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質問に答えます!

こんにちは
今日は「Jさん」の質問に
『東洋医学をベースにした養生ダイエット』目線で答えていきたいと思います!


【Jさんの質問】

こどもの頃から、ひどく汗っかきです。
梅雨の時期に暑さを感じていなくても、汗がダラダラでますが、お腹は冷えています。
血行も悪く、手足に網目状の模様が出ます。
お風呂で温めるときえます。
どのように解決していけばいいのでしょうか?

45歳 女性 身長157cm  体重46kg BMI18.66
舌の歯型、低気圧に弱い、冷えのぼせ


体質診断

【気虚・血虚】と【水滞】

【水滞体質】

まず最初に、わかりやすい【水滞】から解説して行きたいと思います。

・下の歯形 (舌に水分が多い場合)
・低気圧に弱い
・お腹は冷えている
・梅雨時期のダラダラ汗

体の中に余分な水分が多く、むくんでいる状態です。
舌も水分が多く、浮腫んでいるので歯に当たって歯形がついてしまいます。

余分な水分は三半規管や神経を鈍らせ、めまいやだるさ、吐き気の症状が出ることもあります。

雨の日や低気圧に弱いのは、このせいですね。


また、お腹が水分で冷えて、基礎代謝も低下しがちです。

梅雨の時期にたくさん汗が出るのは、外の湿気が体の中に入ってくるため、いつもより更に水分過多になり、汗として出てきている状態です。


【気虚・血虚体質】

次に【気虚・血虚】を解説していきます。

・ダラダラ汗をかきやすい
・舌の歯型(舌が白い場合)
・BMI20以下の傾向
・血行が悪い

気と血が不足し、生命力が少なくなっている状態です。代謝が悪いので食べたものを栄養にしにくく、比較的太りにくいです。

ホールド力が少ないため、舌が広がって歯形がついてしまいます。ダラダラ汗をかくのも、ホールド力が少ないために起こります。

また、手足の網目状の模様、お風呂で温めると消えるものは「網状皮斑」だと思われます。この症状は血行不良から起こります。

年齢的にも更年期の症状が出てくる頃です。

血流悪化で「上熱下寒」いわゆる「冷えのぼせ」が起こりやすくなります。

上半身はポカポカなのに、下半身はひえひえ。

閉経前後10年で起こることが多い「更年期症状」に共通しているのが、この症状です。


体質に合った解決策

まず、基本の三原則を行って頂きたいと思います。
痩せる目的ではなく、内臓を休める目的で行います。

①12時間断食
②「ハレの日」「ケの日」を決めて
  週2日ベジタリアンorペスカトリアン
③「ケの日」は玄米の一汁一菜食

詳しくはこちらを参考にしてください↓↓↓

⭐︎『基本の三原則』を行うと起こる良いこと⭐︎

え? 
でも『基本の三原則』って痩せたい人がやるやつじゃないの??

って思ったかもしれませんが、実はそうとは限らないんです!

内臓の疲れが続いてしまうと、『代謝』の長期的な低下につながることもあるんです。

『基本の三原則』を行うことで、内臓が休まり代謝も上がって行きます。代謝が上がることで、血流がよくなり、水分代謝もよくなっていきます。

そうなんです!
『基本の三原則』は、体を中庸に戻してくれる、とっても大事な習慣なんです。
ぜひ、どの体質の方にも行って頂きたい習慣です。

更に、食事の際は温かい汁物を先に飲んで、胃を温めてから、おひたしなどの冷たいものを頂くと、胃が冷えて代謝が下がるリスクを抑えられます。

同じ原理で、冷たい飲み物も避けたいところです。外食で出される「氷入りの水」は、避けたいものの筆頭ですね。


では、次に

【水滞症状】の解決策

水滞の大敵は『甘さ』です。

『甘いもの』カロリーがあるかないかとか、食物繊維が多いか少ないかとかは関係なく、『甘さ』が体をむくませます。

スイーツ、精製された炭水化物、果糖ブドウ糖や甘味料の入ったタレやドレッシング、お酒などなど
もちろん砂糖もですが、『甘さ』を控えて、体をむくませる原因を取り除きましょう。

更に水分の摂りすぎに注意です。

1日1ℓ〜1.5ℓぐらいが目安です。常温以上の甘みのない物を摂りましょう。

「水滞」が強い場合は「小豆茶」をおすすめしていますが、Jさんの場合は「気虚、血虚」もあるので「黒豆茶」がおすすめです。ぬるめのホットでちびちび飲んで頂くと良いいですね。


温かい黒豆茶


お腹が冷えているので、小豆カイロで下腹部を温めたり、お風呂は湯船につかって体を温めるといいです。

低気圧で調子が悪い時は、耳の周辺のマッサージをしたり、利水効果のある小豆茶やヤンノー(小豆の粉末)をホットで飲んで頂くのがおすすめです。
体を温めて、利水して過ごしましょう。

耳のマッサージ


次に

【気虚・血虚】の解決策

こちらは、気と血の不足です。

おすすめ食材は
玄米(お粥)、黒豆、納豆、干し椎茸、高野豆腐、切り干し大根、魚介類などで、気と血を補っていきます。

また、血をサラサラにする玉ねぎや青魚もおすすめです。

長風呂やダラダラ汗をかくような運動は避けて、疲れたら食べない、動かないで寝るようにしましょう。

また、『ダラダラ汗』はホールド力の低下なので、レモンなどの柑橘類もおすすめです。

収れん作用ですね。
ただ、摂り方には注意が必要です!
甘さは加えず、果汁100%のレモン汁などを、カップのお湯に小さじ1杯程度入れて飲みます。胃が弱い場合は、もっと少なくてもいいです。

更に、昼間に摂ると日焼けのしやすくなるので、夕方以降の摂取がおすすめです。

レモン白湯

そして、睡眠時間を増やすように心がけます。
目が疲れると血が不足するので、使っていない時は目を瞑って癒しましょう。

リラックス〜

また、『網状皮斑』も血行をよくしてあげることが大切です。寝る前の足マッサージやリンパマッサージで、血を全身に回してあげましょう。睡眠の質もよくなります。

足のおすすめのマッサージです↓


まとめ

いかがでしたでしょうか。
甘さの摂りすぎに注意することと、体を温め血行をよくしてあげるとが大事です。

寝る前の足マッサージは、とっても気持ちがいいので、どの体質の方にもおすすめです。ぜひ、やってみてください。

忙しい現代社会、自分を癒してあげて
心も体も健やかな日々をお過ごしください。


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