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いつも目の前に『いろえんぴつ』がある生活、想像したことはございますか?

写真を見た方は「なんだこれ?」と思われたかもしれません。
色鉛筆専用の鉛筆立て、「いろえんぴつたて」の紹介です。

いつも目の前に『いろえんぴつ』がある生活、
そんな光景を、あなたは想像したことがございますか?

多くの方々が、想像すらしなかったことをお見せするのが波紋堂の仕事です。
この場をお借りして、ちょっと詳しく説明をさせていただきます。


●「色鉛筆」は、忘れられた存在

大人になると、色鉛筆を使うことが無くなります。
なぜでしょうか。
色鉛筆は筆記具ではありますが、どちらかと言えば「画材」の部類に入るのかもしれません。消しゴムで消せないものも多い。だから、絵を描く時にしか使わなくなります。
そして絵を描き終えたら、引き出しの中になどに片付けてしまい、そのまま存在すら忘れてしまうのです。。


●こどもの頃の色鉛筆の記憶。

少しだけ子供の頃を思い出してみましょう。
ある日、生まれて初めて出会った「いろえんぴつ」。
ケースを開けると、虹のようなグラデーション。
いろんな色がズラっと綺麗に並んでいるのが目に飛び込んできます。
まさにそのとき、一瞬心がパッと明るくなり、ワクワクしませんでしたか?
そう、心が動いたのです。
子供のころの純粋な気持ち、少し思い出せましたでしょうか?


●色鉛筆をぶちまける

さて、急にネガティブなことですいません。
あの色鉛筆の独特の金属ケース、ちょっと開きにくいですよね。
今でも色鉛筆のケースは、金属製の、あの平べったいものが多いようです。
開くのにちょっと苦労しますが、でもメーカさんは、あのケースを開いたときの目に飛び込んでくる光景を大切にしているのでしょう。
子供の頃、あのケースが開けにくくて、何度ガシャーンと中身をぶちまけたことか。。
もしかすると、つい引き出しの奥へ片付けてしまうのは、そのケースの開けにくさもひとつ関係しているかもしれません。


●暗く、冷たい世界

 ・ちょっと扱いにくいケース
 ・どこかへ片付けられる
 ・もう、思い出してももらえない。。

なんとも寂しい、色鉛筆の運命。
子供のころに初めて出会い、私たちにトキメキを与えてくれたあの「いろえんぴつ」は、忘却という、冷たく暗い世界へ陥ってしまったのです。


●いまここに来て、色鉛筆にハマる方々

毎日忙しく過ごされている方々。ネットを見れば「あなたにオススメ」の商品ばかりが目の前に。そんな毎日では、自分の知らない世界が、どんどん遠ざかっていきます。
そして私も知りませんでした。今現在、色鉛筆がこんなに人気があることを。
いくつか例を挙げてみます。

・大人の塗り絵
 大人に人気のある題材の塗り絵。いろんな絵柄があり結構楽しい。

・コロリアージュ
 フランスから入ってきたもので、ちょっとオシャレな感じです。
 癒しの効果があるということで話題に。

・曼陀羅アート
 チベットの砂曼陀羅が基になっているのでしょうか。
 輪廻を表現した幾何学模様の塗り絵。これも癒し効果があるそうです。

・色鉛筆イラスト
 色鉛筆の可能性はここまであったのか、と思わせられる世界。
 写真との違いが分からないくらいの写実的な絵が話題に。
 日々の努力で普通の人でも書けるようになるそうです。


●そして「いろえんぴつたて」の誕生

色鉛筆は、この変化の激しい世の中で、いろんなものが淘汰されて、それでも何十年も生き残っているもの。それだけで、大変な魅力をもっている証拠と言えるのではないでしょうか。
ここでさらに色鉛筆の良さを見直し、色鉛筆との新しい関係性を探っていこうではないかと考えました。
そこで掲げたテーマが「いつも目の前に、色鉛筆がある暮らし」です。


●貴方は机の上に、何を飾ってますか?

お気に入りの本、観葉植物、記念写真、お人形などなど。
みなさんいろいろなものを飾っていると思います。中には、断捨離しているとか、ミニマリストなのでスッキリとして何も置いてない、という方もいらっしゃるかもしれません。

でも、ぜひ机の上に置くものの一つとして「いろえんぴつたて」もご検討いただきたいのです。

さて、その「いろえんぴつたて」とはどのようなものなのか?
もう少し具体的に説明させていただきます。


●どれくらいの大きさか。

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「いろえんぴつたて」1個の写真↑

1個あたりのサイズは以下のとおりです。

 サイズ:幅100mm、奥行き50mm(底面の支え部)、高さ70mm
 重さ:49g

写真や数字だけでは分かりにくいと思いますが、実際に現物を手に取ってみると「思ったより小さい」というご感想をいただいたことがあります。
ご購入前に、定規などを見ながらサイズ感をご確認いただくとよいかと思います。


●1個に12本。

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「いろえんぴつたて」。36色色鉛筆の、濃い色だけを立ててみた写真です。

世の中の色鉛筆は、12色・24色・36色・48色・60色・・・120色と、なぜか12の倍数です。だから「いろえんぴつたて」も、一個あたり12本入るように設計しました。(JIS規格「鉛筆の軸の太さは直径8mm以下」を基準にしています。)
丸軸タイプならちょうど12本、六角軸は少し細いので、頑張れば13本入ります。

●アルミ製です。

「いろえんぴつたて」の材質はアルミです。
アルミの表面にはサビを防止するための「アルマイト処理」を施しています。サラッとマットな仕上がりとなっています。

(ちなみに波紋堂の商品は、ガルバリウム鋼板を使っていることが多いのですが、「いろえいんぴつたて」はあえてアルミにしています。底面にスポット溶接をしなければならない、という技術的な事情もありますが、色鉛筆の色映えを考えると、やはりアルミがすごく良かったのです。)


●ゆるく連結できます。

これは写真でご覧いただいたほうが分かりやすい。

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「いろえんぴつたて」を連結した写真。

このように、ゆるく連結できます。
スライドさせれば、サクッとはまります。
色鉛筆は色数は通常12の倍数ですので、殆どの色鉛筆に対応できるように、そして、綺麗にズラっと並べられるように、連結できるようにしています。


<ここでちょっと余談>色鉛筆、何色入りを買いますか?
子供の頃、本当は36色とか48色が欲しいのに、親から「12色で充分でしょ!」などと言われて不満を感じた経験はございませんか?
大人になれば60色でも72色でも買えます。笑 誰も咎(とが)めませんので。
さて、貴方なら何色入りにしますか?
私はなんと、大胆にも120色入りを購入しました。商品開発に必要な投資だ!とか言いながら、でも内心ワクワク、顔はニヤニヤしながらネットで購入しました。
そして早速「全120色」を使ってみました。
するとなんと、「こんな色、初めて。。」初めて経験する色と何度も出会うのです。当たり前といえば当たり前なのですが、そこまで想像してませんでした。
この感動とトキメキは、子供のころとはまた一味違います。
この年齢になっても「初めての経験」でドキッとする事があるんだなぁ、と。
もしかすると、PCを使い慣れ過ぎて、もうすっかりこういう感覚を忘れてしまっていたのかもしれません。


●「いろえんぴつたて」があると、どうなる?

波紋堂の商品「いろえんぴつたて」。
この商品、私自身も使用して判明したことです。

 (ビフォー)色鉛筆、使用後は引き出しなど、奥へ片付けてしまう
          ↓
 (アフター)色鉛筆がいつも机の上にある(いつでも使える)

となります。
これが「いつも目の前に、色鉛筆がある暮らし」です。

例えば、机の上がパッと明るい感じになったり、ちょっとしたメモ書きが、いつの間にかカラフルになっていたり。
スマホやPCでは感じ得ない感覚があります。

それにしてもこの製品、そんなの必要ないと言われてしまうかもしれません。でも、こういう無駄・不要と言われるようなものが、実は結構大切なのです。
人生は、無駄なものが多ければ多いほど豊かになる。
そうとも言えるのではないでしょうか。


●「いろえんぴつたて」のデメリット

私はこの商品を開発した本人なので、なかなかそのデメリットを考えるのは難しいのですが、やはり気付いたことはお伝えしなければなりません。

・ガッチリ頑丈、とは言えない。
何度か改良し、できるだけ頑丈にしました。でも何かの拍子で、どこかに強い力が掛かってしまうと、二つに分離してしまう可能性があります。それは”スポット溶接”という工法で二つのパーツを組み合わせているからです。通常の溶接よりも少し弱いので、少し頑丈さに欠ける部分があります。
とは言え、構造はごくシンプルですので修復は簡単です。金属もくっつく接着剤(100均ショップなどで売ってます)で、位置合わせ用の穴にキッチリ合わせてくっつければ、問題なく使えます。

・鉛筆の出し入れは丁寧に。
通常の鉛筆立てのように、広く口が開いているわけではありません。鉛筆1本が入る程度の幅しかありません。だから、あまり激しくガシッと入れたりすると、鉛筆の軸の塗装が削れる可能性があります。でも、例えばそれを気にされるお客様は、縁の周囲にマスキングテープを貼って鉛筆にキズがつかないようにするなどの工夫をされているようです。元々すごくシンプルなデザインですから、いろいろ工夫して楽しんでいただければと思います。


●ここまで読んでいただいた方へ

ここまで読んでいただき、誠に有難うございます。

波紋堂は「いままで見たこともない」という商品を開発するため、日々活動しています。アート的メッセージと、デザイン性の配慮、そして民芸品のような身近な存在になることを目指しています。
簡単に言えば、アート作品なのにわりと気軽に買えるもの、といった感じです。

時々、波紋堂の商品はもっと安くならないのか、と言われます。これがなかなか難しい!
実際のところ、波紋堂の商品は、高い・安いの判断ができないものばかりです。
「この世になかった商品」を作ってしまったが故、比較する対象がないからです。

ただ、波紋堂はスタートしたばかりのひよっこ会社です。できるだけ多くの方々に使っていただきたい! そういう気持ちから、初回ロットのみギリギリの価格設定とさせていただきました! 
(購入ページは一番下↓)

もしお気に召さなければ、ご返品も承ります。(ただし、ご購入日より1ヶ月以内。また、返品の際の送料はお客様にご負担をお願いしております。不正取引を防止するためですので、どうかご理解・ご協力の程、お願い致します。)

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*補足* コーリン色鉛筆120色について

「いろえんぴつたて」の写真で頻繁に使用している色鉛筆は「コーリン色鉛筆120色」です。色鉛筆としては、ベテラン色鉛筆ユーザーにも「とても発色がいい」ということで一目置かれる存在です。
私はと言えば、コーリン鉛筆さんの「三角顔のロゴ」があまりにも懐かしくて、思わずポチッてしまった人間です。
50歳前後の方なら、この「コーリン鉛筆」というメーカーさんをご存知ではないでしょうか。ぜひ一度ググってみて下さい。あの三角顔を見て、アッ!これは! と思われるのではないでしょうか。
そしてついでに、「コーリン色鉛筆120色」もチェックしてみて下さい! 
120色も必要?と思われるかもしれませんが、これは決して侮れません。こんな歳になっても「こんな色、初めて!」という体験を何度もできるのですから。

なお写真での使用につきましては、コーリン鉛筆の社長さんに許可をいただいております。
え!どうやって許可を?
もちろん、直談判しました!(笑)
いや本当に、TwitterでDM送って、直接お願いしました。
とても有難いことにご了解をいただきまして、本当に嬉しかった!
とても優しい社長さん!! 有難うございます!!




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