君たちは温冷交代浴の気持ちよさを知っているか【東京浴場】
温冷交代浴ってこんなに気持ちよかったっけ?
と改めて銭湯の魅力に気づいた話をさせてください。
先日おじゃましたのは、品川区にある東京浴場さん。
この日はサウナに入りたくて、この銭湯にやってきた…のだけど、来てから気がついた。浴室に、サウナがない。
いや、正確にはある。脱衣所に。
東京浴場には「おこもりサウナ」といって、事前予約制で個室サウナが楽しめるのだ。
浴室に来るまで、おこもりサウナとは別にサウナがあると思っていた。恥ずかしい。えへへ
でも大丈夫。
わたしには「温冷交代浴」がある!!(別にわたしのものではない)
お風呂の種類は4種類。
ぬるめ、あつめ、あつめのジェット。
そして独立した水風呂。
まずは「ぬるめ」でウォーミングアップ。
あつめに移動して、身体をホカホカになるまで温まる。あっつ〜ってなる位あたたまったら、水風呂へ。
樽のような大きな湯船に、贅沢にざっぷーんと1人で入れる仕様。
ひゃ〜い!きもちいい〜〜〜!
水風呂苦手なわたしでも、しっかり浸かれる温度。
水風呂から出たら、ととのい椅子へ。
体の水分をしっかり拭いで、フーッと深呼吸。
徐々に体がフワーッとしてきて、足の指がビリビリしてくる。
サウナ→水風呂→外気浴のときに味わえる「ととのった〜〜」って感覚に近いけど、そこまではいかないゆるやかな感覚。
わたしはこのゆるやかで、おだやかな感覚が大好物だ。
は〜〜〜っとイスの上でとろけてしまう。
天井を見上げながら、「温冷交代浴の良さってもっと広まってもいいのにな」と思った。(偉そうに)
最近サウナブームの影響でサウナはどこも混んでいる。でも、銭湯はそこまで混んでいない。(場所と時間にもよるけど)
銭湯で過ごす時間はとてもゆったり、心地よく過ぎていく。
きっと周りの人たちも自分の時間をゆっくり楽しんでいるからだ。
銭湯やサウナではみんな平等。
洋服と一緒に、肩書きや背負わなきゃいけないものを一時的に降ろして、何者でもない「自分」で居られる。
でも最近サウナにいくと、どうしても周りの人の動きに敏感になってしまう。(サウナ室の空き状況とか、ととのいイスの空き具合とか)
でも銭湯はもっと軽くて、やわらかい。
なんかとっても心が穏やかになる気がする。
まっ個人的な感想だけどね。
500円でこんなに幸せになれることってなかなかない気がするんだけどなぁ。
温冷交代浴の良さって、どうやったらいろんな人に伝わるのかなぁと考える夜でした。
おしまい。