リミテッド大予想「イニストラード:真夜中の狩り」#3 おまけ マストピック編

概要

この記事は、遂にフルスポイラーが公開された「イニストラード:真夜中の狩り」(以下MID)の全カードを眺め、リミテッド環境を予想してみようという、新パック発売前のこのタイミングでしかできない楽しい楽しい遊びをした結果うまれたものです。

この記事#3では、コモン、アンコモンの中でも特に優秀、または汎用性の高いカードを筆者の頑張った見識眼で見つけ出し、色やアーキタイプ決めをスムーズにしていきたいと思います。

更新履歴

9/23 環境に参戦してみて、これらの予想記事に対する振り返り記事を作成。→こちら

前提

・ドラフトルールに関しては、特記がない限り、MTG ARENAにおける「プレミア・ドラフト」を想定しています。(筆者がそこで一番遊ぶため)
・この記事は、パック配信・発売が開始する前に書かれた記事であり、実際の環境についてなんら保証するものではありません。ふんだんに妄想が含まれる可能性もあります。
・リミテッド環境に対する考察であるため、レア・神話レアのカードは出現率が低いものとみなし、考察の対象はコモン・アンコモンのカードが中心になります。今回は特に、レア以上の考察は行いません。
・本ページに記載されている画像はすべて、マジック・ザ・ギャザリング公式サイト(https://magic.wizards.com/)を出典としています。特に、以下のページからの引用を含みます。

それでは考察はじめます。

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 白のマストピックはこの4枚。

「ガヴォニーの黎明護衛」
 3マナ3/3という標準マナレシオに、昼夜を切り替えるだけでカード・アドバンテージを稼げる。昼を定義してしまうカードの懸念として、対狼男で夜にするチャンスを早く用意してしまうということがあるが、これは低マナカードを稼ぐことで、昼に再度戻す(2回唱える)ことも十分可能になるのが強い。

「仮初めの時間」
 白の除去の質がそう高くない関係で、相対的にではあるが、このカードの価値は非常に高い。万能パーマネント除去呪文として、白ならマストピック。

「聖戦士の奇襲兵」
 2マナ3/1瞬速、コンバット・トリックとしてタフネス3までを落としに行けるというだけでも有能なのに、更に追加1マナで解呪もできる!そしてコモン!強い!

「愛される物乞い」
 1枚で2枚分働くだけでも便利なのに、裏面がとても強いので、これは見たら取りたい。タフ4は大事。

  それ以外で汎用性が高そうなのはこのあたり。

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特に「ガヴォニーの罠師」、「黄昏の享楽」、「忠実なグリフ」は、低速寄りの白デッキで遅延に良さそう。「グリフ」は飛行クロックにもなる。盤面を継続強化する「物騒な群衆」「オドリックの先導」は集会でも降霊でも便利だし、「決闘策の教練者」は4マナ3/3先制攻撃だけでも強い。

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 青のマストピックはこの2枚。

「臓器の溜め込み屋」
 ぶっ壊れコモン。キャントリップ3/2でも強いのに、こいつは「3枚見て1枚選ぶ」「残りは墓地に送る」と強いことしか書いてない。前のめりな青赤スペルでさえも入れていいでしょこれ。

「異形の隼」
 イニストラードの「エイヴンの永遠衆」。飛行クロックにおまけのトークンがついてきたらもう勝ちでしょ。ただ、動員ゾンビと違って、腐乱ゾンビはチャンプブロックできないし継続的なクロックにもならないから、ちょっと劣る。(それでも十分強い)

 それ以外で汎用的なカード。

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「幻影の馬車」、4/4飛行はかなり信頼のおけるクロック。そして降霊を1枚でも差しておけばカードアドバンテージを稼げる。組み合わせる他の色によってはフラッシュバックも落とせるのが良い。最悪後述の「鍵の秘密」落として調査しまくろう。
「溺墓の縫合体」も良い重めクロック。起動コストがかかるとはいえ、アンブロ3点はライフを詰めるのに素晴らしい。タフネスが高いので火力でも落ちにくく、壁としても働けるのが偉い。
「鍵の秘密」は1枚で実質3ドローと考えると超強いよね。インスタントなのでURスペルで果敢誘発にも使える。「驚愕」もキャントリで強いはず。(でも筆者は「ショッキング・グラスプ」を使わなかった)

 なおデルバーは強いのみんな知ってるけど、リミテで変身するの難しそうだから入れてません。

 確定除去は以前紹介したしマストピックには変わりないので、それ以外で行きます。

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「病的な日和見主義者」
1死亡を1ドローに変える変態。マストピックだし、見たら焼け。相手のターンにも、相手のクリーチャーでも誘発するあたり、「ゾンビ・オーガ」さんよりもさらに仕事すること間違いなし。タフ3なので焼かれないようにだけ注意。でも見たら焼け。

「屍合成」
カードアドバンテージを失わない、強力なオーラ。ゾンビが死んでいるうちに膨れ上がった装備クリーチャーで殴るのです。フライヤーやトランプルにつけられたらなお良いですね。ちなみにこれも相手でも誘発する。

「グールの行進」
これも相手も誘発かよ!自分のクリーチャーの死亡を2点火力に変えるだけでも偉いのに、相手でもかよ!強いよ!マナ・コストやすいし!

「破滅刃の悪漢」
4マナ4/3側面攻撃。裏面だと5/4側面攻撃、しかもチャンプブロックしても直接ライフを削るおまけ付き。

 汎用はこちら。

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「引きずり足のゾンビ」は接死したあとに腐乱ゾンビがついてくる。「吸血鬼の侵入者」はタフ1が不安だけど、早い飛行2点クロックは嬉しい。「ビヒモス」は黒に少ないフィニッシャー枠、サクらなくてもマナで出せるところも推せる。「血の契約」は1マナ重くなったからってインスタントになって色拘束も減ってる「血の署名」。黒に少ないカードアドバンテージを稼ぐ手段としても、最後の相手のライフを詰める手段としてもGood。

 こちらも火力は割愛。でも火力を割愛したらマストピックはなくなったので、汎用かなってやつを列挙。狼男はどれも強いんですが、速いURスペルやRWバーンに行くならちょっと悩むなと思って入れていません。自ターンに2回唱えちゃいそうだし。

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「熱錬金術師」は継続1点火力しつつタフ3でゾンビ止めれるのが偉い。「似姿焼き」は軽いバットリだしファクトも割れるし1枚はほしいね。「前哨地の放棄」はフラッシュバックで2回使えるから、フルパンを2回通したら実質勝ちでは?「月の激情」は調整できるバットリだから困ることはないよね。おまけで先制攻撃とトランプルつくし、終盤ならこれで勝負決まるかも。

 緑も除去は少ないかつ優秀だし、「垂直落下」以外は当然マストピックとして、それ以外を見ましょう。

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「鳥の称賛者」
 貴重な到達持ち。タフネスが高く、パワー1でも降霊は止められる。

「辺境地の罠外し」
 裏面で継続的に解呪していくの本当に強い。最悪表面でも使えるのが強い。

「曲芸師の一座」
 X+1マナX/Xのクリーチャーは、いつ出しても困ることがないのに、場の状態に寄っては更にカウンターを稼ぐ。

 それ以外の汎用カード。

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「蟻の隆盛」は1枚で4体のクリーチャーを出せるので、盤面を一気に構築できて優秀。「シボウタケの若芽」こと緑デルバーは、回避能力こそ持たないが、墓地肥やしと墓地対策を兼ねて、継続的に成長することもできるというのが強い。

無色

 無色の、マストピックではないが汎用カードはこちら。

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「銀弾」は無色火力にしては軽い上に、3点で落としにくい狼男は確定なのが素晴らしい。除去が薄い場合は積極的に取りたい。
「神秘の頭蓋骨」は、貴重なマナフィルターになりつつも7マナで5/6になり、大型クリーチャーの不足に困るデッキの救世主。

 以上です。リリース後に読み直して悶える予定です。使えるカード見逃してたらごめんね。
 それでは、イニストラードの長い夜の訪れを、楽しみに待ちましょう。


 なお、本記事における使用画像の結合には、以下のサイトをお借りしました。




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