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ボタニカルパワーについてのコラム

私たちのすぐそばにある植物。
身近にありすぎて普段あまり気に留めない存在ですが、その中には素晴らしいパワーが秘められています。
気づかないうちに私たちは、ハーブや精油等、さまざまな形で植物の力を借りているのです。
食べたり、香ったり、皮膚につけたり、その形は様々。
今回は、そんな植物の力…ボタニカルパワーを改めて感じてみましょう。


ハーブとしての力


ヨーロッパでは、古くからハーブが生活の一部として利用されてきました。
食材の臭み消しや保存のための防腐として、飲料として、怪我の治療や身体を癒す民間療法として…等、その活躍は多岐にわたっていました。
現在でも、世界中の多くの場面でハーブは利用されています。
ローズマリーやバジル、ミント等、調理用としてご家庭のキッチンに置いてある方も多いのではないでしょうか?
またハーブティーなどでもかなり身近な存在ですね。
今では、「身体の中に取り込む」ものとしてハーブは私たちの身近な存在となっています。

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精油としての力


日本には「香道」という文化があります。
平安時代には、白檀などの香木を利用して部屋や着物に香りを焚き占めたり、さまざまな植物の香りを組み合わせて香りの良さを競ったりしていました。
海外でも、植物の香りは古くから取り入れられ、心を癒し健やかに暮らすためのアイテムとして大切な存在でした。

香りとは、取り入れると大脳辺縁系という部分に伝わる情報です。
大脳辺縁系には感情や記憶を司る海馬があるため、香りは感情や記憶と強く結びつきます。
懐かしい香りをかぐと、その当時のことを思い出したりしますよね。
つまり香りとは、私たちの本能的な部分に直接訴えかけるものなのです。

そのため、好きな香りをかげば気持ちが明るくなったり、逆に嫌いな香りをかいでしまうと嫌な気分になったり…
自分のメンタルをコントロールするために、香りという存在は欠かせません。

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めぐるカラダづくり


毎日忙しく過ごしていると、どうしても疲労やストレスが溜まり、肩こりや目の疲労、メンタルがネガティブになる…などの不調が出てきてしまいますよね。
病院にかかる程ではないようなちょっとした不調であれば、とりあえずそのまま様子見、現状維持という方がほとんどかと思います。
そのような身体に不調が溜まってしまっている時には、意識をして身体をほぐしたり、ストレスをデトックスしたりできる時間を作ることができればよいのですが…そうわかってはいても、その時間をどのように取り入れたらよいかはわからないもの。

そんなときに役立つのが、植物の力です。
医薬品のような明確な効能はないけれど、「ちょっとした」「なんとなく」な不調を癒す助けになってくれるのが植物。
エッセンシャルオイルで好きな香りをかいでメンタルを落ち着かせたり、ベジタブルオイルで身体をマッサージしてあげたり、温かいハーブティーを飲んで身体を内側から温めたり…。

私たちが身体と心をほぐし、巡りのよいリラックスした状態になるのに、植物のパワーは絶大です。
ボタニカルなパワーは優しく私たちの身体と心に作用してくれるので、私たちも安心して取り入れることができます。

小さな身体のなかにたくさんのエネルギーを秘めている植物。
そのボタニカルパワーを上手に借りながら、自分の生活をより快適に過ごしていきたいですね。


ありがとうございます。