冷静。

人情ものではない

日本のドラマは人情物がおおく、殺人の動機が「許せなかった」がほとんど。それでいて、上下関係とかチーム間のいざこざとかも描く。正直言って飽きた。
ポワロに限らないが、殺人の動機のほとんどが「金目当て」と潔い。(ABC殺人事件では、カモフラージュのための殺人もあったが)
それでいて、涙で訴えるシーンはほとんどない。よくある犯人の語りがあった後、逮捕してエピローグだけなのですっと入る。

実はレイトン教授と共通点が多い。

レベルファイブのレイトン教授シリーズ。好きな方が結構いるのでは。
実は、レイトン教授と名探偵ポワロはプロデューサーがポワロファンなのではという程、共通点やポワロのオマージュと思える点が多い。列挙すると

1. イギリスが舞台
2. スコットランドヤードと密接にかかわっている。
3. 謎を解き明かす時、人を集める。
それってコナンでしょと思うかもしれないが、当然ポワロが先。シャーロックホームズはすぐに謎を解いてしまう。
ちなみに、ポワロは指を差さない(普通に失礼なので英国紳士はしない)。犯人に近寄るだけ。
4. 英国紳士
5. レイトン教授に出てくるスコットランドヤードの警部の顔が
ドラマシリーズの警部と似てる。
比較用に貼ると...

画像1

画像2

画像左がジェームズ警部。ほらそっくり。
真ん中はヘイスティング中尉。シャーロックホームズのワトソン、レイトンのルーク、「相棒」の相棒のほう。
6.レイトン教授現行シリーズのスコットランドの刑事の名前がアスポワロ
これが証拠と言わんばかりに、名前にオマージュをささげてる。
江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポーから来たように、帆村荘六(海野十三の小説に出てくる探偵)がシャーロックホームズから来たように。時代の連鎖が続いてる。

コナンのあの画像ネタ、実はポワロが元ネタ。

コナンの作者さんがネットに挙げた「ペロ、これは青酸カリ!」
知っている人も多いのでは。
実は、元ネタは名探偵ポワロの「黄色いアイリス」。(ドラマシリーズ第36話。Wikiでは第5シリーズだがアマゾンは第4シリーズ)
この話の中でポワロが毒殺による殺人現場に居合わせたため、すぐに近寄り被害者が飲んだワインを一口。そして、一言。「青酸カリだ」
これを見た瞬間、電撃が走った。古典作品の醍醐味、「元ネタを知る」を味わった自分は完全に虜になりました。

以上。

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