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おねんどを通して広がる子どもとの創造活動

モノづくりに興味があり、いろいろな作品を作り出す長女(7歳)との紙粘土工作をしたときのお話です。


遊びがあわない姉弟問題と赤ちゃんのお世話問題


我が家には7歳長女の下に5歳、2歳と0歳4ヵ月の弟や妹がいて当然ながら遊びが合うわけがありません。
各々が自分の好きなことをやっていればいいのですが隣の芝生ならぬ隣の遊びが気になってしまうのが人間の心情というもの。
加えて下の姉弟たちから見たら、お姉ちゃんの遊びは魅力的に映るのです。

一緒に遊べるブロックや積み木などのおもちゃならいいのですが細かいパーツがいる遊びや絵の具やハサミ、カッターなどを使うもの、折り紙などを使いたい長女と道具の使い方も楽しみ方も知らない弟たち。
長女からしたら「邪魔しないでくれ!」となるのも無理のないことです。

長女の望みは「お母さんと一緒に作りたい」なのですが現状は家事育児のある程度の流れはあるもののどうしたって不測の事態は起こります。
せっかく約束したとしても出来るとき・出来ないときが出てきてしまう。
母と長女の時間をいつどのように確保するか?
常日頃からの課題となっていました。

図書館での出会い


図書館でいつも長女が行くコーナーには折り紙や手芸、料理などに関する本が並んでいます。
今回長女が手に取ったのは『紙粘土作品』の本でした。


おねんどお姉さんこと、岡田ひとみさんの本

長女が選んだ理由としては、

  • やったことがあるから取り掛かるハードルが低い(縫い物をやろうとしたけど訳が分からず断念した経験あり)

  • お母さんを待たなくても、ひとりでもどんどん進められる

  • 必要な材料は家にある(紙粘土のみ購入)

との理由で長女なりに考えてチョイス

次の日やってきたチャンス!

早朝6時前、母が起きて下の部屋にいると降りてきた長女。
一緒に朝ごはんをゆっくり食べてもまだ登校するには早い。
「今一緒におねんどやろうか?」
母のことばに表情が明るくなる娘。 「準備する!」といって足早に机に向かう。
母の脳内BGMは爆風スランプさんの"ランナー"がながれる。
弟、妹を起こす時間と長女の登校時間まであと1時間ほど。
いける!
今ならできる!
母と長女の心はひとつ 

ものづくりが好きな母と娘 それはそれは楽しい時間


お母さん作 食パン


何から作ろうか?
お母さん食パン作ってみた 
いいねー!
メロンパンの色違いを作ろう
デニッシュは私はいちごを作るから ママはブルーベリーね
楽しい会話をしながら一緒に作る。
ひとりで作るのも楽しいけど一緒に楽しめる人がいるともっと素敵
長女から絵具を着色するやり方で「そのやり方じゃもったいないよ」と言われ、どっちがママなんだか?
なんてやり取りも。
あっという間に時間は過ぎてしまいました。

子どものようにあそぶと得られるもの


イチゴは長女、ブルーベリーはお母さん作


遺伝子なのか星のめぐり合わせなのか好きなものが一緒な人が身近にいるととても面白い。
娘にとって「お母さんと好きなことをして楽しかった」経験と思い出ができたことと私自身もすごく楽しかった!
なかなかとれない長女との時間はとても価値のあるものとなり、さらに出来上がった作品を使って長女と次女でおままごと遊びもできる。遊びが発展しました。

うっかり学校の登校時間ギリギリまで遊んでしまいましたが。
無事に時間通り長女は登校。
母も弟、妹たちの朝ごはんに身支度を済ませそれぞれの一日が始まりました。 うふふ。



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