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2021年に買って良かったもの筆記具編 <万年筆パイロット、木軸ペン野原工芸、万年筆AURORA、番外編でCROSSボールペン>
こんばんは!ノダです。わたしはNAGASAWAオリジナルデザイン測量野帳で購入筆記具を管理しています。
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この野帳、測量士が屋外でサッと書き込めるように作られたミニノートです。NAGASAWA.verは万年筆のペン先が箔押しされているのですよ。ペンショーで見た瞬間使い道が決まって即購入。
わたしの万年筆沼浸かり度は沼のほとりで、沼地の深さや色を測っている程度です。測量野帳は薄いしページ数も少ないので自分備忘録にぴったりだ。
購入した筆記具の感想、シリーズ名、ニブの太さなどをメモしています。
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予想以上の太文字具合が不満だったのでしょう。
というわけで、今日はここから2021年に購入した筆記具を紹介します。
①パイロットミューレックス
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万年筆沼の住人は新年筆と称してその年の最初の万年筆を購入する方がいます。私自身は2020年にセーラーのキングプロフィット21Kを購入してから万年筆熱が落ち着いていました・だから新年筆を迎えるつもりはなく手持ちのペンで満足していたところ、リサイクルショップでみかけたこれに一目惚れ。
2021年の新年筆がミューレックスとなりました。
万年筆に興味を持ち始めた頃、学生さんのブログでお父さんから万年筆を譲り受けて大事に使っているという記事を見つけました。
昭和時代製造の万年筆がまだまだ現役ということに驚き、初めて見た形状、昭和のお父さんというワードに無骨さとノスタルジーを感じました。
それが昭和の名品ペン軸一体型万年筆パイロットミューです。
装飾をそぎ落とした、シンプルな形状は今でも大変人気があり,ヤフオクでは高額で取引されています。2008年に復刻版ミュー90が出たそうです。
わたしが購入したのはミューの別ver、1977年に発売開始したミューレックスです。
ミューとの違いは軸の長さ。ペン首の窪みです。
素人目ながらペン先ゆがみ摩耗なし。とても良い状態でした。安価で買えてラッキーだった。
鉄ペンらしくカリッカリの書き味。細い文字がかけて手帳やノートに使えます。
②野原工芸シャーペン&ボールペン
マーブルウッドスリムボールペン
シーオークボールペン
紫檀旧型シャーペン 旧型
スタビライズウッド カエデコブ 旧型シャープペンシル 斑紋純銀色
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ツイッターで野原工芸という名前を頻繁にみかけるようになり、気になって買ってみたのが始まり。
公式サイトを覗いてみたら、筆記具商品は全て品切れで購入出来そうにない。待つこと数ヶ月。
待ちに待った予約開始の告知があり、時間に合わせて通販頁を開いて入力していたらサーバーダウン、通販中止ということに。噂に違わず凄まじい人気で驚いた。
このときは運良くダウン前にカート処理が終了していたので購入できました。
その後、本店予約が取れたので旅行がてら南木曾に行き、お店で購入。
直営店ではイロイロな軸を選ぶことが出来て目移りしました。
木軸に詳しくなかったので店員さんと相談するうちに自分の好みがモヤモヤ-っとした模様であることが判ってきて、マーブル、シーオーク、カエデ瘤という軸に落ち着きました。
軸選び楽しかった。
これよく考えたら、軸、ペンの種類、トリムカラーを選んでその場で作ってもらう形式なのです。
つまりセミオーダーなんですよね。なんて贅沢な。
大人になるとシャーペンを使う機会が無いらしいのですが、わたしは今でも書き物や図案の下書きでガリガリ使います。
③万年筆AURORA トロピチ ニブEF
2021年の忘年筆になったトロピチさんについてはこちらのnoteにて
本当に良い買い物をした。私の万年筆欲は満たされた!
付属のインクを開封する勇気はまだもてず。
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ファーストインクは、ブルー軸に合わせてエルバンのカランクブルーにしました。ネットで調べるとエルバンインクはAURORA万年筆と相性がよいとのこと。カランクブルーは南フランスの入江をイメージしたカラーです。
https://www.bleucalanque.com/
海つながりでトロピチにぴったり!
ペン先は固いですが、鉄ペンよりは紙とペン先の当たりが柔らかい気がします。インクフローがよくてスルスル書けます。
国産万年筆ならF~M軸くらいの太さの書き味です。
ペリカンM600EFと比べると、太さの強弱がAURORAの方が付けやすい。同じ18金でもニブの大きさが違うからか。ペリカンM600に比べるとトロピチは一回りニブが大きい。
こうなってくるとペリカンM800が気になるなぁ。まだ沼の誘惑は続いてる…。
④番外編クロスボールペン
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両親は小学校に入学前に離婚し、兄とわたしは母の元で育ちました。
中学入学祝いで兄が父から贈られたのはクロスのボールペンとシャープペンシルのセット。
ついでに二年後に控える妹の入学祝いも忘れないようにとまとめて贈ってくれたのでした。なんて横着な!
まぁ父はそんな感じの人でした。忘れた頃にふわっとプレゼントをくれたのです。
小学生5年生の娘に兄とお揃いのクロスセンチュリーのシャーペンとボールペンのセット。渋いな父よ…
しかし離れていても娘の好みは理解していたようだ。
なにこのおっさん臭いの!とはならず、わたしは大人の仲間入りしたキラッキラな気分になり、とても嬉しくて大事に大事に机にしまって大人になったら使おうと取っておいたのでした。
時々取り出して眺めて、ニヤニヤしていたような覚えがあります。兄は早々になくしてしまったけど、妹の私はきっちり箱にしまって保管していました。
大事にしすぎた結果、大人になる頃にはすっかり忘れてしまい、更に時が経ち、万年筆沼にはまりかけたころ、うっかり昭和筆記具沼にも片足を突っ込みそうになってから思い出したのです。
そういや、あのボールペンどうなった?と。
帰省した際に机の奥から取り出して久しぶりに父の想い出に浸りつつボールペンを使ってみようと、尾軸をくるくる回したら…
ペン先が出てこない
おや?
こねくり回していたら本格的にバラバラになってしまいました。見えてはならない内部構造が剥き出し状態に。
使うことなく寿命を迎えてしまったボールペンに心で涙しつつ、一縷の望みをかけて文房具屋にメーカーで修理できないかと持って行きました。
クロスは神でした。
壊れたボールペンは修理不可ですが、新品と無償交換してくれたのです。
二ヶ月後、無事に新品と修理不能品が戻ってきました。
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高級ペンを使っても下手くそな字は下手なままです。
でも書いてて気持ちがよいし楽しいのです。
趣味ってそんなもんですよね。好きな物は集めたくなるオタク気質なので、これからもこれは!と思ったら集めちゃうだろうなぁ
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