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「コミュ力おばけ」と言われた自分が、いつも使っている効果的なコミュニケーション方法TOP3

2021年11月に約5年ぶりにHameeにカムバックし、Japanチームに所属している金子と申します!

今はグローバル関連の業務を中心にいろんな所にチョイチョイ携わっています。リモートメインで働いてますが、Hameeのエネルギーを日々感じて過ごしております。

末っ子で転校を繰り返し、サービス業や営業、海外生活経験などを通して常に空気を読む生活をしてきた筆者が、39年の人生の中で繰り返し使ってきた仕事やプライベート、老若男女、国籍さえも関係なく使えるコミュニケーション方法TOP3を紹介します!

この記事から使えそうなものを試して、生活の中で少しでも役立てていただけたら嬉しいです。

記述している内容は自分個人の考えなので、あくまで参考としてこんな感じの考え方もあるんだと気楽にサクッと読んでもらえたらと思います!

1. プラスの言葉に変える、相手を否定しない/傷つけない表現

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©再現CGメーカー

コミュニケーションを取ることは仕事はもちろんプライベートでも必須です。とくに会話は毎日しているので意識しないことが多いですが、意外と言葉の表現1つ変えるだけで人間関係をグッと良く出来ることが多いです。

たとえば料理をする人とそれを食べる人がいるとすると、「今日の晩ゴハン何を作るか迷っているけど、何がいい?」→『ハンバーグでいい』これは何気ない普通の会話ですが、こう言った会話もほんの少しアレンジするだけでコミュニケーション的にポジティブに出来ます。会話は1文字変えただけでも印象がガラッと変わります。

『ハンバーグ"で”いい』は、『ハンバーグ”が”いい』と1文字変えるだけで、内容は同じですが【とりあえずなんでも食べられれば良いよ】という無関心な印象から、【クリアな意思表示+ポジティブな印象や雰囲気】に変わります。これだけでも人からの見られ方がよくなりますよね。

また、何事も否定から入る人がいますが、これもやはりもったいないなと感じます。必要な時に指摘することはもちろん大事ですが、頭ごなしに全否定することは相手を傷つけ、マイナスに働く場合が多く、結果としてコミュニケーション構築のチャンスをも潰してしまう可能性が高いからです。

自分が相手を傷つけずに上手いコミュニケーションの取り方をしているなぁと子どもの頃からお手本として見ているのは「関根勤さん、柳沢慎吾さん、清水ミチコさん、高田純次さん」です。

この人たちは長年芸能界にいながら、誰にでも本当にうまく絡める能力を持った素晴らしい人だと感じます。

1つの例として、関根勤さんが「笑っていいとも!」のコーナー内で、まったくの初対面の人に対して、その人の印象を表すコメントを即座に一言言うくだりがあったのですが、そのコメントがどれも秀逸なので一部を紹介したいと思います。

例えば、
・体育会系の人には「疲れは次の日取れているタイプ」
・ヤンチャそうなお子さまには「クレヨンしんちゃん14巻まで読みました」
・知的そうなタイプの人には「ラーメンよりつけ麺派です」など。

一見とんちんかんですが、ニュアンスを上手く伝えつつ傷つけない言葉を使って相手のキャラクターを一瞬で表現して場を和ませる、かつ相手の懐にスッと入るのがとっても上手い。人は笑うと心のガードが下がるので、こういうことができると空気を自分のものにしやすくなると思います。

自分はこのような相手を傷つけないスタンスやセンスを参考に、自分のキャラに合った言葉回しなどにアレンジして、コミュニケーションを図る会話をするように意識しています。

2. 上手くやっている人のモノマネをする

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どんな職場やコミュニティでも、人とコミュニケーションを取ることは常日頃からあります。大抵はスムーズに意思疎通が出来ますが、なかには相性が悪かったりして、コミュニケーションを取ることが難しい人もいます。

そういう人と最初から関わらなければ一番楽ですが、どうしてもコミュニケーションを取らざるを得ない時に使えるのは「モノマネ」です。

何をモノマネするのか?
それはその難しい人(仮にA君)と「仲良くやっている人(B君)のモノマネ」をします。

そのA君と上手く付き合っている人はどんな話題を振って、どんなタイミングで話して、どういう立ち回りをして、どういう声のトーンで話しているのかをモノマネします。そうすることでA君と距離を詰めます。

逆にB君がやった失敗やA君の反応が微妙だったものに関しては、反面教師として、もっと上手い対応を考えます。そうすることでB君よりも信頼を得られる可能性が高くなります。モノマネ+人のふり見て我がふり直せです。

ただ問題は、上手く行き過ぎて、自分が苦手な人からすごく好かれてしまい、あわあわして疲弊する可能性もあるので、負担になるようであれば距離感調整などをする必要もあります。

3. 【超重要!】相手の視点に自分を置き換える「置換法」

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そして老若男女、世界共通でコミュニケーションを取るすべての土台、それは「相手の視点に自分を置き換えること」です。

超絶当たり前のようですが、もうこれだけ出来れば80%以上OKなくらい、超々超重要なコミュニケーションの土台です。意外とコレ見過ごされていることが多いです。ここのセクションだけ少し長いです。
 
コミュニケーションを取る、話をするという行為は相手がいることで初めて成り立つことです。

そのため、話す内容はもちろん自分が伝えたいものだとしても、常に対峙して聞いてくれる「相手がどう感じているか、どう見ているか」を念頭に自分から相手に視点を置き換えて話すことがとっても重要です。

この意識を持つだけでも、自分勝手・自分中心になることが少なくなり、格段に相手とのコミュニケーションが円滑に進むようになります。

相手の視点に置き換えた時に具体的にどういう箇所に着目するか、個人的に大きな着目点としてはこの辺を意識すると相手の考え方が見やすくなると思います。
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■相手の今置かれてる状況
┗忙しいのか、楽しいのか、辛いのか、リラックスしているのか、緊張しているのか、など。
■相手が何を今欲しているか
┗サポートが必要なのか、叱ってほしいのか、放っておいてほしいのか、ただ聞いてほしいのか、共感してほしいのか、一緒に盛り上がってほしいのか、など。
■相手がどういうタイプの人か
┗論理的か感覚的か、礼儀に厳しい人か逆にフランクな方が好きか、面倒くさい話が嫌いなタイプか、口数は少ないが面白いことは好きなタイプか、マウンティングを取りたがるタイプか、など。

例えば「面白い話が好きな人には、その人の関心のある雑談をしてから本題に入る」、逆に効率を求める人には「まず結論から話して順を追って話を進める、雑談はなし」など、相手の視点に立つことによってアプローチ方法の選択肢が異なります。

また、良く言われますが興味のある話題になった時の相手の「声のトーン」「目の見開き方や輝き」「ボディランゲージ」「話すテンポと間」、この辺も注視するのが重要だと感じます。

例えば、
・気持ちが乗ってくると声のトーンが少し晴れやかになったり、高くなる
・目が見開いたり、体が前に動く
・話すテンポや間が変わる
などは、話に興味を惹かれている人に見られる変化であり、このような微妙な変化が何かしら人の感情を表しています。

大小ありますが、これはどの人にも現れる反応シグナルなので、会話などでその変化を意識することは大事だと思います。
 
そして、説明や交渉などの場で役立つのは「複雑な話をする時は、年齢や役職など関係なく小学校1、2年生でも理解できるような例文や言葉を使用する&その人が映像をイメージしやすいワードをチョイスする」と会話がスムーズになることが多いです。

なぜなら、理解できないものに人は警戒やストレスを感じやすく、自分が理解できる感覚や価値観、考えに近いこと、イメージが見えることに人は納得、安心、信頼を置く傾向が高いからです。

ゲームが好きな人ならゲーム、料理が好きな人には食べ物、数字が好きな人には数字など、その人に合わせた例文や言葉で伝えると理解を得やすくなります。
 
少し長くなりましたが、上記のように相手が信頼できるスペースに自分のポジションを持っていくことが重要で、この「置換法」の話し方はコミュニケーションの全ての土台になると感じます。

もちろん100%とまでは言い切れないですが、この考え方とアプローチ方法は世界どの国の人にも、そしてどの世代やどの職種の人にも80~90%以上通用するコミュニケーション方法だと思っています!

おわりに

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Hameeのコーポレートサイトを見ると、会社情報に掲載されているValueの一つに「自分事として動いているか?」という言葉があります。この言葉はまさに今回記事に書かせてもらった重要項目の「相手の視点に立って物事を見ているか」に通じる一文だと感じます。

社内で働くメンバーはもちろん、Hameeの製品・サービスを使ってくださっているお客様に対しての考えにも直結する言葉だと思います。

もちろん自分の主義や主張を貫くことが大事な時もありますが、ビジネスにしろプライベートにしろ、多くのコトは人との関わり合いがあって初めて成り立ちます。

その一番の根本であるコミュニケーションを大事にしているHameeでは、多くのメンバーが日々内外でさまざまなコミュニケーションを率先して取っていますし、それが出来ているからこそコロナ禍においてもサービスを提供し続けられるのだなと感じています。

100点満点完璧じゃないとしても、無理そうなことであっても、なんとかしてお互いにコミュニケーションを取って事を前に進めることが出来るパワーを持った人たちが不思議と集まってくる、これがHameeです。

IQ2ぐらいしかない表現になりますが、ホント、ホント凄いです、もうミラクル(語彙力)。

Hameeではすでにコミュニケーション力が高い人が多いので、このnote自体あまり意味をなさないかもですが、少しでも役に立ってHamee社内外でのコミュニケーションがさらに活発になり、もっと多くの人に良い風を通すことが出来たら嬉しいな、そんなことを思いながら締めたいと思います。

ちなみに今回は記載しませんでしたが、ほかに自分は人と話す時はこんなことを意識しています。

自分がボケかツッコミか、どちらのタイプなのかを知る、大事な人に対するバロメーター調整、擬音語、話題の天丼(かぶせ)、笑いの基本「緊張と緩和」など。

お笑い好きな方ならこれらのワードを聞いたことがあると思います。この辺はまた機会があった時に共有出来ればと思いますが、今回は以上です!

長らく読んで頂き、どうもありがとうございました!

◆この記事を書いた人

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PROFILE:金子 瞬(かねこ・しゅん)
Japanチーム所属の声がうるさい人。80年代カルチャー、CG、カラフルポップな画、音楽、ねこ、アメリカンコメディ好き。